鼻からダラーン。蓄膿症が起こるメカニズムと10の症状

鼻からダラーン。蓄膿症が起こるメカニズムと10の症状

 

風邪をひいた後、鼻水が長引いていたりしませんか。鼻水だけだからと放っておいたら、鼻が詰まって眠れなくなったり、だんだん味を感じなくなったり…もしかしたら、蓄膿症を起こしているかもしれません。このまま放っておくとひどい頭痛が起きてしまうことも。。。

今日は、知っているようで知らない蓄膿症についてご紹介します。

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「蓄膿症」とは?

蓄膿症とは風邪や花粉症などにより鼻の周りにある副鼻腔という空洞の粘膜に炎症が起き、膿が副鼻腔内に溜まってしまう病気です。

一般的には「蓄膿症」という言葉をよく耳にしますが、医学用語では「副鼻腔炎」といいます。

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蓄膿症が起こるメカニズムと原因

蓄膿症が起こるメカニズムをお話しする前に、まず「副鼻腔」について説明しますね。

私たちの鼻の穴の中のことを医学用語では「鼻腔」といいます。この鼻腔の周りには左右4個ずつ、合計8個、骨に囲まれた空洞があります。これを「副鼻腔」といいます。

4つの副鼻腔は鼻の上額付近にある「前頭洞(ぜんとうどう)」、目の下に位置する「上顎洞(じょうがくどう)」、目と目の間にある「篩骨洞(しこつどう)」と篩骨洞の奥に位置する「蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)」になります。

蓄膿症が起こる原因は、ウイルスによって引き起こされる風邪細菌感染、歯の炎症や花粉症など様々ですが、鼻腔の炎症が副鼻腔まで影響を及ぼし発症するという点で共通しています。鼻腔の炎症が副鼻腔まで影響を与えて、細菌や鼻水を上手く外に出せなくなることにより、膿が副鼻腔の中に溜まってしまったときに起きるのが蓄膿症です。

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蓄膿症の症状

蓄膿症の症状には以下のものがあります。

・鼻詰まりが長期間続いている。
・どろっとした黄色や緑色の鼻水がでる。
・鼻や口から嫌なにおいを感じる。
・鼻水がのどの方まで垂れる。
・鼻をかんでもかんでも鼻水が止まらない。
・食べ物の味がわからない。
・鼻の周り、頬の周り、目の奥や歯などが痛い。
・鼻水の症状の他に酷い頭痛がする。
・鼻詰まりが酷くて眠れない。
・鼻が詰まって声が上手く出せない。

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蓄膿症の治療

鼻水だけだから…、鼻づまりだけだから…と、蓄膿症かなと思っても自然に治るだろうと放っておく人もいますが、蓄膿症は放っておいても自然治癒はしません。しっかりと治療をしなければどんどん症状が酷くなりますので蓄膿症が疑われる場合には早目の受診が大切です。症状が軽いうちに耳鼻科で治療をしてもらえば、治療期間も短くて済みますからね。

蓄膿症の治療は、炎症の原因となった菌を殺す抗生物質の服用や、炎症止めの薬や、去痰薬の服用などから始まります。定期的に耳鼻科に通える場合には、鼻から直接薬を吸入することもあります。

きちんと医師の診断を受け、治療を行なえば、蓄膿症はそれほど怖い病気ではありません。しかし、治療せずに放置して症状が進行すると薬では完治が難しく、手術をすることになる場合もありますので、安易な自己診断は危険と心得ましょう。

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蓄膿症と鼻炎の違い

花粉症などから起こるアレルギー性鼻炎や、風邪による急性鼻炎、いずれも鼻水がでる、鼻が詰まるという点では同じ症状になります。ですので、風邪が長引いていると思った、花粉症だと思ったと病院を受診せずに蓄膿症を悪化させてしまう人もいるのです。

しかし、蓄膿症と鼻炎は似ているようで異なった症状があります。蓄膿症の一番の特徴は長引くどろっとした鼻水です。風邪による急性鼻炎の場合は、徐々に症状が改善していきますが、蓄膿症の場合は改善がみられず症状が長く続きます。また、アレルギー性鼻炎の場合、鼻水は透明でさらっとしているのが特徴ですので、蓄膿症のどろっとした鼻水とは異なる訳です。

蓄膿症は大人の場合でも初期症状のうちに気が付くのは難しく、症状を悪化させてしまう人がいるくらいですので、自分で上手に不快感を訴えることができない子どもの場合には特に注意が必要です。風邪の症状が改善しても、どろっとした黄緑色の鼻水が大量に出たり、鼻水の症状が10日以上続く場合には耳鼻科を受診しましょう。

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蓄膿症を予防するためには

蓄膿症を予防するためには、鼻炎を起こさないことが大切です。風邪やアレルギーなので鼻の症状があらわれ、それが副鼻腔まで炎症を起こすことで蓄膿症になりますからね。

日頃から、部屋の掃除や換気を心がけ、アレルギーの原因となるハウスダストや風邪の原因となる細菌やウイルスを家に持ち込まない努力をしましょう。

また、ストレスや、過労などで免疫力がおちると、体の細菌に対する抵抗力が落ち、最初は軽い風邪でも副鼻腔まで炎症を起こし蓄膿症となる原因になります。規則正しい生活や、バランスのとれた食生活で免疫力を落とさないことも大切です。

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まとめ

蓄膿症は風邪やアレルギーなどの鼻炎の症状に起因し、副鼻腔の粘膜に炎症があらわれ、副鼻腔内に膿が溜まってしまうことが原因で発症してしまうのです。風邪をひいた後に、鼻水や鼻詰まりの症状が長引く場合には、早めに耳鼻科を受診しましょう。

最初は鼻の軽い不快感でも、放置して症状が悪化すると、副鼻腔に大量の膿が広がり、酷い痛みを発生させたり、嫌なにおいを感じさせたりします。軽症のうちに治療を開始すれば、抗生物質の服用などで治療することが出来ますが、副鼻腔は目や脳の近くにありますので、膿が目や脳にまで広がると手術が必要になります。最悪の場合は命に関わる事態になることもあるというのを忘れないでください。

たかが蓄膿症と思わず、不快な鼻の症状が続く場合には耳鼻科で診てもらいましょう。

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