
家計の大きな割合を占める家賃。家賃が節約できれば家計も楽になり、使えるお金や貯金できるお金が増えますね。同じくらいの広さでも選ぶ物件によって家賃には大きな差がでてしまうことをご存知でしょうか?どうせならいい物件に安く住みたいですね。そこで今回は家賃を節約できる物件選びのポイントをご紹介します。
安く契約できる時期がある
賃貸物件はいつ契約しても費用は同じだというイメージがありますね。実は高い時期と安い時期というのがあり、安い時期に契約するとかなり費用を抑えることができるのでとてもお得なんです。
転勤など契約時期を選べない場合を除いては、安い時期に契約を済ませるのがおすすめです。
賃貸契約で最も安い時期は7〜8月になります。理由は7〜8月は引っ越しをする方が少ないため、家賃を下げて入居者募集をかけるからです。
さらに家賃だけではなく、敷金や礼金なども交渉しやすい時期なので、この時期に合わせて物件を選び引っ越しをするのがもっともお得です。
逆に12月は1〜3月の入居者を見込んでいるので、物件が少ない割に安くなりません。交渉は難しくなる時期なので、避けた方が良いでしょう。

妥協する部分としない部分を決める!
安く賃貸契約をするには、妥協しないといけない部分が出てきます。とはいえ、家賃を安くするために妥協しすぎて生活が不便になったり、我慢を強いられることが多くなるとストレスになり、すぐ引っ越しをしなければならないこともあるため、何でもかんでも妥協するのはやめておきましょう。
一人暮らしの物件選びでの妥協ポイントのひとつが、お風呂とトイレが一緒のいわゆるユニットバスです。
ユニットバスはトイレの臭いが気になったり、お風呂の掃除をするときに便器に水がかかってしまってカバーが濡れたりとお手入れも大変です。洗面所も兼ねているので、コスメやヘアケアアイテムなどを収納できるスペースもなく、散らかりがちになります。
今後のお手入れや、使い勝手、来客時のことなども考えて妥協できるかどうか決めましょう。
続いての妥協ポイントは収納です。
収納が少ないと、結局あとから収納道具を買ったり、収納できないものが部屋を占領するので、部屋が狭くなります。散らかりやすくなる点が妥協できるかどうかしっかり考えましょう。
物件選びのポイント3つ
それでは安く契約するための物件選びのポイントを3つご紹介していきます。
築年数は古くても気にしない
できるだけ新築の物件を契約したいという方は多いですが、新築物件は家賃が高いです。あまりにも古すぎる物件は耐震基準が気になりますから、新耐震基準となっている1981年以降の物件から選ぶと良いでしょう。
1981年以降の物件では築年数が古くてもリフォームなどがされていれば、築年数が浅い物件よりも住みやすい場合もあります。
急行が止まらない駅を選ぶ
各駅停車しか止まらない駅周辺の物件は家賃も安めです。急行などが止まる方が便利ではありますが、通勤や通学が便利な各駅停車しか止まらない駅を選ぶと良いでしょう。
また駅からの距離も近くなるほど家賃は高くなります。徒歩5分以内は理想ですが、夜電車の音などが気になることもありますから、少し離れている方が生活環境は静かです。駅から徒歩20分くらいの物件なら安くなります。
事故物件も検討する
最近は安く住むために、敢えて事故物件を選んで契約する方もいるほど密かに人気があります。事故物件といっても内容は様々ですが、例えば自殺者が出たような物件では家賃が半額〜2割ほど安くなるケースが多いのでお得です。
事故物件の内容を確認すれば、気にならない理由のものも多くあります。一度確認してみましょう。

家賃重視で多い失敗例
家賃の安さを重視するあまり物件選びを失敗することは珍しくありません。失敗例を参考にして、妥協ポイントをもう一度見直してみましょう。
物件選びに失敗したと感じるのが「立地・環境」が最も多く、具体的には、駅から自宅までの道に街灯が少なかった、スーパーや病院が少ない、治安が悪いなどがあります。
物件を選ぶ際にはすぐに決めてしまわないで、実際に駅から物件までの道を、時間を変えて歩いてみたり、スーパーや病院などが揃っているかチェックするのがおすすめです。
また駅周辺にどのような飲食店があるかでも治安の良し悪しに関係しますから、しっかりチェックしましょう。

実際に家賃の値下げ交渉をしてみよう
安く契約できる7〜8月ですが、もっと安くするため値下げ交渉をしましょう。
まず家賃を安くすると、敷金や礼金、仲介手数料も安くなりますので、まずは家賃交渉から始めます。
家賃が相場よりも高い場合は、相場より安い金額で交渉してください。希望金額にしてもらえたら即入居すると伝えましょう。
相場か相場よりも低い場合でも交渉してください。その際は希望金額にしてもらえたら即入居すると伝え、応じてもらえなければ徐々に金額を上げていきます。
家賃交渉のポイントは、ただ単に家賃を下げてほしいとはいわずに、具体的な金額を提示することです。例えば「5,000円安くしてください」「5万円にしてください」といった感じです。長期で住む予定だといえばさらに交渉しやすくなります。
賃貸物件を契約すると他に引っ越し費用も必要になるので、契約にかかる費用はできるだけ安く抑えられるよう、ポイントを抑えた物件探しを意識しましょう。