「船酔い」が起こるメカニズムと楽しく乗るための7つの対策

「船酔い」が起こるメカニズムと楽しく乗るための7つの対策
船に乗ると気分が悪くなってしまう船酔いを経験したという方も多いのではないでしょうか?せっかくレジャーなのに気分が悪いと楽しさも半減してしまいますね。どうして船に乗ると船酔いをしてしまうのでしょうか。船酔いのメカニズムや船酔いを解消して楽しく乗るための対策をご紹介いたします。


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船酔いが起こるメカニズムと症状

船に乗ると頭がくらくらする、吐き気がするといった船酔いを経験した方も少なくないのではないでしょうか?

船酔いは医学的には動揺病や加速度病といわれ、起こる原因は船が揺れることによって内耳の三半規管や前庭が刺激されるからです。内耳への刺激は自律神経や平衡感覚を乱れさせてしまいます。

船酔いだけでなく車や電車、遊園地のアトラクションなどで乗り物酔いを起こしてしまうのも原因は同じです。

また実際の船の揺れだけではなく、景色や臭いによる不快感も船酔いと関係があるといわれています。

船酔いの主な症状は、吐き気や嘔吐、頭痛、冷や汗、顔面蒼白などです。どの症状も辛いものですね。船酔いは船から降りたからといってすぐに解消されるわけではなく、しばらくの間続くことがほとんどです。長ければ翌日まで続くケースもあります。

「船酔い」が起こるメカニズムと楽しく乗るための7つの対策

船酔いしやすいタイプの人は?

どのような人が船酔いしやすいのでしょうか?

船酔いしやすいのは、普段から車や電車などの乗り物に酔いやすい人や、過去に船酔いの経験がある人です。過去の辛い思いがストレスになって船酔いを起こしやすくさせるのです。

逆に船酔いしにくい人は、4歳くらいまでの乳幼児やお年寄りです。乳幼児は脳の働きが未完成なので比較的船などの乗り物に強く酔いにくく、逆にお年寄りは脳の老化によって船などの乗り物酔いが起こりにくいようです。

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楽しく船に乗るための対策

船酔いの症状はとても辛いものです。ですから船に乗るならしっかりと船酔いの予防対策をとることが大切です。船酔い対策を見ていきましょう。

酔い止め薬を飲む

乗り物酔いを防ぐための酔い止め薬を、船に乗る前に飲んでおくのが効果的です。できれば乗る30分ほど前に服用するのがベストですが、酔い始めてから飲んでも効果があります。

酔い止め薬には、嘔吐中枢を抑制して吐き気やめまいといった症状を予防緩和してくれます。また自律神経のバランスを正常化する効果や胃の粘膜の知覚神経を麻痺させて嘔吐を抑えてくれる効果がありますから、船酔いの様々な症状を抑えてくれます。

進行方向を向く

船に乗るときには船の大きさにもよりますが、揺れの少ない場所を探すのは大変です。体を進行方向に向けることでも船酔いを予防できます。進行方向に背を向けると酔いやすいので注意しましょう。

消化の良いものを食べる

船に乗る前は消化の良いものを食べておきましょう。食べ過ぎてお腹が満腹状態のときも、逆に空腹状態でも船酔いしやすいです。船に乗る前日は消化の良いものを食べて、お腹の調子を整えておきましょう。

しっかり寝る

睡眠不足も船酔いしやすくなってしまいます。前日はできるだけ早く寝るなど、しっかりと睡眠をとることが大切です。緊張して眠れない場合でも、スマホやテレビなどを見ずに目を閉じておくだけでも体を休めることができます。

ゆったりした服を着る

ベルトやお腹周りが締められるような服は胃が圧迫され酔いやすいです。船に乗るときには女性ならワンピースなどお腹の締め付けのないものを、男性ならベルトを緩めにするなどお腹周りを締め付けない工夫をしましょう。

酔うことを考えない

船酔いを経験したことがある方やもともと乗り物酔いしやすい方は、「酔ったらどうしよう」と乗る前には不安な気持ちになってしまいますが、その不安感が酔いやすくします。できるだけリラックスすることが大切です。

音楽を聴いたり、ガムを噛んだりもリラックスするのに効果的です。

スマホやゲームは避ける

スマホやゲームはどうしても頭や目線が下を向きます。下を向いたり、近くのものを見ると酔いやすいので、船に乗っている間はスマホやゲームは避けましょう。

できるだけ進行方向の遠くの景色を見るようにしましょう。

「船酔い」が起こるメカニズムと楽しく乗るための7つの対策

船酔いしてしまった時の対処法

いろいろな対策をとっても酔ってしまうことはあります。万が一、船酔いしたときの対処法を覚えておくと安心です。

酔い止め薬を飲む

乗り物酔いの薬は、船に乗る30分ほど前に飲むと効果的ですが、飲み忘れて酔った場合は症状が出てから服用しても効果があります。我慢できるところまで我慢するのではなく、船酔いを感じたらできるだけ早めに飲むようにしましょう。

ツボを刺激する

船酔いに効果のあるツボを押すのも効果的です。船酔いに効果のあるツボは内関(ないかん)、外関(がいかん)、築賓(ちくひん)、侠谿(きょうけい)、翳風(えいふう)です。平衡感覚・自律神経を正常にし、症状緩和効果があります。

内関は内手首の手首のシワから指3本分肘よりのところにあり、ちょうどその裏側になるのが外関です。築賓は足の内側のくるぶしから指5本分膝よりのところにあり、侠谿は足の小指の付け根の少し薬指よりの凹みに、翳風は耳たぶの裏側の凹み部分にあります。

即効性が期待できるのが侠谿です。船酔いを感じたら刺激してみましょう。

氷を口に入れる

口に冷たい刺激が与えられると自律神経のバランスが取れ、船酔いによる吐き気を抑えることができます。口の中に入れた氷は噛まずに飴のように溶かしていきましょう。

だんだんと吐き気が治まりスッキリしてきます。ただしたくさん食べ過ぎてしまうとお腹が緩くなることもあるので注意しましょう。

船酔いは自律神経の乱れや精神的なものも影響して起こります。船に乗る前は体調を整えてリラックスすることが大切です。せっかくの楽しい船のレジャーを船酔いで台無しにしないよう、リズムを整えましょう。

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