実際どうなの?歯磨きに塩を使うことの3つのデメリット

実際どうなの?歯磨きに塩を使うことの3つのデメリット
「塩を使って歯磨きすると虫歯や歯周病の予防に役立つ」と聞いたことはありませんか。塩の粒は歯の汚れを落として、口内を清潔に保ってくれそうですよね。

ところが、実際は塩を使って歯磨きをすると歯の健康に逆効果です。

塩を使って歯磨きをすると、どんなデメリットがあるのでしょうか。今回は歯磨きに塩を使うことのデメリットについてご紹介いたします。


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塩を使った歯磨きは本当に効果がないの?

多くの人が歯磨きに塩を使うと歯がきれいになると信じているのは、殺菌効果と研磨作用があると言われているためです。では、これらの噂は本当なのでしょうか。

実は、塩には口の健康を維持できるほどの殺菌効果はありません。そのため、塩で歯磨きをしても虫歯のもととなる菌や歯周病菌の繁殖を防ぐのは難しいです。

また、塩で歯磨きをすると、粒が歯の汚れを落として、ホワイトニング効果を期待できるというのも本当ではありません。

塩を使っても、きちんと歯磨きをすれば、歯の表面の汚れは落ちますが、それは塩の力ではなく、適切な歯磨きのおかげなのです。

このため、塩を使って歯磨きをしても歯の健康や美しさを維持する効果は期待できません。歯磨きで清潔な歯を維持したいなら、歯科医が薦める歯磨き粉などを使用し、適切な方法で歯磨きすることが一番の近道です。

実際どうなの?歯磨きに塩を使うことの3つのデメリット

歯磨きに塩を使うことのデメリット

塩を使って歯磨きをすると効果を得られないだけでなく、さまざまな悪影響が引き起こされます。塩で歯磨きをしている人はデメリットを知っておきましょう。

歯や歯茎が傷つけられる

塩で歯磨きをすることの一番のデメリットは歯や歯茎が傷つけられることです。塩の粒で歯や歯茎が傷つくと、次のような影響が出ます。

歯周病や知覚過敏が悪化

塩の粒が歯や歯茎を傷つけると、知覚過敏や歯周病が悪化することがあります。これらの病気が悪化した場合、歯磨きの度に歯がキーンとしみたり、歯ぐきから出血したりする可能性が高いです。

歯周病や知覚過敏に悩んでいる人は歯科医に相談し、適切な歯磨き粉を使用して症状の改善を目指しましょう。

歯が汚くなる

塩で歯磨きを続けていると、歯の表面のエナメル質が剥がれてしまいます。そうすると、エナメル質の内側にある象牙質がうっすらと透けたように見えてきます。

象牙質は元々、黄色っぽいです。そのため、塩の歯磨きでエナメル質を傷つけると、歯が黄色く汚く見えてしまいます。また、塩が歯の表面を傷つけて凸凹にすると、そこに汚れが溜まりやすいです。

歯の表面に汚れが溜まれば当然、歯は黄ばんで汚く見えてしまうでしょう。

虫歯になりやすい

塩には十分な殺菌効果がありません。そのため、塩で歯磨きをしても虫歯の原因となるミュータンス菌や歯周病菌は口の中で活動を続けます。

塩で歯磨きを続け、ミュータンス菌や歯周病菌が増殖し続けると、虫歯が増えて歯周病のリスクが高まります。虫歯や歯周病菌が悪化すると口臭がひどくなったり、歯が抜け落ちたりする可能性もあります。

塩分を吸収する

塩で歯磨きをすると、歯茎から体内に塩分が吸収されます。また、不意に塩を飲み込んでしまう可能性も否定できません。塩の歯磨きで塩分を過剰に摂取してしまうと、次のようなデメリットが発生します。

体がむくむ

塩分を取りすぎると、体内で塩分の濃度が高まります。この状態を改善させるために、体は水分をため込もうとします。

体が水分をため込むことによって引き起こされるのがむくみです。体が水分を十分に排出できずにいると、全身にぶよぶよとしたむくみが現れ、太ったように見えてしまいます。

血圧が上がる

塩分を摂取すると、塩分の濃度を下げるために、体は水を欲しがります。そして、水分を摂取すると、血液の量も増加します。

しかし、血管や心臓の容量には限界があります。血管などが血液でパンパンになると、血圧が上昇するのです。

血圧が高い状態が続けば、心臓や血管に負担がかかります。血圧が高くてもほとんどの場合、自覚症状はありませんが、心臓や血管への負担が心臓病や脳出血などにつながる可能性もあります。

病気につながる

塩分の取りすぎは心臓病や脳出血以外の病気も引き起こします。塩分の過剰摂取で起こる病気の一つが腎臓病です。

塩で歯磨きを続け、塩分を過剰に摂取していると、それを排出するために腎臓が休む間もなく働きます。腎臓への負担が続けば、腎臓が疲弊して慢性の腎疾患となるのです。

また、塩分の過剰摂取は筋肉の働きも低下させます。筋肉が十分に機能しなくなれば、心臓の機能も低下し、不整脈につながります。

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歯磨き粉がない時は塩でもOK

塩で歯磨きを続けると、さまざまなデメリットがありますが、歯磨き粉を切らしたとき、一時的に塩を使うのは問題ありません。

歯の表面が傷ついたり、塩分の過剰摂取が健康に悪影響を与えたりするのは長期間に渡って塩で歯磨きを続けた場合なので、短期間であれば塩で歯磨きしても大丈夫です。

塩で歯磨きをするときは、歯や歯茎を傷つけないように注意して丁寧にブラッシングしましょう。

実際どうなの?歯磨きに塩を使うことの3つのデメリット

長期的に塩で歯磨きするのはやめよう

塩で歯磨きをすると、健康にも美容にも良くありません。虫歯ができたり、歯が黄ばんだりして後悔しても遅いので、長期的に塩を使って歯磨きをするのはやめた方が良いでしょう。

歯磨き粉がないときは塩で歯磨きをしても大きな影響はありませんが、歯周病や知覚過敏の人は歯が痛くなったり、歯茎がしみたりする可能性があるので、注意してください。

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