気が付くと真っ黒になってしまっている網戸を見てウンザリした経験はありませんか?無くてはならない網戸ですが、細かい網目を掃除するのは結構大変で面倒だというイメージも。そんな網戸ですが、便利グッズを使えば案外簡単に掃除ができてしまうんです。知っておくと便利な網戸掃除のやり方やコツを、汚れ具合別にご紹介します。
汚れる理由
網戸は外側と内側からの汚れに常にさらされているので、窓以上に汚れやすいところです。汚れてしまうのには外と内によって様々な理由が考えられますが、主となるものは外側からだと車の排気ガスやほこり、時期によっては花粉も増えたり、地域によっては黄砂も汚れの原因に。内側からの汚れは、室内の綿ぼこりやタバコのヤニ、台所の網戸には料理中の煙や油ハネなどが原因として挙げられます。
掃除のやり方
掃除用品や、ちょっと意外な物など。便利グッズを使えば網戸は簡単に掃除ができます。
1.掃除機
掃除機は網戸にからみついたほこりを取るのに最適です。そのまま網戸に使うだけでは上手くいかないので、新聞紙を利用しましょう。
やり方は網戸の片側に新聞を貼り付けて、その反対側から掃除機を使うだけ。新聞を貼り付けると余分な空気を吸い込まないので、吸引力を最大限に活かせます。あとはもう一方の面でも同じことをするだけです。
吸引力が強すぎると網が外れてしまったり、たるんでしまうことがあります。使うときは「弱」から使ってみてください。
2.エチケットブラシ
洋服に使うエチケットブラシを使っても掃除ができます。水で濡らして網戸を拭くと、ほこりを綺麗に取ることができます。とても有効な方法なので、今では網戸掃除用のブラシも販売されているほどです。
3.靴下、ストッキング
ストッキングの爪先部分に靴下を丸めて詰め込んで網戸を拭くとほこりが取れます。静電気を利用するためストッキングは濡らさずに使いましょう。拭く反対側の網戸に新聞紙を貼り付けておくと効率良く掃除ができます。
4.メラミンスポンジ+重曹
軽い汚れなら、水を含ませてしっかり絞ったメラミンスポンジで拭き取るだけで、かなり綺麗に掃除ができます。メラミンスポンジは使った後に残りカスが出てしまうので、掃除機で吸い取っておきましょう。
頑固な汚れには、水ではなく重曹を溶かした重曹水を使います。重曹の量は、ぬるま湯200ccに対して小さじ1杯分。同じくメラミンスポンジに含ませて拭くだけで汚れが綺麗になります。
掃除の頻度は?
月に1度は綺麗に汚れを落とすのが理想ですが、難しいようであれば時期を決めて年に2度程度を目安に丁寧に掃除をしましょう。
オススメの時期は、花粉のピークが過ぎた5月あたりと台風シーズンの終わった秋。花粉による汚れや強風で飛んでくるほこりが少なくなるので、掃除をしたのにすぐに真っ黒になってしまうのを避けられます。また、年末の大掃除の時期にするよりも天候が良いので、掃除後の網戸が乾きやすいという利点もあります。
汚れ予防で手間削減!
掃除をした後に一手間加えて、網戸を汚れにくくしておきましょう。
柔軟剤で汚れ予防
綺麗にした後の網戸に柔軟剤を少し塗るだけで、ほこりなどの汚れが付着しづらくなります。やり方はとても簡単。
タオルや雑巾などに柔軟剤をしみこませて網戸を拭き上げる。
たったこれだけで、網戸の汚れにくさが変わります。網戸のワクを拭くのも忘れないようにしましょう。柔軟剤は「静電気防止の効果があるもの」を選ぶと更に効果が上がります。
結露防止スプレーで汚れ予防
冬場に良く販売している、結露防止スプレーを使うのも効果的です。様々な効果があるものが販売されていますが、網戸用に使うときは「ほこり、花粉予防効果がある」「ワックスが入っていないもの」を選ぶようにしましょう。
スプレーを網戸に吹きかけるときは反対側にタオルや雑巾をあてて、スプレーが反対側に抜けてしまわないように注意してください。吹きかけたあとに、反対側にあてていた布で網戸を拭けば網戸にスプレー溶液が馴染みやすくなります。
掃除をして綺麗になっても、網戸はすぐに汚れてしまいがち。汚れにくくする工夫で、少しでも網戸掃除の手間を減らしましょう。