【猫の発情期】オスとメスで異なるサインと飼い主ができる対策

【猫の発情期】オスとメスで異なるサインと飼い主ができる対策

発情期に入った猫はいつもと違う行動をしたり、大きな声で鳴いたりして飼い主さんを驚かせることも多いです。猫が発情期に入ったら、飼い主さんはどのように対処すればよいのでしょうか。

猫の発情期と飼い主さんにできる対策についてご説明いたします。

発情期の時期や期間は?

発情期とはメス猫がオス猫を受け入れる期間であり、この時期に交尾があると排卵が起こって妊娠につながります。

発情期のタイミングや期間は猫によって異なりますが、いくつかの条件が組み合わさった時に発情期に入ると考えられています。

発情期の時期

一年のうち、どのタイミングで発情期を迎えるのかは猫によって異なりますが、2~4月と6~8月には発情期を迎える猫が多いです。

これは、食べ物がたくさんあり、体力を温存しやすい暖かい時期に出産をするためであり、寒い場所では発情期が遅れる傾向にあることがわかっています。

なお、生まれてから初めて発情期を迎えるのはメス猫で月齢5~9か月ごろ、オス猫で月齢9~12か月ごろ。これは飼育されている猫の場合ですが、野生の猫はこれよりも遅れて発情期を迎えることが多いです。

発情期の期間

発情期の期間はメス猫とオス猫で異なります。

メス猫の発情期は通常、4~10日程度。交尾があれば発情期が終わるのは早く、交尾がなければ発情期が長めに続きます。

オス猫は初めて発情期を迎えるとその後は一生性欲を持ち続けます。

その一方で、攻撃的で外に出たがる発情期はメス猫の発情期に連動しており、2~4月や6~8月になると男性ホルモンの一つであるテストステロンの濃度も上昇します。

【猫の発情期】オスとメスで異なるサインと飼い主ができる対策

オスとメスで異なるサイン

オス猫とメス猫では発情期のサインも異なります。それぞれの発情期について詳しく見ていきましょう。

オス猫の発情期のサイン

オス猫が発情期を迎えると以下のような行動が見られます。

・外に出たがる
・攻撃性が上がる
・スプレー尿をする

これらの行動はすべて子孫を残すためのものであり、メスの発情期になるとメスの争奪戦のために家から脱走したり、オス同士のけんかが増えたりすることも多いです。

メス猫の発情期のサイン

猫の発情期のサインは発情期に入る直前と発情期中に見られます。発情期前のサインと発情期中のサインは次の通りです。

発情期が始まる前の行動

猫は発情期の1~3日前位からいつもとは異なる行動をします。具体的にみられるサインは次の3つです。

・運動量が増える

発情期に入る前にホルモンバランスが変わると運動量が増えることがあります。いつもと比べて明らかに活発的になることは少ないですが、他のサインと合わせて発情期前のサインととらえると良いでしょう。

・こすりつけ行動をする

こすりつけ行動とは床や人に体をこすりつけたり、爪を出し入れしたりするしぐさです。発情期以外にも見られますが、頻繁にこすりつけ行動をしているときは繁殖期のサインであるとみなしてよいでしょう。

・オス猫を呼ぶ

大きな声で鳴いてオス猫を呼んだり、においのきつい尿をスプレーしたりしてオス猫を呼びます。発情期の鳴き声は抑揚がないことが特徴でメス猫が鳴くとオス猫も真似をして鳴くこともあります。

この時期になるとオス猫のマウンティングを受け入れるようになりますが、まだ交尾はしません。

発情期中の行動

発情期を迎えるとオス猫を受け入れるようになります。交尾があれば24時間以内に発情期は終わりますが、交尾がない場合は10日程度発情期が続きます。

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飼い主ができる対策は?

発情期の対策として最も有効なのは避妊・去勢手術です。繁殖を望まない場合はこれらの手術を受けると猫のストレスが減りますが、手術を受けていない場合は次のような対策を試してみましょう。

オス猫の発情期対策

オス猫が発情期に入ったら2つの対策が有効です。

メス猫と会わせない

去勢手術をしておらず、繁殖を望んでいない場合、発情期中はメス猫とオス猫の接点を断ちましょう。

近所に猫が住んでいる場合は鳴き声などが聞こえてきて外に出たがることもありますが、外に出さないことで希望しない繁殖を避けられます。

またたびを使う

発情期の猫にまたたびを与えると一時的に行動が落ち着きます。その一方でまたたびは与えすぎると神経を麻痺させたり、呼吸困難を招いたりする危険性があるため、またたびに頼りすぎるのは避けましょう。

発情期に興奮状態が治まらないときのみ、またたびを使うことをおすすめします。

メス猫の発情期対策

発情期のメス猫の興奮状態が治まらないときは次の2つの方法を試してみましょう。

綿棒を使って疑似交尾をさせる

発情期を迎えたメス猫が落ち着かないときは綿棒を使って疑似的に交尾をさせる方法もあります。綿棒で膣を優しく刺激すると猫が勘違いをして興奮状態が治まります。

しかしながら、この方法は簡単ではありません。むやみに疑似交尾をさせて膣などを傷つけてはいけないので、どうしても猫の状態を落ち着けたいときは獣医師に相談して疑似交尾をさせることをおすすめします。

シャワーをかける

発情期の猫が鳴き止まずに困っているときは猫の体にそっとシャワーをかける方法もあります。シャワーをかけると猫が毛づくろいをするため、この期間は鳴き止んで静かになります。

シャワーをかける方法は猫にストレスを与え、根本的には発情期のさまざまな問題を解決できないため、一時的な対処法と考える方が良いでしょう。

【猫の発情期】オスとメスで異なるサインと飼い主ができる対策

発情期を理解して適切な対策をしよう

猫にとって発情期は子孫を残すために大切な期間です。この期間に子孫を残せなければストレスもかかっていくため、猫のことを考えて避妊・去勢手術を検討してみるのも良いでしょう。

手術を受けさせない場合は育てられない子猫を繁殖させないようにオスとメスの接点を断つなどの対策をしてくださいね。

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