自分自身の寝相、気になっていませんか?子供は寝相が悪く、大人は寝ている間はほとんど動かないものですね。もし大人なのに寝相が悪いという場合は睡眠の質に問題があるのかもしれません。たっぷり眠っているにもかかわらず睡眠の質が悪いと疲れが取れず、朝起きられなかったり、起きた瞬間から体が何だかしんどいと感じてしまいます。そこで今回は、大人なのに寝相が悪い原因と、寝相を改善する方法をご紹介しましょう。
目次
子供は寝相が悪いもの!
子供は寝相が悪く、半回転したり、「どうやったらそうなるの?」と思うこともしばしばではないでしょうか。特に子供と一緒に寝ていると、蹴られたりパンチされたり、夜中に痛みで目が覚めることもしばしばですね。
一緒に眠っている大人は夜中に起こされて大変ではありますが、成長過程にある子供は寝相が悪くて当たり前なのです。
睡眠中、レム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返しますが、子供は大人に比べ、レム睡眠が多くなるのです。寝返りをうつのはレム睡眠時なので、レム睡眠の割合が多い子供が寝返りをたくさんうつのは当たり前なのです。
姿勢を制御する脳がまだ発達途中で、睡眠中に分泌される成長ホルモンにより体温が上がるので、暑くて余計に寝返りをうちます。
また睡眠中に寝返りをうつことで、日中の体の歪みや筋肉などの疲れを取っているので、寝相が悪いのは悪いことではありません。
寝相が悪い=元気に成長している証拠といえるのです。
大人の寝相が悪い原因
子供の寝相が悪いことは当たり前ですが、大人になっても寝相が悪い場合にはいくつか原因があります。
自律神経が乱れている
日ごろのストレスや不規則な生活を送っていると自律神経が乱れ、寝つきが悪くなったり、夜中に目を覚まします。そうすると当然眠りが浅くなってしまい寝相が悪くなります。
また眠りが浅いため十分な睡眠が取れず、自律神経が乱れるという悪循環が生まれます。
脳が関係している
睡眠中は体だけではなく脳も休息します。
そのため睡眠中の体の動きを脳はコントロールできないのですが、脳に初期の脳障害があっても、寝相の悪さに繋がります。
眠るときの環境が良くない
眠るときの環境はとても大切です。
例えば寝具が合っていなかったり、パジャマの着心地が悪かったりということや、寝室の室温などが関係します。不快感を感じるとどうしても睡眠が浅くなってしまうので、寝相が悪くなるのです。
病気が関係している
最近多い、睡眠時無呼吸症候群は寝相の悪さに関係します。
睡眠時無呼吸症候群とは文字通り睡眠時に呼吸が止まってしまうという病気で、呼吸が止まるため脳に酸素が行かず、寝苦しくなるため寝相が悪くなるのです。
このように大人の寝相の悪さの原因は子供のそれとは全く異なります。たかが寝相と軽く考えない方が良いでしょう。
バンザイしている場合は?
朝起きるといつも「バンザイ」をしているという方もいるのではないでしょうか。
その場合は、頭や首が疲れていたり、肩が凝っている場合が多いようです。
凝りを解消するためには、寝る前のストレッチやお風呂にゆっくり浸かって血行を良くするのが効果的です。
また両手でなく片方の腕だけ上げている場合は、肝臓に疲れがたまっているサインです。アルコールの摂取や暴飲暴食を控えるよう意識してみましょう。
寝相を改善する方法
寝相を改善するにはその原因を知っておくことが最も効果的なのです。
環境を良くする
寝室の環境を快適にする工夫をしましょう。
エアコンなどを使って快適だと感じる温度や湿度に調整しましょう。
寝具も重要で、自分に合ったものを使いましょう。特に枕の高さは重要で、自分の首に合ったものにしてください。最近では、お店で自分に合った枕をオーダーメイドで作るのが人気のようですが、値段が高いのが難点といえるでしょう。
自分にぴったりの枕はバスタオルを利用すれば簡単に調節することができます。ベストな枕の高さは、首の角度が5度といわれています。自分に合う枕で頭を安定させましょう。
また着用するパジャマもきつかったりすると眠りが浅くなるので、ジャストサイズを選びましょう。
ハーブティーなどでリラックスする
ストレスなどで自律神経が乱れている場合におすすめなのが、寝る前に飲むハーブティーです。
ハーブティーを寝る前に飲むとリラックス効果を得ることができます。このときに飲むハーブティーはノンカフェインのものを選びましょう。
また寝るときにあれこれ考えると眠れなくなりますから、目を閉じたら楽しいことだけを考えるようにするのもおすすめです。
治療を受ける
睡眠時無呼吸症候群で寝相が悪い場合には、自分で判断することはできません。
睡眠時無呼吸症候群は自分では気づかないため、一緒に寝ている家族がいれば家族に気づいてもらうか、日中に強い眠気を感じるかどうかで判断するしかありません。
家族から指摘されたり、日中に強い眠気を感じるようであれば、睡眠時無呼吸症候群の可能性がありますから、病院で治療を受けましょう。
睡眠時無呼吸症候群は肥満、太り気味の方に多くみられる病気なので、ダイエットも効果的です。