ニキビ跡の4つの種類と、改善へ向けた正しいセルフケア

ニキビ跡の4つの種類と、改善へ向けた正しいセルフケア
女性のメジャーな肌トラブルの1つであるニキビ跡。治したいけど治し方が分からないとお悩みではないでしょうか?そこで今回、ニキビ跡を改善するために、ニキビ跡の種類と原因から正しいケア方法をご紹介致します。


ニキビ跡の種類

ニキビ跡は大きく分けて4種類あります。それぞれの種類毎で最適なケア方法が変わってきますので、まずはご自身のニキビ跡はどの種類であるか把握してみて下さい。

(1)赤み

ニキビの炎症によって皮膚がダメージを受けると、ダメージを受けた細胞を治すために毛細血管が作られます。この毛細血管の中を流れる血液によって皮膚に赤みが出ます。

(2)茶色のシミ(色素沈着)

ニキビが炎症することで肌を守るためにメラニンが活発に発生します。このメラニンは普通であれば肌から自動的に排出されますが、ニキビができていた部分は実はメラニンが残ってしまいます。メラニンが残ることが原因で茶色のシミができてしまいます。

(3)クレーター

ニキビの炎症が激しいと、皮膚にあるコラーゲンが破壊されて、新しい皮膚が作られにくくなります。新しい皮膚が正常に作られないことによって、肌の表面にでこぼこができてしまい肌がクレーターのようにへこんでしまいます。

(4)ケロイド、しこり

最も炎症が激しい状態では、肌の奥深くまで炎症が進み、ケロイドやしこりになってしまいます。ケロイドやしこりのニキビは一度の炎症では起きずに、何回か同じ場所で炎症が起きることでひどく肌が化膿して、最終的にケロイドやしこりになってしまいます。

ニキビ跡の4つの種類と、改善へ向けた正しいセルフケア

ニキビ跡ができる原因

ニキビ跡は、ニキビが炎症したことによって皮膚がダメージを受けて、ニキビが治った後でも跡だけ残ってしまうと言う原理です。軽いニキビですと、早い場合1日で自然治癒することもありますが、赤く炎症を起こしてしまったニキビは簡単には治らず、ニキビ跡になり易いです。

また、そもそもニキビは毛穴に存在するアクネ菌が増加することで発生します。このアクネ菌が悪化すると毛穴の中の細胞が破壊され皮膚が硬くなり陥没してしまいニキビ跡になってしまう場合もあります。

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セルフケア方法

ニキビ跡も赤みや茶色のシミのような初期の軽いものであるとセルフケアで十分に改善することが可能です。もちろんクレーターやケロイドのニキビ跡の改善にもなります。ただし、長く放置していたり、肌質によっては改善しにくいと言うこともありますので、早い段階から日々のケアで改善していくことが大切です。改善方法としては大きく2種類(生活習慣、スキンケア)ありますので、ご紹介致しますので、ご自身に合う方法を取り入れて下さい。

生活習慣編

(1)食生活を良くする

食生活はダイレクトに肌トラブルに影響します。例えば、添加物の多いもの、油分の多いもの、甘いものばかり食べているとニキビが増えたり肌が荒れたという経験はありませんか?

皮脂の成分であるトリグリセリドが増加するとニキビが増加や悪化し易い傾向にあります。ニキビ跡を改善するためには新陳代謝を促進してくれるビタミンや新しい細胞を作ってくれるタンパク質をとる必要があります。野菜、果物、大豆製品、卵、魚介類はビタミンやタンパク質を多く含んでいるので、ニキビ跡改善の食べ物としてお勧めです。

(2)規則正しい生活をする

肌トラブルは不規則な生活をしていると悪化する傾向にあります。特に睡眠はとても重要ですので、十分な睡眠時間を確保して下さい。人間は寝ている時に体の細胞の修復をします。1日に4時間以上寝ないと修復のための成長ホルモンが十分に分泌されず、ニキビ跡の改善は難しくなります。

(3)肌を守る

紫外線や乾燥は肌を痛めるためニキビ跡を悪化させる原因の1つです。よって紫外線から肌を守るために日焼け止め等を使用しましょう。ファンデーションも紫外線から肌を守ってくれますので、外出の時にはつけていくことをお勧めします。また乾燥を防ぐために基礎化粧品(化粧水、乳液、美容液等)で肌の保湿を意識することを習慣化しておいて下さい。

(4)休息をとる

体を休め、リラックスできる時間を作りましょう。人間の体は自律神経(交感神経、副交感神経)によってコントロールされていますが、リラックスした状態になると副交感神経が優位になり、肌の新陳代謝を活発にします。そのため、体がリラックス状態でいることがニキビ跡の改善に繋がります。

スキンケア編

(1)肌に負担がないように洗顔する

メイク落としをする時は、多めの量を使い、やさしく洗顔して下さい。メイクが肌に残っているとニキビ跡の悪化に繋がるからと言って肌をゴシゴシこすると摩擦によって肌が傷つき余計にニキビ跡が悪化します。気を付けましょう。

また洗顔をする時には、洗顔料を泡立ててからその泡でやさしく洗うようにすると肌への負担が少なります。

(2)保湿をする

生活習慣編でも少しご紹介しましたが、日々の保湿はとても大切です。また保湿のポイントとしては、洗顔後はなるべくはやく化粧水と乳液を付けて下さい。化粧水と乳液に加えて美容液もつけることで更に保湿効果が上がりお勧めです。乳液や美容液には肌に潤いを与える成分が多く含まれています。

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化粧でニキビ跡をかくす方法

ニキビ跡を化粧で隠すためには「化粧下地」「コンシーラー」「ファンデーション」の3つを使いましょう。

化粧下地はニキビ跡のでこぼこを滑らかに整える効果がありますので全てのニキビ跡を目立たなくさせることができます。また赤みや茶色のシミのあるニキビの人は肌色の化粧下地を使うことで肌の色味も整えることができます。

コンシーラーはニキビ跡の色を整え目立たなくする効果があります。コンシーラーは特に目立つニキビ跡の部分に付けるだけですので、手軽です。注意点としては、コンシーラーは油分が多いため、付けすぎないようにしましょう。またコンシーラーを選ぶ時は無添加やパラベンフリーのものにすることで、肌への刺激を最小限に抑えることができます。

化粧下地とコンシーラーを付けた後にファンデーションで仕上げることで、顔全体を自然な感じに整えることができます。ニキビ跡を隠すためには、油分が多いリキットタイプはではなく、さらっとしたパウダータイプのファンデーションを使って下さい。パウダーを付けるときはパフではなく柔らかい毛のブラシを使用することでより綺麗にニキビ跡を隠すことができます。

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病院でニキビ跡を治す方法

実は病院に行くことでニキビ跡を改善する方法もあります。自宅で手軽にできるケア方法ではありませんが、皮膚科や美容整形外科にて治療をすることでより質の高い改善が期待できます。皮膚科や整形外科ではレーザー治療、光治療、ケミカルピーリング、イオン導入等の方法があります。お金はかかりますが、自分自身に合った適切な治療を受けることで、綺麗にニキビ跡を治すことができます。セルフケアではどうにもならない方は将来的に検討してみるのも1つの方法です。

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