
赤ちゃんが生まれた後、最初に迎える節句のことを「初節句」といいますが、この日は双方の両親や親戚を招いて無事の成長を祈ると共にお披露目をします。初節句は自宅でする場合や外で行うこともありますが、食事会をするのが通例となっています。この場合どうお店を選べばいいのか、また招待は誰にすればいいのか、初めてのことで悩む方へ詳しいアドバイスをお伝えします。
目次
初節句の食事会はどこでやる?
初節句のお祝いですが、まずは自宅でするか、お店でするかによっても選び方や準備の仕方が変わってきます。また赤ちゃんの年齢やお母さんの体調や家族の事情にも考慮しましょう。
自宅でする場合のメリットデメリット
自宅で初節句のお祝いをした場合には、どんなメリットやデメリットがあるでしょうか。
自宅ですることのメリット
・赤ちゃんやお母さんの体調に考慮できる
・移動する必要がない
・自分たちの好きな物を用意することができる
・節約できる
自宅ですることのデメリット
・お頭付きの鯛や蛤などを事前に予約しておく必要がある
・料理を自分たちで用意しないといけないので失敗もあり得る
・片付けが大変
また自宅でするからといって、相手の都合に合わせて2回おこなったりした場合は、かえって負担が大きくなることもあります。
外食する場合のメリットデメリット
一方お祝いを外食で済ませることには、どんなメリットやデメリットがあるでしょうか。
外食することのメリット
・自分たちで用意したり片付ける必要がない
・用意するのが大変な食材もお願いすれば用意してもらえる
・小さな赤ちゃんでもベビーベッドなどを用意してもらえる
外食することのデメリット
・お金がかかる
・予約をしていても制限時間はある
・お店によっては赤ちゃんの泣き声に気を遣う
またこれ以外の方法で、仕出しのお弁当や料理を頼んで届けてもらうという方法もあります。片付けは必要ですが、赤ちゃんがまだ小さいなど外出が心配な場合などは、利用することでお母さんや家族の負担が減ります。

初節句の食事会の会場選びで注意することは?
桃の節句、端午の節句にお祝いをするのが習わしですが、初節句を自宅以外の場所でおこなう場合には、以下のことに注意しましょう。
早めに予約をしておく
初節句のお祝いをするのは、日取りなどもありますがほとんどは招待した人が参加しやすい土日に集中します。そのためお店も混み合うので早めに予約が必要です。
個室があるお店を選ぶ
初節句をする時の赤ちゃんはまだ小さいため、泣いたりぐずったりといったこともあります。また料理は食べられませんので、授乳や離乳食などを食べさせる必要がありますので、個室の方が周りに気を遣わずにすみます。
赤ちゃんに兄弟がいる場合は子供の食べられる料理を選ぶ
招待する両親の年齢を考えて、懐石料理を選ぶという方法もありますが、赤ちゃんに兄弟がいる場合は、子供の食べられる食事でお店を選びましょう。お店によっては子供でも食べられる懐石のコースを提供しているところもあります。
テーブル席よりは座敷を選ぶ
ハイハイを始めた赤ちゃんや、おむつ替えなども考えて、座敷にした方が安心です。お店によっては赤ちゃん用のベッドや布団を用意してくれることもありますが、持ち運べるバスケットなどを用意していく場合にも、座敷の方が万が一ベッドから出ても安心です。
初節句でお店を利用する場合は、確実な参加人数と日程が決まってから早めに予約しておけば安心です。
招待する人は誰?
招待する人は決まりはありませんが、双方の両親を招待する、片方だけの両親を招待する、別々に招待する、家族だけでおこなうなど、それぞれの家庭に合わせて招待するといいでしょう。
遠方に両親が住んでいる場合は、わざわざ出てきてもらうのも大変ですから、自宅で食事をして写真を撮り、送ってあげるという方法も。負担を避けるよう考慮することも大切です。
また両親がお祝いに行く気持ちになっていても、出産からそれほど間があいていない場合などは負担になりますので、初節句をいつお祝いするかについては、家族だけでなくお互いの両親も交えて事前に相談しておきましょう。
地域によっては初節句のお祝いに用意するものが決まっていたりするため、その地域にしかないものなどは事前に用意が必要です。風習などについても確認しておきましょう。

予算はどれくらい必要?
外食をする場合は、初節句のプランなどを用意しているお店が多いので、それを利用するといいでしょう。飲み放題が可能なプランなどもありますが、そういったオプションなどをつけると1万円程度一人あたり必要になると考えておくといいでしょう。
自宅でする場合は、これよりも安く抑えることができますが、家族や招待客に合わせた料理などを細かに用意していると、外食よりも高くつく可能性があります。外食でも自宅でおもてなしをする場合でも、招待した方が費用を負担することになりますので、お店を選ぶ際には注意が必要です。

手土産は用意した方がいい?
お店で食事をした場合、手土産としてちらし寿司や赤飯などを用意してくれるところがあります。自宅でお祝いをする際にも、手土産があった方が喜ばれます。最近では、節句に合わせたケーキなどを手作りする人も増えています。
ただし手土産はあくまでも心遣いですので、用意をする時間がない場合などは市販の菓子折などにしても問題はありません。相手への気持ちを込めて、用意するのがおすすめです。