風邪を引くと口臭は強くなる。3つの理由と臭いを抑える方法

風邪を引くと口臭は強くなる。3つの理由と臭いを抑える方法
風邪を引くといつもよりも口が臭く感じることはありませんか。

家で過ごすだけであれば、多少口臭がきつくても良いですが、風邪でも仕事に行ったり、人と接したりする機会は多いです。

風邪のときに外出するだけでも辛いのに、口臭も気になるととさらに気分が落ち込んでしまいますよね。

今回は風邪のときに口臭がきつくなる原因や対策法についてご紹介いたします。


風邪を引くと口臭が強くなるのはなぜ?

風邪を引いた時に口の臭いが気になるのはどうしてなのでしょうか。風邪の時に口臭が強くなる原因は次の3つです。

免疫力が低下する

風邪を引いて免疫力が低下すると風邪の症状が治らなかったり、新たな感染症にかかりやすくなったりするだけでなく、口の中でも細菌が増えることに。するとその細菌が口臭を引き起こします。

細菌によって口臭が悪化するのは口の中にある食べかすを分解するときに細菌が硫化水素などの悪臭の原因となるガスを発生させるためです。

口内で細菌が増殖しているときに見られるサインは舌苔の増加。舌の角質に細菌が溜まってできる舌苔が増加しているときは口の中で細菌が繁殖していると考えられます。

風邪を引くと口臭は強くなる。3つの理由と臭いを抑える方法

口呼吸が増える

風邪を引くと熱が出たり、鼻が詰まったりして口呼吸が増えてしまいますが、口呼吸を繰り返していると唾液の分泌量は減少します。そして、唾液の減少が口臭を引き起こします。

唾液が減ると口臭が強くなるのは唾液に細菌の繁殖を抑える役割があるためです。唾液が減って細菌の繁殖が抑えきれなくなれば、悪臭につながるガスの発生が促進されて口臭が強くなっていきます。

特に普段から口呼吸をしている人は風邪の時に口臭が強くなりやすい傾向にあるため、少しずつ口呼吸をやめるようにしていきましょう。

薬の影響

風邪を引いた時は薬を飲みますが、薬の影響でも口臭は引き起こされます。口臭につながる薬の一つが抗ヒスタミン薬です。

抗ヒスタミン薬は鼻水や蕁麻疹などの症状を抑える働きがありますが、口が乾きやすくなる副作用ももっています。

抗ヒスタミン薬を飲んで唾液が減少し口が乾けば、細菌の繁殖を抑えられずに口臭につながってしまうのです。

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風邪による口臭を抑える方法

風邪の時はできれば家でゆっくりとしておきたいですが、仕事を休めなかったり、大事な用事があったりと人と接する機会もありますよね。

風邪でしんどいのにも関わらず、口臭も気になればさらに気分は憂鬱になり、体調も悪く感じてしまいます。

風邪の時は臭いを気にしなくても良いように十分な口臭対策を心がけましょう。

風邪を引いているときの口臭対策としておすすめの方法を6つ紹介します。

歯磨きをする

歯磨きをすると口の中に食べかすが溜まりにくいため、悪臭を発生させる硫化水素などのガスの発生を抑えられます。

風邪で辛いときに体を動かすのはきついと感じるかもしれませんが、風邪を引いているときこそ、できるだけたくさん歯磨きをして口臭を予防しましょう。

歯磨きをするときは歯ブラシだけでなく、デンタルフロスを使うのもおすすめです。デンタルフロスで歯の間に詰まった汚れをしっかりとかきだすことによって口内を清潔に保てます。

うがいをする

歯磨きが難しい人はうがいをするだけでも口臭対策に効果を期待できます。

うがいをするときは殺菌効果のある市販のうがい薬を使いましょう。うがいで口内にいる菌の数を減らせれば悪臭につながるガスの発生を予防できるだけでなく、風邪の症状を緩和する効果も期待できます。

また、歯磨きと比べてうがいは簡単にできるので、仕事中や体が辛いときの口臭対策としてもおすすめです。

水分補給をする

口内が乾燥すると細菌が繁殖しやすいので、風邪を引いているときはこまめに水分補給をして唾液の分泌を促進しましょう。

風邪の時はスポーツドリンクを飲む人も多いですが、糖分が多い飲み物は細菌の増殖を促すことがあるので殺菌作用のある緑茶などを飲むことをおすすめします。

風邪の時は発熱などの影響で水分が奪われやすいのでこまめな水分補給は脱水症状の予防にも大切です。

鼻呼吸を心がける

口呼吸は口内を乾燥させて細菌を繁殖させてしまいます。そのため、風邪のときもできるだけ鼻呼吸をするように心がけましょう。

鼻が詰まっているときは点鼻薬を使用すると鼻がすっきりとして鼻呼吸をしやすいです。

なお、高熱で鼻呼吸が難しいときはできるだけ早めにかかりつけ医を受診して風邪を治療してください。

日ごろから鼻呼吸を意識しよう

健康な時から口呼吸をしている人は風邪の時に口臭が強くなりやすいです。日ごろから意識して鼻呼吸をしたり、医療用テープで口を閉じて寝たりして鼻呼吸に変えていきましょう。

鼻呼吸にすると口臭が改善されるだけでなく、免疫力が上がり、風邪を引きにくくなることもメリットです。

口臭対策できるものを食べる

食べ物を工夫することも大切です。風邪の時は食欲がないかもしれませんが、梅干しやリンゴ、ニンジンなどを食べるようにすると口臭対策に効果を期待できます。

梅干しは喉の痛みを抑えたり熱を下げたりする作用、リンゴは下痢を回復させる作用、ニンジンは免疫力を上げる作用があるので、風邪の改善にも効果的です。

安静にする

風邪による口臭を抑えるためには風邪を治すことが最も大切です。

忙しい人は難しいかもしれませんが、風邪を引いたらできるだけ安静にして体力をつけ、できるだけ早く風邪を治しましょう。

風邪が治ると自然に口臭も抑えられます。

風邪を引くと口臭は強くなる。3つの理由と臭いを抑える方法

マスクを着用しよう!

対策をしても口臭が気になるときはマスクを着用すると良いでしょう。

口臭を治すことにはなりませんが、外に息が漏れにくくなるので、人と話しても口臭に気づかれにくいです。

また、口臭対策だけでなく、感染を予防するためにもマスクをつけることはマナーといえるでしょう。

風邪を引くと口臭は強くなる。3つの理由と臭いを抑える方法

風邪を引いたら口臭対策を!

風邪の時は口臭が強くなりやすいです。口臭対策には風邪を治すことが大切ですが、水分補給をしたり、歯磨きやうがいをしたりして少しでも口臭を抑えると気分も少し楽になるでしょう。

日ごろからうがいをしたり、鼻呼吸したりすることを習慣づけておくと風邪を引いた時の口臭予防にもつながりますよ。

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