3人以上の引っ越し見積もりの相場

3人以上の引っ越し見積もりの相場

引っ越しは単身者であろうとファミリーであろうと、大仕事ですよね。ご家族の人数が増えれば当然荷物の量も増えますから、より計画的な引っ越し作業が求められます。

自力でやりたくても荷物の量や大きさ、移動距離によっては引っ越し業者さんを頼らざるを得ないことも多いと思いますが、その代金はさまざまな要素が関係してるので、変動が激しいものです。何かと物入りの引っ越し。少しでも賢く乗り切れるよう、3人以上のご家族の引っ越しについて、ご説明したいと思います。

距離・人数別の見積もり相場

引っ越しにはいわゆる「定価」がありません。時期や移動距離によって変動するほか、荷物の量によっても価格が変わります。

ここでは距離によってどのくらいの差が出るのかを見ていきたいと思います。ファミリーの引っ越しと言うと、住み替えもあって近距離の場合も少なくないでしょう。20km以内の近距離引っ越しであれば、通常のシーズンで65,000円くらい、繁忙期では80,000円くらいになるでしょう。

引っ越しの移動距離は20km以上であった場合、次に50km以内におさまるかがだいたいの目安となってきます。通常シーズンで73,000円程度、繁忙期で95,000円程度になります。

100㎞までの中距離移動では通常シーズンで78,000円程度、繁忙期で100,000円を超えてくるくらいの価格が提示されると思います。

長距離は200km、300km、500kmを目安に価格が変わってくることが多いでしょう。ファミリーの引っ越しが100,000円以内で移動できるのは、通常シーズンだと200km以内くらいの移動距離となります。500kmを超える移動はかなりの長距離なので、通常シーズンでも220,000円くらいとなり、繁忙期であれば350,000円くらいになることもあります。

3人以上の引っ越し見積もりの相場

時期でも相場は変わる

引っ越しには「繁忙期」と呼ばれる期間があります。やはり生活環境の変化に合わせて引っ越しをする人が多いので、年度のかわる3~4月は就職・進学・転職・異動などと何かと新しいスタートを切る人が重なり、引っ越し件数が多くなります。そのため、この時期の引っ越し料金はどうしても高くなってしまいます。

価格が高くなることはもちろん、希望の日時に引っ越しができるかも不確か。なかなか希望通りにいかず、数日ホテル暮らしを余儀なくされたり、遅い時間からの移動で引っ越しの荷ほどきが深夜に及んだりすることもあります。

繁忙期以外を「通常期」とすると、繁忙期と通常期ではファミリー引っ越しで35,000~40,000円くらいの差額が生じます。通常期には70,000円以下でできた引っ越しも、繁忙期に重なれば100,000円を超すことにもなりかねません。この差は大きいですよね。

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安くする方法はある?

こうして見積もりを見ていくと、やはり「値段はあってないようなもの」だということがわかってきますよね。引っ越し料金はさまざまな要因で上下しますし、サービスを利用することで節約できることもあります。

日時の設定

繁忙期かどうかだけでなく、土日祝日や大安のように縁起が良いとされる日は引っ越しの依頼が重なりやすいでしょう。そのため平日に割引を設定している引っ越し業者もありますので、日にち設定をするときに休日の融通がきくようであれば、ぜひ平日に設定したいですよね。平日のうちに業者さんに荷物を移動するだけ移動しておいてもらって、土日や祝日にゆっくり荷ほどきをするというのも、賢い選択ではないでしょうか。

また、大安と反する仏滅は新生活のスタートで敬遠する人も多いので、場合によっては価格が抑えれる可能性があります。日程設定の参考になさってください。

同じ日の中でも、時間帯の設定も重要になってきます。やはり多くの方が、午前中に早めに移動して、午後はゆっくり荷ほどきをしたいと考えます。そのため午後に設定した方が安くなることもあります。

引っ越し当日はしっかり予定を立てて進めたいところではありますが、時間帯指定をするかしないかでも引っ越し料金に跳ね返ってくることもあります。時間帯指定をしないのはやや不安かもしれませんが、家具や家電の搬入を先に済ませるなど荷ほどき環境を整えるのにも案外時間がかかりますので、時間が余ってしまうことはあまりないでしょう。思い切って時間帯指定を諦めて少しでも安く上げるという方法もあります。

オプションをしっかり確認

引っ越し業者各社、オプションメニューにも工夫が凝らしてあって、サービスとして魅力あり。しかし、当然のことですが、オプションをつければつけるほど、価格は跳ね上がります。自分で作業をするべきか、値段が上がってもサービスを利用した方が効率良くできるのか、よく考えて決めましょう。

主なオプションでは、荷物の梱包や開梱の作業をしてもらうことや、エアコンの着脱のような作業が挙げられます。荷物の梱包はやってもらうのは楽ですが、荷物の中には自分ではすっかり忘れていたけれど、人に見られると恥ずかしいと感じるものもありますよね。また、梱包を自分ですることで荷物の量も把握でき、引っ越しを機に断捨離ができる場合もあります。時間に余裕があれば自分で行って、節約に努めましょう。

事前に確認しておきたいこと

引っ越しや大きな荷物の搬入で問題となるのが、エレベーターの有無。3階以上からの引っ越し、あるいは3階以上への引っ越しとなるとエレベーターがない場合作業性が著しく低下するため、追加料金が発生する場合があります。

これは自分ではコントロールできない部分でもあるので、追加料金がかからないとか安いといった視点で引っ越し業者を探すか、この部分に追加料金がかかることを見越して、ほかの部分でいかに節約できるかなどを吟味しましょう。

引っ越し業者さんは数多くあります。オプションも各社さまざまですし、見積もりを取ってみないとわからないこともたくさんあります。だいだいの相場がわかっても、ご家族によって気になるポイントや特殊事情などもありますから、直接見積もりを取って比較するのが一番です。

オススメなのが、「引越し侍」です。現住所、引っ越し先、単身なのかファミリーの引っ越しなのかと言った簡単な情報の入力をするだけで、引っ越し業者ごとの見積もりが算出され、比較することが可能です。

個人で複数の会社に見積もり依頼をする手間が省け、一度に見積もりの比較できるので便利です。他社の見積もりもわかれば、引っ越し業者さんとの価格交渉もしやすくなりますよね。

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引っ越し荷物を減らすコツ

引っ越しの見積もりでは、荷物量によって価格も大きく変わってきます。できるだけ引っ越し料金を抑えたいと思ったら、引っ越しを機に減らせる荷物は減らしてしまいましょう。

キッチン周り

引っ越し荷物で減らしやすい場所が、キッチン。ワレモノも多いので梱包作業も大変な場所ですから、あまり使っていない食器や、何となく汚れが落ち切らないようなものは思い切って処分しても良いのではないでしょうか。

キッチン周りは未開封の食品も思いのほか出てくるものです。いつ開封したかわからないものは、たとえ賞味期限内でも捨てましょう。また開封していない乾物のように日持ちの良い食材でも賞味期限を過ぎていれば思い切って捨てましょう。

衣類

衣類はかさばりますよね。思い入れがあるとか、奮発して買ったものだとなかなか処分は難しいのですが、あまり長時間着ていないようなものは、引っ越し先に行っても箱から出さないこともあるかもしれません。引っ越しを機に処分する候補に挙げておきます。

愛着があって捨てるのに抵抗がある場合は、ダメもとでリサイクルショップに持っていくのもよいでしょう。わずかでもお金に替えられると何かと物入りな引っ越し時期にはうれしいものです。また、ただ捨てるよりも罪悪感なく思い切って処分できます。

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まとめ

ファミリーの引っ越しは、引っ越し当日ギリギリまで生活があり、また移動してもすぐに生活が始まるので、忙しく大変ですよね。それでも単身者に比べはるかに荷物量の多いファミリーの引っ越しでは、かかるお金も大きいので、わずかな節約も大きな効果を及ぼします。少しでも計画的に進めて、上手に節約しましょう。浮いたお金で引っ越し初日は外食をすれば、ぐっと引っ越し作業がはかどるかもしれませんよ!

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