思春期を過ぎたからニキビはできないと安心している方はいませんか?ニキビには大人にできる種類があるので油断しているとニキビに悩まされてしまうことになります。
大人ニキビは若い頃とは状態が異なるので、ケアの方法に注意が必要ですね。大人ニキビのセルフケアを学んでニキビを予防しましょう。
大人ニキビができる原因
思春期に悩まされたニキビ、大人になってできてしまいケアに困った経験のある方もいるのではないでしょうか。大人になってもニキビができてしまうのでは何故なのか、原因を知ることがニキビ予防に繋がります。
睡眠不足
肌の再生(ターンオーバー)は夜の22時〜2時に活発になると言われていますね。この時間帯に眠れないと肌の再生にも影響して肌の細胞と角質の交換が上手く行われなくなりトラブルを招いてしまいます。
睡眠不足は、自律神経のバランスも乱れてしまいますが、皮脂が多く分泌され毛穴に詰まりやすくなりニキビとなってしまいます。
ホルモンバランスの乱れ
ストレスや睡眠不足など日常生活でもホルモンバランスは乱れることがありますが、男性ホルモンが多く分泌されるとニキビができてしまいます。
反対に女性ホルモンが増えれば皮膚を保護する機能が高まり、皮脂の分泌を抑えてくれる作用があります。
生活習慣
不規則な生活は睡眠不足に繋がりニキビを招いてしまいます。早寝早起きなど規則正しい生活は自律神経やホルモンのバランスが整い、肌の再生も正常に行われるようになりますよね。
またストレスが肌に悪いことはご存知だと思いますが、防御反応から皮脂を多く分泌してしまい、角質も硬くなってしまうため毛穴が詰まりやすくなってしまいます。
食事の時間が不規則だと胃腸の働きも乱れて消化・吸収などにも影響してニキビができやすくなってしまうのです。
偏った食生活
仕事で忙しいからと言って外食が多くなったり、インスタント食品などで済ませてしまうことはありませんか?インスタント食品には添加物などお肌にも悪い物が含まれニキビの原因となってしまいますよ。
動物性脂肪分や糖分なども皮脂の分泌が盛んになってしまう原因とされているので、ニキビができやすいと言えますよね。
乾燥
肌が乾燥すると肌のバリア機能が弱まって毛穴に汚れや皮脂が詰まってニキビを発生させてしまうことがあります。
ホルモンバランスが乱れた時に起こる男性ホルモンの分泌も乾燥の原因となるのでニキビができやすくなります。
種類やできる部位で違いがある
ニキビは顔だけではなく、顎などのフェイスラインや背中などにもできますよね。各部分にできるニキビにはどのような特徴があるのでしょうか。またニキビは1種類ではなく、いくつか種類があります。
ニキビの種類
ニキビの種類は段階に分かれていくつかありますが、それぞれのニキビのタイプについてお伝えします。
白ニキビ
初期のニキビになります。皮脂が毛穴の中にふさがっているので白く見えます。この状態をコメドと言いますが、皮膚が盛り上がっていても炎症や痛みはないタイプです。
黒ニキビ
白ニキビと同じように初期のニキビです。炎症はなく、毛穴が開いて皮脂が酸化によって黒くなった状態です。鼻や鼻の周囲にできやすいニキビのタイプですね。
赤ニキビ
やや進行したニキビで炎症が起きている状態です。雑菌が繁殖しやすく痛みや痒みと言った症状が見られます。
黄色ニキビ
化膿したニキビで中に膿が溜まっています。ニキビ内では黄色ブドウ球菌やアクネ菌などが増殖して炎症が見られます。
炎症が皮膚の深い部分まで起きているので凸凹になったり、色素沈着が残りやすいタイプです。
紫ニキビ
進行したニキビで皮膚炎を起こした状態です。ニキビ内で膿や血液が混ざり、炎症の範囲も広く毛穴の周囲まで起こっています。
ニキビのできやすい部分
ニキビができる場所が毎回同じということはありませんか?ニキビにはできやすい部分があるのです。
Tゾーンのニキビ
おでこや鼻などはニキビができやすい場所ですよね。Tゾーンは皮脂の分泌が多いですが、気になって触ってしまいがちです。また髪の毛が触れたりしても雑菌が増えて炎症がひどくなってしまいます。
フェイスラインや首のニキビ
ストレスや睡眠不足、食生活などが乱れると発生しやすくなる部分です。ホルモンバランスが崩れるとできやすく、肌の再生も遅いので、一度できると治るまでに時間がかかってしまいます。
背中のニキビ
背中は皮脂の分泌が多い部分で不潔になりやすい部分です。汗をかいたり雑菌が繁殖するなど、自分では洗いにくい部分のため汚れや皮脂が溜まりやすい場所になります。
口の周り
口の周りにできる時は体調不良の証拠とも言われていますね。栄養バランスの悪い食事を摂ったり、暴飲暴食など胃腸の状態が悪くなるような食べ方をするとホルモンバランスが崩れてニキビができてしまいます。
セルフケアで治す方法
大人のニキビはさまざまな部分にできますが、場所によってケア方法が異なります。ニキビが悪化してしまわないように部分別にケアの方法を見ていきましょう。
おでこ
おでこも皮脂が多くなる部分ですよね。刺激の少ない洗顔料で洗顔しますが、枕カバーなどのリネン類を清潔に保つことも重要です。洗顔後は保湿をしっかり行ってくださいね。
鼻
皮脂分泌が多くなる部分なので、しっかり洗うようにします。ゴシゴシ洗うと雑菌が入ったり、肌に悪影響なので泡で優しく洗うようにしましょう。
野菜や果物など皮脂分泌を抑える食品を食べると効果的ですよ。
顎
顎はメイク残しや洗顔した時に洗い流しが不十分で石鹸が残りやすい部分でもあります。メイクはしっかり落とし洗顔後は石鹸が残らないように良く洗い流しましょう。
乾燥しやすい部分でもありますので、セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸等が配合された化粧水できちんと保湿してくださいね。
口の周り
食習慣と深い関わりがあるので栄養バランスの摂れた食事を心がけるようにしましょう。また便秘を改善したりホルモンバランスを整えることも大切ですね。
背中のニキビ
衣服の素材を見直してみましょう。肌触りの良いものや通気性に優れた素材を選ぶと良いでしょう。
背中を洗う時は柔らかなスポンジなどを使って擦らず優しく洗うようにしましょう。洗った後保湿も行ってくださいね。
まとめ
大人ニキビは生活習慣やストレス、食事などが影響していることがほとんどですね。仕事などでストレスを抱えてしまうと、暴飲暴食や寝不足など悪循環に繋がってしまいます。
ストレスが溜まると免疫力が低下してニキビの治りを遅らせてしまうことがあります。規則正しい生活で大人ニキビを防ぐようにしましょう。