薬にも補聴器にも頼らず聴力を回復させるトレーニングとは?

薬にも補聴器にも頼らず聴力を回復させるトレーニングとは?

耳がよく聞こえない、というと加齢などが原因で起こることのように考えがちですが、最近では若い人でも人の声や音が聞きづらい、難聴に悩まされる人が増えてきています。難聴が起きる原因にはどのようなものがあるのか、また聴力を回復する方法や、難聴にならないための予防法について詳しくご紹介します。

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聴力が失われる原因は?

聴力が失われる原因で、最も多いのは加齢によるものです。しかし個人差があるため、何歳になったら聴力が低下するといった明確なものはありません。

ただし20代からゆるやかに聴力は低下し、早い人では30代に入ってから聴力の低下を感じることもあります。はっきりと聴力の低下を感じるのは60代からで、70代に入るとほとんどの人は高音域の聞き取りが困難になります。

個人差だけでなく、左右が同時に聞こえづらくなっていくために、なかなか聴力の低下に気がつかないことのほうが多いのですが、加齢以外にも様々な原因から難聴となることがあります。

聴力が低下する原因

・突発性難聴によるもの

突然耳が聞こえなくなる難聴で、ウイルスやストレスなどが原因とされていますがはっきりとした原因は解明されていません。

・ヘッドホン難聴によるもの

ヘッドホンで、長時間大音量の音楽を聴き続けることが原因で起きる難聴です。

・騒音性難聴によるもの

パチンコ店や工場など、騒音の中で過ごしている人に多く見られる難聴です。

・低音障害型感音難聴によるもの

20~40代までの女性に発症しやすい難聴で、原因にはストレスが考えられますが、様々な要因もありはっきりとしたことは分かっていません。

・メニエール病によるもの

内耳のリンパが増加し、水腫ができることで音が聞きづらくなり、難聴となります。

中耳炎や鼓膜の損傷、病気などから起きる難聴は、その原因を治療、改善することで聴力が回復しますが、内耳内の器官や脳の障害から起きる難聴は、気がつかないうちに進行していることもあり、また再発が多いのも特徴となっています。これらの難聴は若い世代にも多く発症しています。

薬にも補聴器にも頼らず聴力を回復させるトレーニングとは?

聴力は回復する?

薬物療法や手術によって聴力を回復させることもできますが、聴力を低下させている原因を取り除くことで、聴力の低下を食い止めることは可能です。また聴力の低下がまだ初期の段階であれば、改善することも不可能ではありません。

私たちの耳の中にある内耳の部分に、蝸牛というカタツムリのような形をした器官があります。このなかに有毛細胞と呼ばれる音を感じる細胞が並んでいて、この細胞が音の分析をおこなっています。この細胞は、蝸牛の入り口から入ってくる音にさらされるため、加齢とともにダメージを受けていきます。

この有毛細胞は、一度傷つけられてしまうと回復することはありません。そのため、この有毛細胞にかかるダメージを軽減させる生活を心がけることが何よりも必要となってくるのです。

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聴力を回復させるトレーニングや方法

聴力を回復させるために、普段の生活からできるトレーニングをご紹介します。

ヘッドホンやテレビなどの音量を下げる

聞き取れるか聞き取れないかぐらいのぎりぎりの音量で、音楽を聞くようにします。小さな音を聞こうと神経を集中させるため、聴力の向上につながります。ただし聞き取りに疲れた場合は、無理をせずヘッドホンの使用をやめて耳を休ませることも必要です。

積極的に他人と会話をする

聴力が低下していると聞き取りづらい状態となるため、会話をしていて聞き返すといったことが面倒になりがちです。しかしそこであえて人との会話を積極的にすることで、会話を聞き取ろうと集中するため、聞き取りを向上させるトレーニングにもなります。

脳トレーニングで聴覚を改善させる

脳と耳は密接な関係があり、脳トレをすることで聴覚が回復するという研究結果が出ています。脳トレの内容としては、似たような言葉を聞き取る、複数のものから1つだけ選ぶといった瞬発力を鍛えるゲームなどがあります。

これらの脳トレを、毎日1時間続けることが聴力の回復につながります。

薬にも補聴器にも頼らず聴力を回復させるトレーニングとは?

聴力を落とさないために心がけたい予防法

聴力の低下を防ぎ、耳を守るためには日頃からの生活習慣の改善や、普段から予防を心がけることが大切です。

定期的に病院で検査を受ける

自分で気がつかないうちに、聴力が低下していることもあるため、病院に行って検査を定期的に受けることで、難聴となる前に治療することが可能です。診察を受けた際に、耳に溜まっている耳垢や異物を取り除くことで、聞こえが悪かった状態が改善されることもあります。軽度の難聴であれば、投薬をおこなうことでも聴力の改善が可能です。

大きな音を聞く環境を避ける

大きな音がする場所に行かない、ヘッドホンの使用をできるだけしないなど、耳に刺激となることをなるべく回避しましょう。

規則正しい生活をする

寝不足や過労は、ストレスを招きます。現時点ではっきりした原因は分かってはいないものの、突発性難聴や低音障害型感音難聴は、ストレスが原因の1つであることが分かっています。ストレスを溜めないためにも、規則正しい生活を心がけ、心を休める工夫をしてください。

血流をよくする食事を心がける

血行が悪いと、耳の聞こえにも影響が出てしまいます。血管を丈夫にし、血行をよくする食事を心がけるようにしましょう。抗酸化作用やコレステロールを低下させる働きのある大豆食品や、中性脂肪を下げる働きのあるDHAやEPAを含む青魚、血圧を下げる働きのある亜鉛を多く含む貝や甲殻類、血液の凝固を防止する海藻類など、積極的に食事に取り入れましょう。

普段の生活から、耳に負担となるようなことをしていないかよく見直すとともに、聴力を低下させないよう普段の生活から予防することも大切です。さらに脳のトレーニングをおこなうことは、加齢による聴力の低下を遅らせることにもつながりますよ。

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