光熱費はできるだけ低く抑えたいもの。家の水道代は節約できているでしょうか?水を多く使うお風呂の使い方を工夫するだけで、水道代はぐっと下がります。実践してほしい節約テクをご紹介しましょう。
目次
家庭内で水を多く使っている場所は?
まず家で水を多く使う場所をチェック。何と言っても一番はお風呂で、水道代の40%を占めます。湯船にはったお湯や出し続けるシャワーには大量の水が使われます。
続いてはトイレが22%、キッチンが17%と続きます。以前はトイレが一番多く水を使っていましたが、節水タイプのトイレが普及したことにより、水の使用量がぐんと減りました。
意外に多いと思われる洗濯は15%で、洗面所はたったの6%となります。このことからも、お風呂の水を節約することで水道代を減らせることがよくわかりますね。
お風呂の節約テク
水をたくさん使うお風呂ですが、節約テクを使えばしっかり水道代を抑えることができます。5つの方法を覚えて、賢く節約しましょう。
(1)ペットボトルを使って湯船の水を節約
湯船にお湯を入れるときには大量の水を使用します。少しでも水量をおさえたいですよね。そんなときに活用したいのがペットボトル!
2リットルのペットボトルに水を入れて、数本湯船に入れておくだけ。これだけで水の量がかなり少なくてすみ、1日に10リットルもの水が節約できることになります。
また2人で湯船につかるだけでもお湯の量は増え、水道代、ガス代ともに節約できます。
(2)残り湯を再利用する
使い終わったお風呂のお湯はそのまま栓を抜いて捨てていませんか?およそ100リットル残っている残り湯を使わない手はないのです。
洗濯や花の水やり、ふき掃除、洗車など用途はたくさんあります。残り湯を活用して蛇口をひねる回数を減らしましょう。
(3)シャワーの使用回数と時間を減らす
お風呂に入っているときによくやるのがシャワーの使い過ぎです。お湯が湯船にたまっていても、シャワーを出しながらシャンプーしたり、流したり、またシャワーが必要ないときにも出しっぱなしで顔を洗っていたり…。
シャワーは無駄な使い方をしていている人が多いようです。シャワーは使うときだけ出して、不要なときはこまめに止めることが大切。
湯船にお湯がはってある場合は、そのお湯で体を流し、シャワーは最後の仕上げだけに使うようにすれば、水道代はかなり抑えられます。
(4)お湯をきれいに保って翌日も利用
一度入った湯船のお湯は捨てて、翌日は入れ直す方がほとんどです。お湯がきれいな状態で翌日も使えれば、水道代の節約になりますよね。
そこで残り湯をきれいにするグッズを利用してみましょう。湯船に浮かしておくだけで湯垢や汚れをとりのぞき、雑菌の繁殖を防いでお湯を清潔な状態にキープしてくれます。
(5)お湯はりのお知らせ器具を使う/h3>
お湯はりが自動でストップしない場合は、自分で時間をはかったり、確認しながらお湯を止めます。その場合、つい止めるのを忘れてあふれてしまうことや思ったよりも多くお湯を入れてしまうことがあります。
そんな場合はお湯の量や温度が設定できるブザーつきの器具を使えば、心配なくお湯はりができます。お湯はりの量を少な目に設定することで無駄に水を使うことを防ぎ、水道代の節約にもつながります。
「節水シャワーヘッド」を買おう!
蛇口をひねると勢いよく出るシャワーですが、長時間出しっぱなしにすると、ガス代、水道代のアップにつながってしまいます。
シャワーを効率よく節約するためには節水シャワーヘッドが有効。ほとんどのシャワーに取り付けることができ、水圧を変えることなく水の量をおよそ50%減らすことができます。
ネットやホームセンターなどで手軽に手に入りますので、ついついシャワーを使いすぎるという方はぜひ試してみてください。
シャワーだけが得な場合も
シャワーの使い方で水道代はかなり変わってきますが、シャワーだけを使った方が節約できる場合もあります。
お湯はりをするとおよそ200リットルの水を使います。シャワーを15分使うとおよそ180リットルの水を使うので、ほぼ同じ量です。
15分以内にシャワーのみで家族全員がお風呂に入れるのであれば、湯船にお湯をためてさらにシャワーを使うよりも、シャワーだけの方が断然お得です。
ただ15分以内にシャワーだけでお風呂に入れる人数はせいぜい2〜3人まで。それ以上の家族になると15分を超えてしまうので、湯船にお湯をためて節水しながらシャワーを使うことをおすすめします。
お風呂を賢く使って水道代を減らそう
ご紹介した節約テクをぜひ試してみてください。効果がすぐに表れるので節水するのがだんだん楽しみになってきます。
節約の意味でも環境への配慮の視点でも、お風呂を賢く使って節水を心がけてくださいね。