どの年代も肌の悩みで多いのが「ニキビ」です。ニキビは顔だけでなく、お腹や背中などいろんな場所にできます。顔周りにできるニキビとボディにできるニキビのケアに違いはあるのでしょうか。
今回はニキビのできる場所に合わせたケア方法についてご紹介します。
顔周りのニキビのケア
ニキビと言えば顔周りのニキビを想像する方も多いのではないでしょうか。顔周りでも、ニキビの原因やニキビケアの方法も異なります。ニキビのできる部位ごとにご説明します。
1、おでこ
おでこにできるニキビは皮脂が過剰に分泌されることから毛穴に溜まり詰まることで引き起こされます。これが思春期ニキビです。
他の原因では髪の毛からの刺激やシャンプーや洗顔の洗い残し、整髪剤などにより継続的に刺激があることで引き起こされるニキビがあります。
ニキビケアの方法
おでこのニキビケアの方法は、原因により異なります。刺激により引き起こされたニキビにはその刺激を取り除きます。髪の毛による刺激はピンなどを使用しニキビに髪の毛が触れることのないようにします。シャンプーや洗顔の洗い残しは洗い残しのないようにしっかり流し、整髪剤による刺激には整髪剤の使用を中止するなどのケアをします。
スキンケアの方法
おでこにできるスキンケアの方法は、しっかり洗い保湿を行うことが重要です。洗い残しをしないよう念入りに洗顔料を洗い流しましょう。
洗顔が重要ですが、ごしごしと拭きとったりすると肌が傷つき逆にニキビが悪化する事がありますので、優しく行いましょう。
2、鼻
顔の中でも小鼻周りは皮脂が多く分泌されるため体調不良などにより簡単にバランスが崩れ、ニキビができやすくなります。鼻は顔の中でも目につきやすい部位なので、スキンケアを過剰に行ってしまうことも原因の一つです。
ニキビケアの方法
鼻周りのニキビケアの方法は過剰にケアしすぎないことです。さらに、皮脂が気になるからと言って取り過ぎるのにも注意しましょう。特に皮脂が多く分泌される部位なので、食事内容や生活リズムなどには気をつけ、ストレスなどを溜めすぎないようにしましょう。
スキンケアの方法
鼻周りのスキンケアの方法は、鼻周りの汚れをしっかり取ります。洗顔を行い、鼻から小鼻の周りも指の腹を使い汚れを取り除くようにします。力強く行うのではなく、優しく行います。洗顔後はしっかり保湿を行います。
鼻の泡パックなどを行うと効果的です。毛穴の汚れを掻きだすために毛穴パックもいいですが、あまり過剰に行わないように注意しましょう。洗顔後はしっかり保湿を行います。
3、フェイスライン
フェイスラインのニキビはストレスや睡眠不足などのストレス、髪の毛や触る事による刺激、保湿や紫外線対策不足などにより引き起こされます。男性の場合は髭剃りを行うことによりニキビができやすくなることがあります。
ニキビケアの方法
フェイスラインは皮脂の分泌が少ないので毛穴が詰まりにくい部位です。しかし、一度ニキビが出来てしまうと治りにくい部位でもあります。そのためニキビができた時のケアが重要になります。ニキビができてしまったら過剰に触らないようにしましょう。
スキンケアの方法
フェイスラインのスキンケアは洗顔し、しっかり洗い流し、その後保湿を行うことです。できるだけ刺激を少なくするために髭剃りを行う場合は、シェービングフォームなどを使用し肌を傷つけないようにしましょう。
元々フェイスラインは皮脂が少ない部位なので過剰に油を取り過ぎないように、保湿に使う化粧品などを変更してみてもいいかもしれません。
4、頬
頬は髪型やヘアケア、メイクなどにより刺激が加わりやすい部位です。そのためニキビができやすく、なおかつ炎症が広がりやすいです。きちんとケアをしないとそのままニキビ跡が残ったり、また新たなニキビが出来てしまうこともありますので、しっかりケアをしていく必要があります。
ニキビケアの方法
頬のニキビのケア方法は髪型やメイクの方法に気をつける必要があります。髪の毛がニキビに当たるようであれば少し髪型を変え刺激をなくします。メイクもニキビを隠すために濃くしてしまうとさらにニキビが悪化し、新たなニキビを作ってしまうことにも繋がります。
スキンケアの方法
頬のニキビのスキンケアの方法は、洗顔フォームをしっかり泡立てて優しく洗い、ニキビ用の保湿剤を使用しケアしましょう。
ボディ(前側)のニキビケア
胸やお腹は皮脂が過剰に分泌されて起こること以外にも、衣服による刺激、過剰なケアなどにより毛穴が詰まりニキビを引き起こします。
ボディ(前側)のスキンケアはしっかりなおかつ優しく洗い保湿を行います。またサイズの合わない皮膚への摩擦などがある衣服は避け、サイズ感の合った、そして肌に優しい綿や絹の服を選ぶのが◎。
ボディ(後ろ側)のニキビケア
背中は汗や皮脂が分泌されやすく、衣服により擦れたり蒸れやすい部位なのでニキビができやすい箇所です。
お風呂でもきちんと洗いにくいため、毛穴も詰まりやすくなります。ボディ(後ろ側)のスキンケアは背中の角質を取り除きやすくするピーリング成分が含まれたボディソープなどを使うのも一つの方法です。洗った後はしっかり保湿をします。
さいごに
どの部位でもきちんと洗い保湿することが重要です。どんなに忙しくても保湿は必ず行いましょう。