治ることは稀!「紫外線アレルギー」の症状と予防のポイント4つ

治ることは稀!「紫外線アレルギー」の症状と予防のポイント4つ

紫外線には、肌に有害な波長が含まれているので、強い紫外線を浴びることは危険だと言われています。日焼けしてヒリヒリするようなこと以外にも、シミの原因にもなりますし、肌老化にも直接つながります。

ただ、紫外線のリスクの中には、美容的な問題以外にも、アレルギー反応を起こしてしまうことがあるんです。アレルギーの原因になるものは、目に見えるもの以外にもあるのですから、防ぐのが難しいものもあります。

紫外線アレルギーは、原因がわかりにくいアレルギー症状なので、自分では気が付いていないケースもあるのですよ。紫外線アレルギーに関係する様々な症状を解説します。

紫外線アレルギーとは?

紫外線アレルギーと呼ばれる症状は、紫外線を浴びたことが原因で起こるアレルギー症状のことをまとめてこう呼んでいます。光線過敏症という表現をすることもあります。

アレルギーといっても、皮膚に症状を起こすケースもあれば、アナフィラキシーショックのように、強いアレルギー反応を起こすケースもあるので、アレルギーと言っても、その症状は個人差があります。

紫外線アレルギーの軽い症状では、日焼けをした後に赤くなった皮膚がかゆくなり、ボロボロの湿疹になってしまうことがありますが、それも紫外線アレルギーの一種です。

治ることは稀!「紫外線アレルギー」の症状と予防のポイント4つ

紫外線アレルギーの種類

紫外線アレルギーには、原因や症状によって区別することで、的確な予防や治療が行えるので、まずは種類を知っておきましょう。

日光蕁麻疹

日光にあたると、その部分がかゆくなり、赤くなってきます。はじめは小さなブツブツの肌の隆起が徐々に大きくなり、みみず腫れのようになってしまうこともあります。

とても強いかゆみがあることと、日光にあたった直後に症状が出るのが特徴です。10分から15分ほどで症状が出始めるのが一般的です。

そして、症状が出た部位を隠すと、すぐに引いていきます。即時型のアレルギーで、今までは大丈夫だったのに、ある日突然起こることもあります。

多形日光疹

紫外線アレルギーの中でも、若い世代の女性に多く起こるもので、強い紫外線を浴びると出やすいアレルギーです。日光蕁麻疹とは違って、症状が出るまでに少し時間がかかります。1時間以上たってから症状が出始めることが多く、数時間経ってから出てくることもあります。

一度症状が出ると、数日間かゆみが続くこともあるので、蕁麻疹のようにすぐに消えないことで区別しやすいでしょう。

薬剤性光線過敏症

紫外線アレルギーの中には、服用中の薬品や、貼り薬、塗り薬などに含有されている成分が紫外線に反応し、アレルギー症状を起こすものもあるのです。

貼り薬や塗り薬を塗布した部分を、日光に当てないように隠すことで予防はできますが、内服薬の場合はそうはいきません。アレルギー体質ではなくても、起こることがあるので、今までよりも日焼けしやすくなったとか、皮膚に痒みを起こしやすくなるなど、変化を感じたら注意しなくてはいけません。

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紫外線アレルギーの原因と症状

紫外線アレルギーの原因は、ハッキリと解明されていない部分もあるのですが、わかっていることは、皮膚に紫外線が当たることで、皮膚の血管付近にあるマスト細胞と呼ばれる肥満細胞が刺激され、ヒスタミンという物質を放出するのです。

ヒスタミンというのは、皮膚だけじゃなく様々な部分に炎症や痒みを起こす物質なので、アレルギー症状を抑えるためには、ヒスタミンの放出を抑えることが大切だと言われています。

ヒスタミンは、皮膚の毛細血管を拡張させるという変化も起こしますので、血管拡張によって皮膚を腫らしたりするのです。

治ることは稀!「紫外線アレルギー」の症状と予防のポイント4つ

紫外線アレルギーの検査

原因がよくわからない皮膚炎や蕁麻疹に悩まされることがあるのなら、光線過敏症の検査を医療機関で受けてみるといいでしょう。紫外線や可視光線など、可能性のある光線を、直接皮膚にあてて、どのような反応を起こすのか観察することで、対策方法がわかります。

紫外線アレルギーには、日光蕁麻疹や多形日光疹など、分けて対策することで予防できることがあるので、どちらかわからない場合は、検査してみると安心です。

治ることは稀!「紫外線アレルギー」の症状と予防のポイント4つ

紫外線アレルギーの予防のポイント

紫外線アレルギーの予防としては、紫外線を浴びないことが何より大切です。ただし、紫外線アレルギーの中には、紫外線の波長とはあまり関係なく起こることや、日焼け止めでケアしていても防げないことがあるので、一度でも紫外線アレルギーを起こしたことがある人は、症状が起った時に素早く処置することがポイントになります。

20代から40代くらいまでの人に多く起こる多形日光疹の場合は、日焼け止めをきちんと使うことで予防できますから、基本は日焼けをしないことです。

できるだけ屋外では、肌を覆う衣類を選ぶようにして、帽子や日傘も活用するといいですね。UVカット機能のついている衣類と日焼け止めクリームを併用すると、日焼け止めクリームの効果が消えた後でも肌を守ることができます。

アレルギー体質は、免疫機能のバランスを崩すことが原因の一つになると考えられているので、身体が疲れて免疫力が低下しているような時は、紫外線のリスクに影響されやすいので、注意して生活するようにしましょう。

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