何だか喉に違和感を感じる、頭がぼーっとする、生活していて感じる嫌な予感ですよね。しかも、週末から旅行、明日からテストという風邪をひいてはいられない状況のときに限って風邪をひいてしまうものです。
今日は、そんな嫌な予感を感じたら試してほしい風に効く食べ物についてご紹介します。風邪は引き始めの対処の仕方でその後の症状が大きく違ってきますからね。知っておいて損はありませんよ。
風邪に効く食べ物の条件とは?
風邪をひいた場合、薬と考える人も多いかもしれませんが、実は風邪に特効薬はないのです。風邪のほとんどはウイルス感染なのですが、ウイルスに有効な薬は殆ど存在しません。では、風邪の時、飲んでいる薬は何なのか、それは風邪の症状を緩和させるだけのもので、根本的に風邪を治す薬ではないのです。
薬がないのであれば、風邪を治すためにはどうすうればよいのでしょうか。まず最も有効なのは免疫力を最大限に高めることです。ですので、風邪に効く食べ物の条件も自ずと免疫力を上げるものとなります。
・体を温める
・消化に負担がない
・炎症を抑えてくれる
・刺激が強くない
・栄養がある
風邪に効く食べ物まとめ
次に、どのような食べ物が風邪に効果的なのか見ていきましょう。
生姜
体を温めてくれる食品としてまず頭に浮かぶのは生姜ではないでしょうか。生姜には体を温め、新陳代謝を活発にしてくれます。
また、生姜には消化吸収を促進したり、循環機能を活性化させるので疲労回復にも効果があります。
ねぎ、にんにく
ねぎやにんにくには消炎・殺菌効果があります。また血行を良くし、体を温めてくれる効果も期待できます。ねぎやにんにくの独特の匂いは食欲増進効果もありますので、風邪の引き始めで食欲がおちかけてきている時にもお勧めです。
レバー、うなぎ
レバーやうなぎといえば栄養満点な食品で有名ですね。風邪をひくと体の中で風邪のウイルスを何とかやっつけようと免疫力が働きます。その時、大量の栄養素が消費されるのです。
レバーやウナギにはたんぱく質をはじめ、ビタミン、鉄分など、様々な栄養素が含まれているため、体の免疫力を助けるにはもってこいの食品なのです。
柑橘類
柑橘類に含まれるビタミンCは白血球の働きを良くする効果があります。ビタミンCは食品からしか摂取できない栄養素ですから日頃から積極的に摂取したいところです。
また、ビタミンCの良いところは、ビタミンによっては食べ過ぎると体に悪い影響を与えるものもあるのですが、ビタミンCは食べ過ぎても余分な分は尿と一緒に排出されてしまうということです。ですから、風邪をひいたときには安心して沢山、みかんやグレープフルーツなどを食べてビタミンCを摂取してくださいね。
卵
昔から卵酒は風邪にとって良いと言われていますよね。卵の成分に効果的なものが含まれています。卵の中に含まれる必須アミノ酸が免疫力を高めてくれます。また卵の白身に含まれている塩化リゾチームにはウイルスを殺してくれる効果もあるのです。昔から伝わる民間療法は実に理にかなったものなのですね。
状態に合った効果的な食べ方
風邪をひいたときに効果的な食べ物でも、やみくもに食べたら良いという訳ではありません。風邪の状態に合った効果的な食べ方がありますのでご紹介します。
風邪のひきはじめ
何だか体がだるい、喉に違和感を感じる、そんな風邪のひきはじめには体を温める食べ物を食べましょう。風邪のひきはじめに体を温め、免疫力を高めておくことで、風邪の症状がひどくなるのを抑えることが出来ます。生姜やにんにく、野菜をたっぷり入れたスタミナスープがお勧めです。
喉が痛い時
風邪をひいて喉が痛いときには、ビタミンC豊富な柑橘類や炎症を抑える効果があるネギがお勧めです。また、はちみつも喉の痛みには効果的ですので、はちみつレモンやはちみつ生姜などを飲むと痛みが和らぎますよ。
熱が高い時
風邪で高熱が出た場合、食欲がない場合が殆どです。体の中が食事の消化吸収にエネルギーを使うより、ウイルスをやっつける方にエネルギーを使った方が良いと判断するからです。
そのような場合には無理に食事をする必要はありません。脱水症状にだけ気を付けて水分は摂りながら安静に過ごしましょう。
もし少しでも食べられそうな場合には、消化吸収が良いものから少量食べましょう。
病み上がり
熱も下がり、少しずつ体調が回復してきた病み上がりには消化吸収が良く栄養のある食べ物がお勧めです。
まだウイルスと戦って体の中はぐったりしていますし、元気になるためには栄養が必要な時期だからです。野菜を入れた雑炊や卵を入れたうどんなど消化の良い食事から始め、徐々に普段の食事に戻していきましょう。
まとめ
風邪に効く食べ物は、ウイルスに戦うため免疫力を高めてくれる、体を温めてくれる、栄養がある、そして、体がウイルスと戦う時に、消化でエネルギーを使用しないよう消化が良いものというのがポイントです。
風邪をひくと、体力を付けなくては、栄養を付けなければと高カロリーな食事を選ぶ人もいますが、胃腸に負担がかかるメニューはそれだけ風邪のウイルスと戦うエネルギーが減ってしまって逆効果なのですね。
また、唐辛子やスパイスが効いた食べ物は体を温めてはくれますが、刺激が強く胃に負担がかかりますので風邪をひいているときは避けましょう。