ペーパードリップを使ったアイスコーヒーの入れ方5ステップ

ペーパードリップを使ったアイスコーヒーの入れ方5ステップ

コーヒー好きの方の中には、自宅でもドリップコーヒーを楽しんでいるという方も多いでしょう。でも、ホットコーヒーは淹れられてもアイスコーヒーは上手くできずに、お店で飲むものになっていませんか?

でも、本当はアイスコーヒーだって、ポイントを押さえればドリップで美味しく淹れることができるんです。

今年の夏は、お家でカフェのような香り高いアイスコーヒーを楽しめるようになってみませんか?

アイスコーヒーを入れる時のポイントは?

美味しいアイスコーヒーを淹れるときのポイントは、

豆は深煎りを選ぶべし
・コーヒーは濃いめに淹れるべし
・淹れたてを急速冷却すべし

の3つです。
この3つを守るだけで、いつものアイスコーヒーがグッと美味しくなるんですよ。

では、それぞれのポイントを詳しく解説しましょう。

ポイントその1:豆は深煎りを選ぶべし

コーヒー豆には、焙煎の度合いによって「浅煎り」や「中煎り」、「深煎り」などに分類され、それぞれ酸味や苦味に違いがあります。

浅煎りになるほど酸味が強く、深煎りになるほど苦味が強くなるのですが、酸味は温度が低くなると若干強く感じられるため、「浅煎り」や「中煎り」の豆でアイスコーヒーを淹れると、酸味が苦味に勝ってしまい風味が悪くなってしまうんです。

深煎りの豆であれば、冷やしても苦味がしっかりと出てくれるのでアイスコーヒーにはもってこいというわけですね。

夏場であれば、「アイスコーヒー用」として販売されているものもありますし、店員さんが最適な豆を選んでくれますので、もし「深煎りというだけでは選びきれない」という方は、専門店を訪ねてみましょう。

なお、ペーパードリップ式で淹れる場合のコーヒー豆の挽き加減は、ホットコーヒーのときと同じ「中細挽き」がおすすめ。飲む直前に新鮮な豆を挽くのが理想です。

ポイントその2:コーヒーは濃いめに淹れるべし

アイスコーヒーは、熱い淹れたてのコーヒーを氷で急速冷却して完成させます。飲むときにも氷を入れるという方も少なくありませんよね。そのため、普段通りの淹れ方ではかなり味が薄くなってしまうんです。

ホットコーヒーよりもやや多めのコーヒー豆とやや少なめのお湯で、濃いめに淹れましょう

ポイントその3:淹れたてを急速冷却すべし

時間が経って冷めたコーヒーって、香りが飛んで美味しくありませんよね。

せっかくのアイスコーヒーを「冷めたコーヒー」にしないためには、淹れたてを一気に冷却しなければいけません。前もって濃いめに淹れておいたコーヒーを氷で一気に冷やし、香りが逃げる前にアイスコーヒーを完成させましょう。

ペーパードリップを使ったアイスコーヒーの入れ方5ステップ

アイスコーヒーを入れる前に用意するもの

自宅でドリップコーヒーを淹れているという方なら、コーヒーポット(コーヒーを淹れるための注ぎ口の細いポット)やサーバー、ドリッパー、ペーパーフィルターといったものはお持ちですよね。

アイスコーヒーの場合、出来上がったコーヒーの入ったサーバーに直接大量の氷を投入するか、たっぷりの氷が入った大きめのグラスにコーヒーを注いで完成させますので、たくさんの氷と、必要な場合は大きめのグラスも用意しておいてください。

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アイスコーヒーの入れ方

では、美味しいアイスコーヒーを淹れる5ステップをご紹介しましょう。

できあがるのがアイスかホットかという違いはあれど、ドリップでのコーヒーの入れ方は基本的に同じです。使用する豆の焙煎具合や、豆とお湯の量が違う点にだけ注意してください。

1.サーバー、ドリッパー、ペーパーフィルターをセットしてコーヒー粉を入れ、コーヒーポットに湯を用意する

2.87~88℃の湯をコーヒー粉の中央に円を描くように少量細く注いで20~30秒蒸らす(コーヒー粉が膨んでくる)

3.ペーパーフィルターを濡らさないように注意しながら、中心から外へ渦巻きを描くように湯を細く注いで粉が膨らんできたら注ぐのを止め、注いだお湯がサーバーに落ちきる前にまた注ぐという繰り返しを必要な量のコーヒーが抽出できるまで繰り返す

4.必要な量のコーヒーが抽出できたら、アクが入らないよう速やかにドリッパーを外す

5.サーバーに氷を大量投入するか、氷がたっぷり入ったグラスにコーヒーを注いで、マドラーやスプーンで急速冷却する

注意すべき点は撹拌です。

撹拌は氷を溶かすために行うのではなく、コーヒーを冷やすために行います。氷が全て溶けるとコーヒーが薄くなり過ぎる恐れがありますので、マドラーなどはグルグルかき混ぜたりはせず刺すように上下に動かし、コーヒーが十分に冷えたらすぐに飲むためのグラスにコーヒーを移しましょう。

ペーパードリップを使ったアイスコーヒーの入れ方5ステップ

アレンジ自在!冷蔵庫保管で一日アイスコーヒーを楽しもう

出来上がったアイスコーヒーは、1~2日であれば冷蔵庫で美味しく保管することができます。

朝作って一日飲みたいときに飲めるようにしておくのも良いですし、来客がある日に多めに作って冷蔵庫に入れておけば、すぐにお出しすることもできますよ。

シロップや牛乳を入れて甘さを足したり、カフェオレにしても良いですし、細かい製氷皿に入れて冷凍しておけば、グラスに入れて牛乳を注ぐだけでアイスオーレの出来上がり。手軽におうちカフェが楽しめます。アイスオーレなら氷が溶けても味が薄くならないのでおすすめですよ。

コーヒー好きなら、アイスコーヒーだって「インスタントコーヒーに氷を入れただけ」ではなく、ドリップしたものから作りたいですよね。「深煎り」「濃いめ」「急速冷却」の三原則さえ守れば、カフェのようなアイスコーヒーを自分で淹れることができます。

ぜひ実践してみて下さいね。

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