毎日の家計のやりくりはとても大変です。食費や光熱費、家賃など必ず毎月かかる費用の他に、子供にかかるお金に頭を悩ましているパパやママがいるのではないでしょうか。
子供にかかるお金は工夫次第でコストダウンが可能!楽しく節約する方法をご紹介しましょう。
目次
子供にかかるコスト一覧
まずは子供を育てていく上で、どのようなお金がかかるのかチェックしていきます。
食費
就園前の赤ちゃんや乳幼児はミルクを飲んでいるだけ、また食事の量も少ないため食費にはお金があまりかかりません。
幼稚園、小学校と進むにつれて成長期の子供の食事量はぐんと増え、食費は年々アップしていきます。
光熱費
子供が大きくなるにつれて、できることが多くなります。テレビを見る、ゲームをする、勉強をする、子供部屋のエアコンを稼働するなど電力をたくさん使うようになり、光熱費は確実に上がります。
教育費
最も親の悩みの種となるのが教育費。公立の学校の場合は私立より安い学費で済みますが、それでも大学まで入学させることを考えるとかなりの経費になります。
学校の学費以外にも塾代、家庭教師代を合算すると相当な額が予想されます。
教材費
幼稚園や学校へ行き出すと学費以外にも教材費や遠足費、修学旅行費など行事にかかるお金も発生します。
学校で必要な費用なので節約できないお金です。
服飾費
子供の身体の成長に合わせて衣服も度々買い替えることになります。また、学校に制服がある場合は、制服代や指定のランドセル、鞄も揃えなければいけません。
おもちゃ代や娯楽費
子供が楽しむためのお金も必要です。誕生日やクリスマスには欲しがっていたおもちゃを買ってあげたり、テーマパークに連れていったり、年に1〜2度は家族旅行に出かけるかもしれません。
子供の喜ぶ姿が見たい親は、結構お金を使ってしまうポイントと言えるでしょう。
お小遣い
小さい頃はそれほどお小遣いが必要ではありませんが、大きくなるにつれて欲しがるようになります。
しつけと関わってくるので加減が難しいところです。
保険料
将来の学費を見据えて学資保険に加入している場合、毎月保険料がかかってきます。
進学時にかかる入学金など多額の出費に備えるものですが、それまでは毎月積み立てていくことになります。
節約する方法〜食事・衣服〜
どうしても必要なお金は仕方ないとしても、子供にかかるお金は工夫しだいで節約することが可能です。まずは食事や衣服について考えてみましょう。
外食は最小限に
家で食べる食事と同量のものでも、外食をするとかなりのお金がかかります。特に食べ盛りの子供は量が必要となるので、割高の外食を度々していてはすぐにお金が消えていきます。
栄養面や食の安全を考える上でも外食は最小限にして、たまの楽しみに取っておきましょう。
できたお惣菜はなるべく買わない
デパ地下やスーパーのお惣菜コーナーにはおいしそうなおかずがたくさん並んでいます。簡単に済ませたい場合や時間がないときには便利ですが、自分で作るよりかなり割高になります。
休日に常備菜をまとめて作っておくなどして、なるべく手作りでおかずを作るようにしてください。それだけでもかなりの節約になります。
洋服を手作りしてみる
子供服は大人の服と値段が変わらないほど高級品。成長とともにどんどんサイズが変わるのでその度に買い替える必要があります。
洋服代を節約するのであれば、断然手作りがおすすめ!洋裁が苦手な方は100均で買ったリボンをアレンジしてセールで買った服などにつけるだけでもおしゃれに見えます。破れてしまった場合は補修したり、違うものに作り替えてリメイクするのもひとつです。
洋服以外にもおけいこバッグや給食袋、座布団カバー、髪のかわいいゴムなどなるべく手作りすると子供が好みの柄やデザインになり、きっと喜ばれます。何よりママの愛情たっぷりの世界でひとつだけの作品になりますね!
フリマやオークションを利用する
子供服を安く買うにはフリマかオークションを利用しましょう。安くて良いデザインの物が見つかったときに、少し大きめでも買っておくと、後々役に立ちます。また、知人からお下がりをもらえることがあればこれほど嬉しいことはありませんね。
節約する方法〜おもちゃ・習い事〜
おもちゃ代や習い事にかかる費用は必ず必要なものではありませんが、子供が成長する上で子供にプラスになることも多いので、やりくりできるのであれば考える必要があります。
簡単にできる節約方法をご紹介します。
おもちゃは特別な日にだけ
子供にとっておもちゃ売り場は夢の世界。ほしいものがたくさんあふれています。あれもこれもと目移りしますが、ワガママを許してはいけません。お誕生日などのお祝いごとのときにだけ、欲しい物を1つ買ってあげるようにしてください。
そうすることで物を大事にする心も宿ります。子供が欲しいというよりは親が買ってあげたい気持ちが強いことも多いので、親自身がしっかりけじめをつけて対応することが大切です。
手作りのおもちゃは意外と遊べる
ペットボトルやダンボールなど、家にあるもので簡単に楽しいおもちゃが手作りできます。難しいものは親が作ってあげるのも良いですし、簡単なおもちゃであれば一緒に作って作る楽しみを覚えさせるととても素敵です。
おもちゃ作りから学ぶことはたくさんあるはずなので、節約しながら一緒に遊べるおもちゃを作ってみてはいかがでしょうか。
習い事は子供がしたいと言ったものだけに
小さいうちからピアノやバレエ、スイミングに習字などいくつも習わせるケースがあります。お金に余裕がある家であれば可能ですが、全て子供が自分自身でやりたいと言ったものでしょうか。
子供自身の感性や興味を育てるためにも、習い事は子供自身に選択させてください。どんな習い事も続けてこそ身に付き、楽しみも分かってくるものなので長く続けられるものを一緒に考えてあげてくださいね。
子供の進路に合わせた予算立てが必要
子育てで最も経費がかかる教育費ですが、進路によって経費の総額は大きく分かれます。
平成27年12月に文部科学省が公表した「平成26年度子どもの学習費調査」によると
3歳で幼稚園に入園して高校3年までの間に全て公立に通った場合でおよそ523万円、全て私立に通った場合は4倍弱の1770万円 http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/__icsFiles/afieldfile/2015/12/24/1364721_1_1.pdf
かかるという結果が出ています。
公立に進学するのか私立に通うことになるのかは事前に判断することはできませんが、かなりの経費がかかることを頭に入れた上で、節約や貯蓄を心がけることが大切と言えるでしょう。