普段、何気なく口にしている食べ物は、私たちの肌にも影響しています。脂分の多い食べ物や野菜が不足すると吹き出物やニキビができでしまいますね。
肌に良い食べ物の摂り方を知って健やかで健康なお肌になりましょう。
お肌と食べ物の関係は?
美しい肌を保つためには、高級なお化粧品を使うだけではなく、体の内からきれいにすることが大切です。食べ物の好き嫌いが多かったり、ダイエット中の方は栄養が偏りがちですが、栄養が偏ってしまうと美しい肌を保つことができません。
胃腸や肝臓、腸などは肌とも深い関係があり、消化器系の調子が悪くなると肌の状態も悪くなってしまうのです。
肝臓の機能が悪いと体のなかにいつまでも不必要なものが溜まった状態で、シミやくすみなど肌にも現れてしまいます。
また腸内環境が悪いと便秘の原因となり、老廃物が溜まってニキビや肌荒れにもなってしまいます。
日常生活でどのような物を食べているかで体調や肌の状態が変わるので、美しい肌を目指している方は普段どのような食べ物を多く摂取しているかチェックしてみましょう。
お肌の悩みに合った食べ物
肌の調子が悪いと食べる物に気をつけようと考えますよね。肌を健やかに保つにはバランスの良い食事が効果的ですが、野菜や果物を多く摂れば良いというわけではないです。
お肌のコンディションや目的、悩みなどに合わせた食べ物を摂るようにしましょう。
乾燥肌
冬の乾燥以外にもエアコンやホテルでの空調など肌の乾燥は女性にとっての悩みですよね。
乾燥肌に強くなるには肌に潤いを与える栄養素が必要です。タンパク質やビタミンAを摂ることにより体の中でコラーゲンが作られ、肌の潤いに役立ちます。
ビタミンAはうなぎや青魚、レバー、牡蠣、サーモン、アボカド、人参、かぼちゃなどの緑黄色野菜などに多く含まれています。
ニキビ肌
ニキビ肌は皮脂分泌のバランスが悪い状態になっていますので、脂質の代謝を改善する食べ物を摂るようにしましょう。便秘が原因でニキビになっている方は食物繊維やビタミン類なども摂ると効果的です。
脂質代謝を良くする食べ物には、レバー、ウナギ、マグロ、サンマ、イワシ、かぼちゃ、人参、ブロッコリー、キウイフルーツなどがあります。
食物繊維の多い食べ物は、海藻類、キノコ類、キャベツ、ヨーグルト、大豆、イモ類、納豆などです。
美白肌
美白を目指したいという方はメラニンを抑える働きのあるビタミンCを多く摂るようにしましょう。
ビタミンCはブロッコリーやパプリカ、キウイフルーツ、柑橘類などに多く含まれています。
脂性肌
肌が脂っぽいという方は脂質のバランスを促すことが大切です。ビタミン2やビタミン6には脂質のバランスを整えてくれる作用があります。
ビタミン2やビタミン6を含む食べ物を食べるようにしましょう。マグロやサンマ、イワシなどの青魚やレバー、ウナギなど。野菜では人参、かぼちゃ、大根や大根の葉、ブロッコリー、キウイフルーツなどを積極的に食べると良いでしょう。
しみやそばかすを防ぐ
紫外線を浴びてシミやそばかすが気になる方もいますよね。シミやそばかすはメラニン色素が作られ過ぎないようにすることが大切です。ビタミンCを含む食べ物を摂ると良いでしょう。
パプリカ、ブロッコリー、キウイフルーツ、オレンジなどを摂るようにしてください。
食べ方にも注意して!
肌を美しく保つ食べ物を摂る時には注意しなければ思うような効果が現れないことがあります。効果を十分に発揮するためにどのようことに注意して食べれば良いのでしょうか?
1日3食きちんと食べる
一度にたくさんの食べ物を食べれば効果が早く現れるわけではなないですよね。薬とは異なるので、効果はゆっくりと現れてきます。偏った食事の回数では体に良い影響はありませんね。
良く噛んで食べる
食べ物は胃に入って消化吸収されますが、よく咬まずに食べると胃に負担がかかり、消化不良を起こしたり、栄養がスムーズに吸収されないことがあります。体や肌にしっかりと栄養を届けるためにも良く噛んで食べるようにしましょう。
栄養バランスを考えて食べる
野菜や果物ばかり食べるのではなく、穀物類や肉類、緑黄色野菜などバランス良く食べることが大切です。せっかく良い物を食べても偏った栄養で代謝が低下してしまうと栄養を隅々まで届けることができませんね。
タンパク質やビタミンなどもバランスよく摂りましょう。
まとめ
美肌を作るにはビタミンや食物繊維などの栄養素が大切ですが、穀物などバランスよく摂ることで効果が発揮されます。お肌に良い食べ物を選んで食べるようにしてくださいね。