「牛乳風呂」をミルク風呂と呼んでいる方もいますよね。ちょっとリッチでセレブな感じがありますが、自分の家のお風呂でそんなことができるのか、と思っている方も多いようです。美容にもいいことはわかっているので、やってみたいですよね。
まずはこの「牛乳風呂」について詳しくご紹介いたします。また、このお風呂に入ることでどのような美容効果を得られるのか、自宅のお風呂での作り方と浸かり方なども併せてご紹介いたします。
目次
牛乳風呂って何?
そもそも牛乳には、たんぱく質やカルシウム、ビタミンやカリウムなどの成分が豊富に含まれています。健康維持の為に飲むのがいいとされている飲料の一つです。あの絶世の美女であるクレオパトラも愛用していたというのですから、美容にも効果が期待できるのが納得できます。
牛乳風呂といっても、湯船いっぱいの牛乳が必要なわけではありません。たった1リットルの牛乳があれば、自宅のお風呂で簡単に作ることができます。
牛乳には体に良い成分が豊富に含まれているので、それらを体の外側から摂るというのが目的になります。さらに、カゼインという成分にはピーリング効果があるので、古い角質を取り除くこともできます。
牛乳風呂に実際に入っていただくとわかりますが、お風呂上りのお肌はすべすべなツヤ肌になっています。
牛乳を1リットルも使うというのを贅沢に感じる方も多いはずです。毎日でなくても、時々ちょっと自分へのご褒美と考えるといいのではないでしょうか。エステに行かなくても自宅で簡単に行える美容法の一つとして、とてもおすすめです。
どんな美容効果があるの?
リラックス効果
牛乳に含まれている成分の一つである「カルシウム」。これにはイラつきを抑える働きがあります。牛乳風呂に入って、お肌表面からもこの成分を吸収するとストレスを解消する効果も得られるでしょう。
さらに、ミルクの香りが癒しとなり、リラックス効果も期待できるので、一石二鳥だといえます。
むくみ改善
むくみ改善に効果があるカリウムは、牛乳にも豊富に含まれています。皆さんもご存知の通り、カリウムは体内の余分な塩分を外に出してくれます。これによってむくみが改善されるのです。
体の外からもカリウムを吸収させて、できるなら湯船の中で軽くむくみが気になるところをマッサージすれば、効果アップが期待できます。
美肌効果
先にも少し書かせていただきましたが、カゼインという成分も豊富に含まれています。この成分にはピーリング効果があります。このお風呂に入るだけで、毛穴に詰まってしまった汚れを取ったり、お肌のくすみや黒ずみなどを解消させる効果が期待できます。
このお風呂は、ツヤのある滑らかで明るい美肌へと導いてくれます。
臭い予防
牛乳にはもともと臭いを防ぐという働きもあります。加齢臭や体臭などが発生する前に、牛乳風呂に定期的に入っておくことが、臭い予防にもなります。
冷え改善
牛乳に含まれている乳脂肪分がお肌の熱の放出を抑える膜を肌表面に作ります。牛乳風呂に30分程度浸かっているだけで体を温めるだけでなく、冷えにくくしてくれます。繰り返すことで、冷えを改善してくれる効果が期待できるのです。
作り方と浸かり方
作り方
用意するものは1リットルの牛乳です。
1.湯船にいつも通りお湯をはります。
2.「1」に牛乳をそそぎ混ぜるだけです。
とても簡単ですよね。牛乳には、低脂肪乳や成分無調整牛乳など、いくつか種類があります。牛乳風呂に使う牛乳はどれを使っても問題ありません。ただし、乳脂肪分が低いと保湿力も低くなります。
湯船にはるお湯の温度は38~40度程度にしておきましょう。熱いお湯で牛乳風呂を作ると、ニオイがかなりきつくなります。また、長い時間入れなくなります。できるだけ暖かいと感じる程度の温度にしておいてください。
浸かり方
特別なことは必要ありません。30分程度浸かっているだけでOKです。湯船の中で顔を流したり、角質が気になるところは軽く円を描くようにマッサージするのもいいでしょう。
暖かいと感じる程度のお湯に少し長めにつかるだけで、体が温まり冷えにくくなります。
注意しなければいけないこととは?
入浴後はすぐに湯船のお湯を流す
牛乳を使っているので、できるだけ早くお湯を流して掃除しないと悪臭発生の原因になります。また、雑菌も繁殖しやすいので衛生面でもよくありません。可能であればすぐに掃除することをおすすめします。
アレルギーのある方はNG
これは当たり前ですが、牛乳アレルギーがある方は、このお風呂に入ることはできません。肌表面から牛乳の成分を吸収しますので、アレルギー反応が出る可能性があります。自宅でできる美容法なので試してみたい気持ちはわかりますが、アレルギーのある方は入らないようにしてください。
パッチテストもおすすめ
アレルギーのない方でも、お肌表面から成分を吸収することになるので、稀に肌に合わないという方もいらっしゃいます。湯船に牛乳を入れる前に、お肌に牛乳をつけてみる簡単なパッチテストを行うことをおすすめします。
牛乳は新しいものを使う
お風呂に入れる牛乳はできるだけ新しいものを使ってください。賞味期限間近であったり、切れているものはニオイが強くなる可能性があります。また、お肌に何らかの影響が出ることも考えられますので、新しい牛乳を使用するようにしましょう。
入浴後はシャワーで流す
湯船に浸かった後そのまま出てもいいのですが、ニオイが気になるかもしれません。そういう方はさっとシャワーで流してから出るようにしましょう。
牛乳を飲むのが苦手な方であっても、牛乳風呂に浸かることで、成分を肌表面から吸収することができます。是非お試しになってみてください。