【老猫の介護】老化のサインと身の回りのお世話のポイント

【老猫の介護】老化のサインと身の回りのお世話のポイント
室内で飼われることが多くなった猫は、家族同然という家庭も多いはず。そのため猫の平均寿命も延びており、猫の老後を考える必要が出てきています。人間と同じように、猫も年を取れば様々な機能が低下してしまいます。猫に穏やかな老後を過ごしてもらうために、人間ができる身の回りのお世話について、詳しくご紹介します。

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猫に現れる老化のサイン

猫の寿命は平均して10年から15年ほどで、人間よりも速いスピードで年を取ります。7歳を過ぎると人間の年でいうと44歳程度と中年の域になります。ただし老化とは体の機能が低下することであり、それは年齢にかかわらず少しずつ進行していきます。

10歳ぐらいまでの中年期を経て、11歳から15歳程度を高齢期ととらえますが、機能の低下は中年期から始まり、老化のサインは11歳ぐらいから見られるようになります。

歯が黄ばんできた

猫の老化のサインは、歯にもっとも早く変化が現れます。黄ばみや茶色っぽい歯が増えてきます。

足が細くなった

筋肉量が落ちるため、足が細くなったり、いつもは登れていた場所に登れなくなったりします。

白髪が増えた

顔の周りに白い毛が増えます。また全体的に毛の色が薄くなることもあります。

毛のつやがなくなった

毛繕いをだんだんしなくなるため、毛のつやが失われます。また栄養が十分に吸収できていないことも影響します。

爪が伸びている

爪とぎがおっくうになるため、爪が長いままになります。

口臭や目やにがひどくなった

皮脂の分泌や唾液が減ることで、口臭や目やにが増えます。また肌がかさかさになりフケが出ることもあります。

視力や聴覚の低下

耳がよく聞こえない、目がよく見えないといったことも多くなり、手を伸ばすとうなり声をあげたり、かみついたりと短気な行動が多く見られるようになります。

食事が上手くできない

噛む力が落ちる、胃や腸の働きが低下して、上手く食べられなくなったり、食べても戻したりしがちになります。

特に多いのが、トイレの段差を乗り越えられなくなり、トイレを失敗するといったことです。また猫にも認知症の症状が起きることがあり、攻撃的になったり、落ち着きがなくなったりします。それと同時に、寝ることが多くなり、動くことがおっくうな様子が見られることもあります。

猫も人間と同じように、その老化には様々な変化があります。さらに高齢になると猫に多い腎臓病などの疾患、免疫力の低下など、様々な病気にもかかりやすくなります。老化のサインかと思っていたら、病気だったということもあり得ますので、中年期である7歳を過ぎたら、半年に一度は病院で検診を受けるようにしましょう。

【老猫の介護】老化のサインと身の回りのお世話のポイント

身の回りのお世話のポイント~食事・排泄・ベッド~

老猫になると、若いときと同じ世話をしていては、猫自身でできないことも増えてしまうため、工夫が必要です。

食事

運動量が減る老猫には、年齢に合わせたフードを選び、高カロリーにならないよう注意しましょう。匂いをあまり感じられなくなるため、フードを少し温めて匂いを出し、安心させてあげるのも一つの方法です。また食器を高めにおいて、あまりかがまずに食べることができるようにすると、食べやすくなります。

老猫になるとあまり動かなくなるため、元々あまり水を飲む機会の少ない猫は、さらに水分不足になってしまいます。を飲む場所を増やす、いつも過ごす場所から近い場所に置く、飲みやすいよう台を高くするなど工夫しましょう。

ベッド

老猫になると体温調節が上手くできなくなります。寒さや暑さにも弱くなりますので、猫用のこたつや、冷却シートなどを利用して、快適に過ごせるようにしましょう。状況に合わせて、上着を着せてもいいでしょう。

トイレ

老猫になると粗相も多くなります。ベッドの替えをいくつか用意するほか、ペットシーツを周辺に敷き詰めるなどして、粗相してもすぐに片付けられるようにしましょう。

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身の回りのお世話のポイント~シャンプー・ブラッシングその他~

老猫になると、皮膚の新陳代謝も低下してしまいます。自分で毛繕いをしなくなるため、体も汚れやすくなるので、飼い主がまめに手入れをすることが必要となります。

シャンプー

シャンプーは老猫にとっては大きな体の負担となります。できるだけシャンプーの回数は減らし、普段はタオルを湿らせて拭いてあげたり、ドライシャンプーを使ってみましょう。シャンプーを嫌がる場合は無理強いをせず、プロの手を借りる方法もあります。

ブラッシング

皮膚の異常なども発見することができるため、ブラッシングはいつも通りにしてあげましょう。老猫になるとあまり毛は抜けませんので、柔らかいブラシを使うようにします。

爪切り

爪とぎをあまりしなくなるので、爪が伸びやすくなります。小まめに切るようにしましょう。長いままだと自分の手を傷つけたり、折れたりすることがあります。

【老猫の介護】老化のサインと身の回りのお世話のポイント

高齢になっても過ごしやすい環境を作る

高齢になると、猫は今までできていたことが急にできなくなったりします。

普段と変わらない環境にする

老猫になったから、といつも過ごしていた部屋とは違う場所で過ごさせたり、ずっと一緒にあったものを危ないからといって取り除くことは、猫にとっては環境が変化し、ストレスになります。変わらない環境のまま、できないことをサポートしてあげるようにしましょう。トイレに入れないなら、踏み台をプラスするといった方法があります。

落ち着ける環境にする

老猫になると睡眠時間が増えます。猫にとって寝ることは体力を回復することと共に、体調不良を回復させるためにも必要なことです。静かに眠ることができる環境を部屋の中にいくつか作ってあげましょう。

猫にとっては、年を取っても飼い主や環境がいつも通りであることが一番です。老猫になるとできないことも増えますが、騒がず見守ることも大切です。

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