バスタイムは絶好のデトックスタイム。今注目されているのが塩風呂です。塩風呂は誰でも簡単にできる美容方法で、デトックス効果以外にも様々な効果が期待できます。あれこれ用意するものがなく、必要なのは塩オンリーなのでお金がかからないのも◎。そこで今回はさまざまな効果が期待できる、塩風呂の秘密をご紹介したいと思います。
目次
塩風呂の美容効果
塩風呂にはさまざまな美容効果が期待できるといわれています。
デトックス効果
老廃物がうまく排出されずにいると、むくみなどを引き起こしますが、塩風呂にはデトックス効果があります。塩の塩分が毛穴の中に入り込むと、汗と一緒になって毛穴に詰まった汚れや皮脂がきれいに流れ出ます。
血行が良くなるので、むくみ解消につながります。
美肌効果
塩はピーリングの役割もはたすので、たまった古い角質を取り除き、むき卵のような肌へと導いてくれます。また、保湿効果もあるのでお肌がしっとりし、ターンオーバーを正常化させます。
冷え性改善効果
塩風呂に入ることで血行が良くなり、体を芯から温め湯冷めしにくいので、冷え性改善に効果的です。
肩こり改善効果
肩こりや首こりは血行が悪くなることが原因で起こります。血行促進効果のある塩風呂は、肩こりや首こり、腰痛の改善にも効果を発揮します。
ただし、効果が期待できるのは慢性の腰痛の場合のみです。急性の腰痛は温めるより冷やすのが良いので、塩風呂は控えてアイシングで患部を冷やし炎症を抑えましょう。
体臭予防効果
ワキの匂いや加齢臭が気になっている方も多いですね。塩風呂はデトックス効果や殺菌・抗菌効果があり、気になるワキの匂いや加齢臭の匂いを抑えてくれます。
アトピー肌の人の塩風呂
塩のミネラル成分には殺菌・抗菌効果があります。さらに保湿効果もあるため、皮膚を保湿しながら清潔に保つことができ、かゆみを緩和する効果も。アトピーに悩んでいる方に塩風呂はおすすめの改善方法です。
でも、中には赤みが増したり湿疹ができたり、アトピーの症状が悪化したと感じる方もいます。お肌が赤くなったり湿疹ができるのは浸透圧が原因。塩に引っ張られて汗や体液が外へ出ようとするので赤みやぶつぶつが出るのです。
こういった症状は汗腺が機能するようになるとだんだんと治まってくることがほとんどです。
改善しそうにない場合はいったん中止し、医師へ相談してください。
塩風呂の準備と入り方
塩風呂で準備するものは塩のみ。ただ、塩はどんな塩でも良いわけではなく、天然かつ未精製のものを用意しましょう。スーパーで販売されている「あら塩」「岩塩」で大丈夫です。
食塩などの精製された塩には、ほとんどミネラル成分が入っていませんから、効果がないばかりかお肌を傷つける原因にもなります。
塩の準備が整ったら、お風呂に塩を入れます。塩は体質によって合わない場合もありますから、初めての塩風呂で使う塩の量は少なめからスタートするのが良いでしょう。30〜50g程度を入れてしっかり混ぜてください。
体質に合うようなら、塩の量を少しずつ増やしていってください。今日は疲れたな、というときも塩の量を増やしましょう。
塩を入れて混ぜたら10分ほど浸かります。いったん上がってシャワーで洗い流し、再び10分ほど浸かり、シャワーで洗い流して終了です。
最初に10分ほど浸かっていったん湯船から上がったとき、シャンプーしたり体を洗ったりすると良いですね。お好みで好きな香りのエッセンシャルオイルを数滴入れるのもおすすめです。
塩風呂は毎日ではなく週2〜3日程度にするのがベストです。
塩風呂に入る時の注意点
塩さえ用意すれば簡単に始めることができる塩風呂ですが、注意点もいくつかあります。
傷があるときは控える
体に傷ができているときは、塩が傷にしみるので控えたほうが良いでしょう。
塩風呂後はすぐにお湯を抜く
入浴後のお湯をその日のうちに抜く習慣がない人も少なくないと思いますが、塩風呂に入ったときにはすぐにお湯を捨てましょう。翌日までお湯をバスタブに残しておくと、金属部分が錆びてしまう可能性があります。
追い焚き機能はストップさせる
最近のお風呂はいったんお風呂の湯張りスイッチを入れると、数時間の間自動的に追い焚きしてお湯の温度を一定に保ってくれるものが多いですが、塩が入ったお湯で追い焚きすると、配管を傷つけてしまう可能性があります。
体についた塩分はしっかり洗い流す
体についた塩分の洗い流しが不十分だと、肌荒れなどの原因になります。しっかりシャワーで洗い流すことが大切です。
水分補給はしっかりと
発汗作用がある塩風呂は、脱水を起こしやすいのです。ですから、塩風呂に入る前と出た後はしっかりと水分補給を忘れず行いましょう。
塩にプラスして効果をアップ!
塩風呂に混ぜて良いのはエッセンシャルオイルだけではありません。
おすすめしたいのが日本酒。日本酒をプラスすることで、美白効果をプラスできるのです。アルコールは末梢血管の血行を促進させ、シミ、そばかすを改善予防する効果が期待できます。
塩風呂に入れる日本酒の量はコップ1〜2杯(200〜400ml)ほどです。日本酒は必ず清酒を使ってください。清酒かどうかはパッケージ裏の成分表をチェックすれば簡単にわかります。
さまざまな美容効果が期待できる塩風呂。さっそく取り入れてみてくださいね。