刺されると危険な「ムカデ」。薬を使わず確実に駆除するにはこうしよう

刺されると危険な「ムカデ」。薬を使わず確実に駆除するにはこうしよう

遭遇すると厄介な虫であるムカデ。足がたくさんある見た目もさることながら、刺されると大変な虫です。特に夏場にはよく見る虫ですが、ムカデの駆除には注意が必要です。ムカデに刺されると痛みが強く、幼い子供が刺されると危険が伴います。

今回は薬を使わないムカデの駆除と、刺された時の対処法を解説します。

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ムカデの生態と人体に及ぼす害

ムカデの生態

ムカデは足が21対ある節足動物で、日本各地に生息しています。5月から10月にかけての気温や湿度が高い時期に活発になります。日本では2700種類ものムカデが生息しており、珍しい虫ではありません。普段は石の下や草むらで生活していますが、時折住居や家の庭などに出没します。

”ムカデは1匹見るともう1匹いる”という噂もありますが、真実ではありません。ムカデは母親が子供を育てるので、ムカデの子供がいるうちは2匹で行動しますが、子供が母親から独り立ちしてからは単独で行動します。

人体への影響

ムカデは強い毒を持っており、その強さはスズメバチに匹敵すると言われています。血液を溶解する酵素やヒスタミンなどのタンパク質が含まれており、人体への影響は大きいものです。

ムカデに刺されると
・激しい痛み
・患部の腫れ
・頭痛
・吐き気
・発熱
など非常に辛い症状が出ます。

乳幼児や体が弱っている人が噛まれると、場合によってはアナフィラキシーショックを起こし重篤な状況に陥ることがあります。たかが虫だからと思って軽視してはいけません。中でも大きなムカデは毒を多く持っているので、刺されると症状が重くなりやすいです。

刺されると危険な「ムカデ」。薬を使わず確実に駆除するにはこうしよう

 

ムカデに刺された時の応急処置

熱いお湯で洗い流す

ムカデの毒は酵素やタンパク質から成っています。そのため、42度以上の熱いお湯を当てると変質して毒性が薄れます。ムカデに刺されたら、まずは患部に42度以上のシャワーを当てましょう。もしも牙などが刺さっていたらここで抜きます。10分以上は流水を当て続け、もしあれば石鹸で洗います。弱アルカリ性の洗浄剤なら石鹸以外でも良いです。

刺されて「すぐに」お湯をかけるのが大切です。そのままにしておくと激痛に襲われ、病院に行くのも大変になってしまうからです。最初にお湯を当てることで、後に来る痛みを軽減し、症状の重症化を防ぎます。

お湯を当てている時点でも痛みがありますが、噛まれてすぐであれば毒は皮膚の表面についているだけの可能性が高いです。患部を揉んだり吸ったりせず、とにかく「お湯で流す」意識で毒の威力を弱めます。家に抗ヒスタミン薬があれば患部に塗りましょう。

冷やしながら病院へ

お湯を当てた後は、患部を氷で冷やしながら病院へ行きましょう。子供が刺された場合は、最悪の場合アナキラフィシーショックに陥る恐れがあります。ムカデやスズメバチに対応したことのある皮膚科なら、適切な治療を受けられますよ。もしムカデに慣れていない皮膚科であれば、スズメバチに刺されたと言えばすぐに対処してもらえます。

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ムカデを駆除する方法

靴と手袋を着用

ムカデを家の中で見たら手袋を着用します。もし間に合えば靴も履きます。靴下を履いていれば手袋だけでも良いです。

火ハサミで掴む

ムカデは素手やティッシュペーパーで触らず、火バサミで掴みます。またスリッパや新聞紙で叩いた程度では効力がありませんので、火バサミでつかんだ状態で処理を始めます。窓が近ければ外に放り投げても良いです。

ムカデを熱湯に入れる

掴んだムカデを熱いお湯を張ったバケツに投げ入れます。ムカデの毒が失効するとともに息絶えます。そのまま潰すと強い匂いを放つので、お湯に入れる方が安心です。毒の威力がなくなるため、袋などに入れて捨てられます。

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ムカデの侵入を予防しよう!

ムカデはたくさんの足で壁を登ることもできます。わずかな隙間からでも器用に侵入できる虫です。ムカデの侵入を許さない状況にするのがムカデ被害の予防になります。

湿気を取り除く

家の中や庭の湿った場所を乾燥させましょう。ムカデやその他の虫は湿った場所で活動します。体が乾燥するのを嫌うので、湿気が溜まりやすい場所を掃除して湿気を追い出します。家の周りの側溝に砂を詰める、庭の水はけを良くする、洗面所やお風呂周りに乾燥剤を設置するなど湿度を下げましょう。

ゴキブリを撃退する

カビの生えた場所にはゴキブリの餌となるダニが繁殖します。ゴキブリが増えると糞を食べるためにムカデが集まります。ゴキブリが多い場所にはムカデが侵入する可能性が上がるのです。そのため、ゴキブリを見たら即座に駆除しましょう。

またゴキブリが出やすい場所に乾燥剤を置いたり、カビが生えていないかチェックします。カビが生えたらすぐに拭き取ります。

洗濯物に注意

ムカデは洗濯物にくっつくことがあります。ムカデに気づかず洗濯物を取り込むと、意図せず家への侵入を許してしまいます。洗濯物を取り込む時にはムカデがいないかチェックしましょう。特に雨が上がった直後や湿度の高い曇りの日は注意します。

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