キュッとあがった美尻、女性なら誰でも憧れますね。ハワイのビーチでカッコよくビキニを着こなす女性はみんなお尻が上向きで厚みがあり、お尻と脚の区別がしっかりしていて、脚もモデルのようにスラリと美脚にみえます。
日本人は、体型や筋肉の付き方が欧米人とは違うため、メリハリボディには程遠い平坦で垂れている形がほとんどで、「後ろ姿でモテる」なんて、意識している人は少ないでしょう。
でも、美意識の高い女性は違います。お尻の脂肪を減らして、まわりの筋肉をつけヒップを上向きにするボディメイクエクササイズをもうはじめています。
ここでは、憧れの美尻に近づくためのヒップを上向きにするエクササイズをご紹介します。
お尻の形を知ろう!
まず美尻を目指すエクササイズを始める前に、どんなお尻のタイプがあるのかを知っておきましょう。加齢によるものか、生活環境からくるものなのか現実を知るよいきっかけにもなります。
平尻
・ぺったんこでメリハリがない
・筋肉がついていない
・痩せ型の人に多い
このタイプの人は、骨盤のゆがみや開きが原因です。骨盤の上に乗る脂肪がすでにほかの場所に流れているため、メリハリがなくなると考えられています。お尻の形以前に正常な骨盤にするための矯正が必要です。
垂れ尻
・文字通り、下にお尻が垂れてしまっている
・加齢によるたるみがある
・お尻と太ももの境目が二重になっている
・セルライト(脂肪)が多い
加齢によるものが垂れ尻に影響している可能性が大きいですが、姿勢の悪さや長時間同じ体制で座っているなど、座り方にも問題がありそうです。脂肪が多いということは運動不足も原因のひとつとして考えられるでしょう。
四角尻
・横に広がっている
・丸みやボリュームがない
・お尻と脚の境目が斜め下に流れている
・運動不足(デスクワーク中心の仕事)
腰回りに肉がついてしまうと、ウエストのくびれがなくなり、全体的にお尻が四角い形に見えます。太ももとの境目がないと立体的ではないお尻になってしまいます。
出尻
・お尻が突き出ている
・姿勢が悪い
・ぽっこりお腹が反り腰の要因となりバランスが悪い
お腹まわりに贅肉がつくと、楽な体制をとろうと体のバランスが崩れ、横から見ると姿勢が「S字」状になってしまいお尻が後ろにでてしまいます。
桃尻
・キュッと上向きにあがっている
・桃(PEACH)の形、逆ハート型
・お尻と脚の付け根に境目がある
理想のモテ尻ですが、若さだけで維持できるものではありませんね。今後も美しいヒップラインを保つには、エクササイズなどを行っていくことが大切になります。
美尻になるためには
さて、ヒップを上向きにし、美尻メイクをするにはカラダのどの部分を鍛えればよいのでしょうか。それは、お尻部分の大殿筋、中殿筋、小殿筋、腸腰筋(大腰筋・小腰筋・腸骨筋)と太もものハムストリングスと呼ばれている大腿二頭筋です。
これから紹介するエクササイズでも、この筋肉を強くするぞ、と意識しながらトライするのが望ましい方法です。
エクササイズのやり方
さて、いろいろなタイプのお尻の形がありその原因が加齢、体のゆがみや骨盤の開き、姿勢の悪さが多く影響していることがわかりました。
ここからは、体内状況の改善と脱「汚(お)尻」、美尻になるエクササイズについて考えていきましょう。
スクワット
スクワットで鍛えられるのは、お尻を全体を覆っている筋肉「大殿筋」と太ももの裏側についている筋肉「ハムストリング」です。
「立ち上がる」「しゃがむ」動作で筋肉をつくり、きれいな境界線ができれば上向きの健康的でセクシーなお尻に近づけます。姿勢をまっすぐにどの筋肉を鍛えているのか意識して繰り返し行うことで理想のお尻を手に入れることができます。
ブルガリアン・スクワット
筋肉の付き方が均等でない、太ももの表側も鍛えたい、という方には、片足ずつ行う「ブルガリアン・スクワット」がおすすめです。負荷が通常よりかかるため、通常のスクワットより筋肉をつくるのに効果的です。
方法は、自分の膝位の台(ベンチでも可)を後ろに60cmほど距離をおいて置き、片足を折ってつま先を置き、骨盤を水平に保ちながらスクワットを行います。
ワイドスクワット
さらに、内腿を鍛えたい方には両足の幅を大きく取り、スクワットをしましょう。股関節の筋肉が鍛えられますので、バランス良く筋肉がつくでしょう。
トレーニングのやり方
1回10セットを毎日3回〜5回、プラス日毎に回数を増やしてコツコツと続けることが美尻への近道です。キレイなお尻をつくるためにはお尻の脂肪を筋肉にかえ、さらに太ももを鍛え境界線をキレイにつくることが大切です。
体型隠しからの脱却、鍛え上げた美尻をつくることでヒップを上向きにして他人に負けない美しい美尻をメイクしていきましょう。