微妙な味を解消するおいしい「インスタントコーヒー」の入れ方

微妙な味を解消するおいしい「インスタントコーヒー」の入れ方

手軽で愛飲している方も多いインスタントコーヒー。ただお湯を注ぐだけでできるので職場でも大活躍ですね。けれども、やはり味としてはお店のコーヒーはもちろん、ドリップコーヒーにも劣ってしまいます。そんなインスタントコーヒーも、淹れ方次第でお店のコーヒーにも負けないようなおいしいコーヒーになるというのをご存知でしょうか?安く手軽に飲めるインスタントコーヒーをレベルアップさせ、お客様に出しても恥ずかしくない方法をご紹介しましょう。

インスタントコーヒーとは

これは、コーヒー豆の抽出液を乾燥させ粉末状にしたものをいいます。加工の過程で失われがちな香りや風味をいかに維持させるかということをテーマにこれまで改良がおこなわれてきました。

1950年代に日本にも輸入され始めましたが、1960年代以降に日本国内でも製造が進み普及されました。

微妙な味を解消するおいしい「インスタントコーヒー」の入れ方

おいしいインスタントコーヒーを選ぼう!

スーパーやコンビニなどでも購入できるインスタントコーヒー。

たくさんのメーカーや銘柄がありますが、どれも大差ないなんて思っていませんか?

選ぶときのポイントとしては「フリーズドライ製法」のものを選ぶことです。

フリーズドライ製法は真空凍結乾燥させていますから食品の状態を変わらずにキープすることができるのです。ですから、フリーズドライ製法のものを選べば、あの独特のコーヒーの香りや風味を手軽に味わうことができます。

反対に低価格で販売できるスプレードライ製法のインスタントコーヒーは香りや風味が失われています。

どれがフリーズドライ製法なのかわからないという方は、冷たい水や牛乳にも溶けるという表記があるかどうかをポイントにしましょう。フリーズドライ製法のインスタントコーヒーは値段も高めです。

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インスタントコーヒーをおいしくするひと手間

インスタントコーヒーをおいしくするためにはひと手間かけてあげることが大切です。ポイントは「乾煎り」「水練り」「お湯の温度」「お湯を入れた後にさらに温める」の4つです。

乾煎り

まずインスタントコーヒーを容器から出したらフライパンで乾煎りしましょう。乾煎りすることで香ばしさが加わります。フライパンにインスタントコーヒーを入れ、少し色が変わったらOKです。炒りすぎないように注意してください。

水練り

インスタントコーヒーをカップに入れたら小さじ1の水を入れ、カップの底でコーヒーを練ります。それからお湯を注ぐとコーヒーの良い香りが引き出されおいしくなります。

お湯の温度

インスタントコーヒーを飲むときに、沸騰したてのお湯を注いで飲むという方が多いですが、それでは苦み成分が抽出されやすくなります。苦みを抑えまろやかなコーヒーを味わうためにはお湯の温度が重要です。

お湯が沸騰したら火を止めて1~2分待って、80~90度に冷めてから注ぎます。

使用する水は水道水ではなく、ミネラルウォーターか浄水器の水を使うと良いでしょう。ミネラルウォーターを使用する場合は、軟水が良いです。

水道水を使う場合には、5分ほど沸騰させましょう。5分沸騰させることでカルキを蒸発させてとばすことができるからです。

お湯を入れた後にさらに温める

インスタントコーヒーにお湯を注いだ後、そのまま飲まずに電子レンジで30秒ほど温めます。お湯を注いでから温めると苦みと酸味が和らいでまろやかな味に仕上がります。

この4つの手間をかけるのとかけないのとでは味に大きな差が生まれます。

微妙な味を解消するおいしい「インスタントコーヒー」の入れ方

おいしいインスタントコーヒーの入れ方(ホット&アイス)

おいしいインスタントコーヒーの淹れ方は日本のお茶に通じるところがあります。

ホットコーヒーの淹れ方

まずカップにお湯を注ぎカップを事前に温めます。お湯を捨て、ティースプーン1杯分のインスタントコーヒーを入れて80~90度のお湯を140cc注ぎます。

そのあとにお好みでミルクや砂糖を加えましょう。

アイスコーヒーの淹れ方

アイスコーヒーは氷でコーヒーが薄まってしまうので濃い目に別容器で作ります。グラスにたっぷり氷を入れ、そこへ先ほど作った濃い目のインスタントコーヒーを注いでしっかり混ぜればできあがりです。

微妙な味を解消するおいしい「インスタントコーヒー」の入れ方

開封後の管理

開封したばかりのインスタントコーヒーは香りも良いのですが、いったん開封するとどんどん酸化が進んで香りや風味が薄くってきます。

そのため開封したインスタントコーヒーは、1ヶ月で使い切るのがベストです。その間も高温多湿を避けてキャップをしっかり閉めて保存してください。

冷蔵庫で保管すると、開閉時に温度差が生じて結露ができやすくなるうえに、他の食品の臭いを吸ってしまうので避けるのが無難でしょう。

まれにコーヒーの中に白いものが見られることがあり、カビと勘違いされてしまいますが、これはカビではなくカフェインの成分が結晶化したものです。

白いものが出ているなら湿度が高いところで保存しているということになりますから、保存場所を変える必要があります。飲んでも問題ありませんが、風味が落ちてしまいおいしくありません。

ご紹介した方法ならお客様にも自信をもって出すことができますので、お客様用の高級なコーヒーを用意する必要もありませんね。コーヒーがお好きな方も、あまり好きではないという方も、こちらの方法をぜひお試しください。

インスタントコーヒーのイメージが変わることでしょう。

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