あまり体臭がないはずの猫から臭いが発生する6つの原因

あまり体臭がないはずの猫から臭いが発生する6つの原因
猫を飼っていると、その臭いが気になる事があります。ですが、これはペットを飼う以上避けては通れないことです。猫に関しては、元々それほど臭いはない動物なのです。そんな猫でも、なんだか臭いがするという場合もあります。

愛猫から突然臭いが発生するのはなぜなのでしょうか。原因や対策をご紹介いたします。また、猫だけでなく、お家の臭い対策も必要になります。その方法も併せてご紹介いたします。

猫から臭いが発生する原因

分泌物が溜まっている

猫は肛門から分泌物を出します。これは非常に臭いもので、通常は糞と一緒に分泌されることが多いです。この臭いで、自分の縄張りであるという印をつけているのです。この分泌物がたまってしまって、お尻から異臭を放つようになります。

お口のトラブル

人間と同じように「口内炎」「歯周病」「歯肉炎」「歯槽膿漏」といった口の中のトラブルが起こることは珍しくありません。これらが要因となっている場合、たいてい猫の顔部分から臭いが発生しているのですぐわかります。

猫の生活環境の悪化

猫を飼っていて、トイレを片づけていなかったり、長い間シャンプーをせず身体を拭くこともしないままだと、それが臭いの原因となります。犬のように、お風呂に入れたりしない方も、身体を拭く程度の事はする必要があります。

皮膚病

猫は汗腺がほとんどないので、汗をかく事もありません。ですが、最近はペットして飼われている猫の間で皮膚病が流行っています。その原因として考えられるのは、

・ストレス
・栄養の偏り
・薬
・照明
・アレルギー成分が入っている物を食べた
・大気汚染

などがあげられます。皮膚病を患っている猫からは、臭いが発生するケースもあります。

臭腺

猫が肛門から臭い分泌物を出すのは、先にもご紹介しました。ですが、それ以外にも、唇の両端や、しっぽ、指の間など、肛門以外のところに、非常に強い臭いがする分泌液を出す臭腺というのがあります。

発情期のマーキング行動

猫が発情期にとても臭いが強いおしっこをします。いつものおしっことは明らかに臭いも違い、非常に臭いです。これが肛門の周りの毛について、さらに臭くなってしまいます。

あまり体臭がないはずの猫から臭いが発生する6つの原因

猫への臭い対策

たまった分泌物を出してあげる

通常は肛門からうんちなどと一緒に出る分泌物ですが、溜まってしまうことがあります。そうならない為に、定期的に絞りだしてあげる必要があります。自宅でしてあげるのもいいのですが、かなり猫が嫌がりますし、肛門が炎症を起こしている事もあります。定期健診も兼ねて、病院で医師に相談することをおすすめします。

トイレはいつも清潔に

おしっこやウンチをしたままのトイレを置きっぱなしにしていると、その臭いは猫にもついてしまいます。こまめに掃除して、いつもきれいな状態にしてあげるようにしましょう。

避妊や去勢手術をする

発情期になると臭いが気になりだします。飼い主さんの判断ですが、避妊や去勢手術を行うことで、臭いを抑えられます。ただ、自分だけで決めるのではなく、掛かり付けの獣医師と相談してからにすることをおすすめします。

病院で相談する

臭腺からの臭いがあまりにも臭い時は、一度病院で診てもらうようにしてあげて下さい。また、臭いの原因が特定できない場合、何らかの疾患を患っている可能性もありますので、早めに病院につれていってあげるようにしてください。

猫を洗う

ペット用シャンプーを使って、猫をきれいに洗ってあげるという方法があります。ただ、シャンプーが大嫌いな猫もいます。可能であれば、専門のペットショップなどでしてもらうのがおすすめです。

広告

お家の臭い対策も忘れずに!

猫の臭いは、猫だけに対策をしても、お部屋に臭いがついていては、いつまでたっても解消されません。家全体の臭い対策も必要になります。

しっかり換気する

換気扇を回したり、お部屋の空気が循環するような流れを作ってあげましょう。小窓があれば、ちょっと開けておいたりすると、それだけで臭いを軽減してくれます。

空気清浄機

これはかなり強い味方になります。最近の空気清浄機は非常に優れており、臭いや埃などもしっかりとってくれます。また、目に見えにくい猫の毛もしっかりととってくれます。ただ、フィルターの掃除はかなり頻繁にしないといけなくなりますが、臭い対策にはかなり効果を発揮してくれるのでおすすめです。

トイレはこまめに掃除する

お部屋の臭い対策には、これは基本です。少し面倒と思って放置してしまうと、すぐにお部屋は臭くなってしまいます。こまめに掃除をしてきれいな状態にしてあげて下さい。また、トイレ以外の所でしてしまった場合、すぐにお掃除して消臭スプレーなどを使って、臭い対策を行ってください。

猫を飼う人の間で人気なのが、「システムトイレ」です。臭い対策の一環として検討する余地ありの商品です。

臭いがつきやすいものの見直し

カーテンやソファーカバー、カーペットなど、布系の物はどうしても時間の経過とともに、臭いが染み付いてしまいます。ペットを飼う人の間では、臭いがつきにくいタイプの物に買い替える方もいらっしゃいます。また、消臭スプレーは、臭いが染み付く前にスプレーすることで、効果を発揮してくれます。

防臭効果のあるものでも、洗える物は定期的に洗濯をすることをおすすめします。洗濯ができないものなら、消臭スプレーを使ったり、定期的に天日干しするのもいい方法です。

あまり体臭がないはずの猫から臭いが発生する6つの原因

臭い対策は早めの対応を!

猫の臭いの原因は様々です。どんなことが原因でも、早めに対応することが重要です。何らかの病気が原因であった場合、早めの対応が、早めの完治につながります。

また、お部屋の臭い対策に関しては、猫を飼い始めたら一緒に行うことをおすすめします。空気清浄機の購入や、カーテンやカーペットなどの買い替え、消臭スプレーを常備したり、トイレの掃除の方法や頻度などもしっかりと決めておきましょう。

猫も人間も、お互いストレスなく暮らしていくためには、臭い対策は必須です。今回ご紹介した原因や対策を参考にして、しっかりと臭い対策をしてくださいね。

広告
あまり体臭がないはずの猫から臭いが発生する6つの原因
広告