進学や就職、転勤や結婚など、新しい生活をきっけかに単身引っ越しをする機会は多くあります。ただでさえ物入りな新生活なので、引っ越し費用はなるべく安くしたいものです。
今回は、単身での引っ越し見積もりをなるべく安くする方法をご紹介します。
単身引っ越しの見積もり相場は?
単身でも複数世帯でも、引っ越し業者を決める際の一番のポイントを「値段」とする人は多いです。お値段の相場は、各業者で条件によりずいぶんと変わります。
条件の一つが「引っ越しの荷物の量」です。単身で引っ越しをする場合、荷物の量が決められている単身者専用パックを利用する人が多いです。荷物の量は業者により多少違いがありますが、決められた量に入りきる荷物の場合、パック料金で安く済ませることができます。
「荷物の量」の他に料金を左右する条件として、「引っ越しの移動距離」や「時期(繁忙期かそれ以外か)」があります。このふたつと、始めに挙げた「引っ越しの荷物の量」のうち最も料金に影響を与えるのが距離で、大別して、同一市内(約30km圏内)、同一県内、県外の3タイプの料金に分けることができます。
具体的な見積もりは、同一市内に引っ越しだと1万5千円から4万円、同一県内の場合4万円から6万円、さらに県外の場合は6万円から10万円が相場のようです。
相場はもちろん業者によっても違い、長距離が得意であったり短距離が得意であったり、オプションサービスが充実しているなど特徴があります。見積もりは値段だけでなく内容も含めてしっかり検討されることをお勧めします。
荷物が多いと高くなる!
単身引っ越しは、パック料金である場合が多いです。決められた大型家具や、指定された大きさの段ボールや衣装ケースに入る荷物が一定料金になります。荷物の量は同じ単身者の引っ越しでも人により差があるため、同じ業者でも単身引っ越しのプランはいくつかあって、荷物が多いよりも少ないパックの方が料金もお安くなります。
具体的に料金が高くなってしまう例では、単身引っ越しパックに組み込まれていない大型家具に別途料金が請求されるケースがあります。例えばベッド。多くの引っ越し業者では寝具を布団と定めています。ベッドではないのです。ベッドが引っ越し荷物に入っている場合、別料金(およそ2万円から5万円)が発生します。もちろんベッドに限らず専用の収納ボックスに入らないものや指定外の大型家具にも別途料金が発生します。
また単身者専用の住宅にはエアコンが始めから設置されている物件が多いことから、エアコンも引っ越しパック料金に入っていないことが多いです。エアコンの場合取り付けや取り外しの料金も発生してしまいます。
すでに家具や家電が設置してある単身者用の住居なら問題ありませんが、自分の持ち物、特に大型家具をきちんと把握して見積もりをしないと、いくら単身の引っ越しでも安い料金で利用できないのでご注意ください。
安くする方法はコレ!
引っ越し料金を安くするちょっとしたコツをご紹介します。物入りな新生活のためにも、ぜひ参考にしてください。
必要のないものは手放す
引っ越し費用を安くするには荷物を減らすのが一番です。すっきりと新生活を迎えるためにも、持ち物を見直してみましょう。
まず読み終わった本やもう見ないDVD、遊び終わったゲームなどは売るか捨てるか、または友達にあげるなどしましょう。
最近ではインターネットのフリーマーケットも盛んです。家の中を見渡して、使用しないものは試しに売ってみるのも良いですね。意外な値段が付くこともあるようです。フリーマーケットを利用する際は売れるまでに時間がかかる場合があるので、少なくとも引っ越しの1か月前にはじめて、売れない場合は処分することも検討してください。
引っ越し時期
進学や転勤などで引っ越す場合は無理かもしれませんが、可能であれば繁忙期を避けることをお勧めします。繁忙期は一般的に新生活のはじまりに合わせた3・4月ですが、7・8月も他の時期に比べると忙しいようです。繁忙期とそうでない時期の引っ越し費用は、5千円から2万円くらい差が出るため侮れません。
また近年では引っ越し業者の人手不足から繁忙期には引っ越しの受付すらできないこともあります。なるべく繁忙期は避ける、または繁忙期にどうしても引っ越しをするなら早めに予約することをお勧めします。
できることは自分でする
業者によっては、荷造りや荷解きを利用者が行うことで料金を安くしてくれるプランが用意されています。引っ越しの2週間前から荷造りを始める時間がとれそうなら、こうしたプランを利用することをおすすめします。
見積もりを数社から取る
引っ越し料金は、引っ越しの距離、荷物の量、引っ越しの時期に左右されますが、これらの条件は業者によりことなります。利用者にとってどの引っ越し業者のどのプランが最適であるかは、いくつかの引っ越し業者から見積もりを取って比較をしないとわかりません。見積もりはせめて、5社以上から摂るようにしましょう。
また積もりを取るメリットは、比較できる点だけではありません。見積もりを他の業者に見せることで、料金交渉が有利にでき、上手くすれば割引サービスを得ることが可能になりますよ。
引っ越し業者の探し方
引っ越し業者を探す時、何を参考にしますか?テレビのCMや新聞広告など、目に入ってくる情報だけでも複数の引っ越し業者が候補にあがりますが、実は日本国内には200社以上の引っ越し業者が存在するのです。
たくさんの引っ越し業者から見積もりを取れば、きっと利用者それぞれにとって適切な業者が見つかるはずですが、やはり時間と手間がかかってしまいます。
そこでお勧めなのが、インターネットでの引っ越し業者一括見積です。使い方は簡単で、自分の引っ越しの条件、例えば「どこからどこに引っ越す」「荷物の種類」「引越し希望日時」などを入力するだけで、利用者のプランにぴったりなサービスを安く行ってくれる業者が紹介してもらえます。
おすすめは「引越し侍」です。なんと全国270社の引っ越し業者と提携しており、有名な大手引っ越し業者はもちろん、地域に根付いている地元の引っ越し業者の中から厳選した10社を紹介してもらえます。
特に地元の引っ越し業者は知名度こそ低いですが、大手にはない、臨機応変な細かい対応が受けられるなどのメリットがあります。もちろん大手にも大手ならではのサービスがありますので、こちらの一括見積で詳しいサービスを比較して、自分にとって最適なプランを見つけて下さい。
引っ越しはたくさんの時間と体力とお金を使う大仕事です。その後の新生活に弾みをつけるためにも、納得できるお得な引っ越しが出来るよう、まずは引っ越し業者への見積もりの請求や、必要・不必要なものを分ける断捨離から始めましょう。