猫が「迷子」になった時の探し方のポイント!頼れる4つの手段

猫が「迷子」になった時の探し方のポイント!頼れる4つの手段
お外への行き来が自由にできたり、ちょっとした飼い主の隙間を縫って外に出た猫が帰らない、いわゆる「迷子」になることもありますね。自分で家を見つけてちゃんと帰ってくケースももちろんありますが、飼い主としてはやはり心配です。やみくもに探し回っても見つからない猫には、探し方のポイントを抑えるのが大切です。そこで今回は迷子の猫を見つける方法をご紹介したいと思います。

猫が迷子になる理由は?

迷子の猫を探すうえで、きちんと理由を知ることは大切ですね。

猫は「完全室内飼い」「放し飼い」の2パターンで飼われます。

完全室内飼いの場合は、猫にダニやノミがつくことを防げますし体も汚れませんが、その分行動範囲が狭められるので、運動不足やストレスを感じる猫もいます。

一方、放し飼いの場合は、室内と外を自由に行き来できる半面、ダニやノミがついたり妊娠したりさせたりなどもあります。

この2パターンの飼い方でより迷子になりやすいのが、圧倒的に放し飼いされている猫です。

迷子理由は主に4つ。

家が嫌

これは飼い主さんにとっては辛いことですが、飼い主さんがどんなに猫をかわいがっていても、その猫がその生活を満足しているかどうかはわかりません。

昔から「犬は人につき、猫は家につく」という言葉もありますが、猫にとって住環境はとても大切なことです。
そのため、住環境に不満がある場合には、お散歩に出たのを最後に家に帰らないのです。

テリトリーから出た

猫はテリトリーを持っていて、その中にいれば帰省本能が働き、散歩が終わったら家に帰ることができますが、遠くに行きすぎてテリトリーから出た場合は、自分の匂いがしなくなり帰り道がわからなくなります。

発情期

発情期になるとオスはマーキングをし、メスはフェロモンを出します。
パートナーとなる猫を探しに行ってしまい、迷子になります。

発情期の迷子を避けるには、去勢手術や不妊手術を検討した方が良いでしょう。

事故にあう

かわいそうですが交通事故にあったことも考えられます。
ケガがひどい場合では、人目につかないところで傷を癒していることもあるようです。

猫が「迷子」になった時の探し方のポイント!頼れる4つの手段

迷子になった時の探し方のポイント

時間を変えて近所を探す

猫が迷子になったときの基本の探し方です。
特に完全室内飼いの猫は、家からあまり遠くには行かずに近くにいることが多いです。

猫が隠れやすいところを中心に、時間帯を変えて探しましょう。
マンションの隙間やひさしの上、ベランダなどもチェックしましょう。

飲食店のある路地やごみ収集場、駐車場も猫が行きやすい場所です。

猫の行動範囲はそれほど広くありません。

去勢していないオスの方が行動範囲が広いのですが、それでも半径1km程度です。
去勢済みのオスでは半径500mほどで、メスはオスよりも行動範囲は狭くなります。

まずは家の近くから、見つからなければ捜索範囲を広げていきましょう。

ポスターを作る

迷い猫のポスターを作ってペットショップや動物病院、スーパーやコンビニなどに貼らせてもらいましょう。

ポスターにはいなくなった日や、場所、猫の名前や外見の特徴、見つけた場合の連絡先をしっかり記載し、猫のカラー写真を載せましょう。

また小さめのチラシを作ってご近所にポスティングするのも効果アップが狙えます。

SNSを利用する

TwitterなどのSNSを利用してみましょう。
拡散力が大きいため、ポスターよりも高い効果が期待できる場合もあります。

保健所などへ連絡する

保健所や警察、動物病院などで迷い猫が保護されている可能性もあります。
猫が保護されていないかを確認してみましょう。

警察署には迷子のペットを検索できる「遺失物」のページが設けられています。

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こんな手段にも頼ろう!

迷子になったペットを専門的に探してくれる「ペット探偵」

なかなか猫を探す時間が取れなかったり、自分でどれだけ探しても見つからないという場合には、ペット探偵を頼るのも方法です。

ペット探偵事務所はたくさんありますが、どこが良いのか見極めるのがとても難しいので、口コミなどを参考にすると良いでしょう。

ペット探偵では依頼を受けると独自のルートで情報を流し、チラシの配布や行政機関への確認、飼い主の声を録音していそうな場所を捜索します。
方法はペット探偵事務所で若干の違いはあるものの、おおよそこのような捜索方法が取られます。

ペット捜索にかかる費用は、ある事務所では1日8時間を4日間行っておよそ40万円前後です。
猫が見つかった場合は、成功報酬として5~10万円ほど必要となります。

費用は事務所によって差がありますので、確認してから依頼しましょう。

迷子になってから早めに依頼すると、約90%発見できるようです。

猫が「迷子」になった時の探し方のポイント!頼れる4つの手段

迷子を予防するには?

猫が迷子になってアタフタするより、迷子にならない対策をとることも大切ですね。

放し飼いをしている場合は、完全室内飼いにしましょう。
完全室内飼いの方が寿命も長くなるというメリットもあります。

そして戸締りをしっかりすることも大切です。
猫はちょっとした窓の隙間から外へ出てしまいます。

猫が脱走しないよう、ドアや窓の開け閉めには注意しましょう。

またGPS入りの首輪をつけるという方法もあります。
日本ではまだ認知度は低いですが、GPSがついていれば迷子になっても探しやすくなります。

猫が「迷子」になった時の探し方のポイント!頼れる4つの手段

必ず帰ると信じることが大切

猫が帰ってこないと、飼い主さんはとても心配になります。
帰らない日数が長くなればなるほど、「事故にあって死んでしまったのでは?」と不安になるでしょう。

時間が経つにつれて諦めモードになりがちですが、「必ず帰ってくる」という気持ちはなくさないようにしてください。
信じて探すことが大切ですよ。

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