小豆島と聞いて皆さんは何をイメージするでしょうか。昔は壺井栄の小説『二十四の瞳』で有名でしたが、最近ではTBS系ドラマ『Nのために』のロケ地になったことで一気に注目を集めました。
小豆島に一度は行ってみたいと思っていたけれど、どんなところかイマイチわからないという方のために、今日は小豆島観光の見どころについてご紹介します。
目次
「小豆島」ってどんな場所?
小豆島は香川県の北東部に位置し、瀬戸内海に浮かぶ人口約30,000人の島です。年間を通して温暖な気候に恵まれ、オリーブや醤油の生産が盛んです。
小豆島に行くにはフェリーや高速艇を利用します。本州側からは姫路港 (兵庫県姫路市)、日生港 (岡山県備前市)、新岡山港 (岡山県岡山市中区)、宇野港 (岡山県玉野市)、神戸港(兵庫県神戸市)から毎日カーフェリーが運航しています。四国側からは高松港 (香川県高松市)より毎日カーフェリーおよび高速艇が運行しています。
ちなみに、以前、車のCMで小豆島をわざと間違え、「あずき」と読んでいるCMがありましたが、正しくは「しょうどしま」と読みます。
小豆島のオススメスポット
では、小豆島のオススメスポットをご紹介していきますね。
エンジェルロード
エンジェルロードは恋人同士で行くなら絶対に外せないスポットです。土庄町にありますが、土庄港から歩いて15分位で行くことが出来ます。
エンジェルロードは1日2回の干潮時に大小4つの島々を繋ぐように現れる砂の道です。「天使の散歩道」とも呼ばれ、その砂の道を好きな人と手を繋ぎながら渡ると幸せになるという言い伝えがあるのです。
エンジェルロードの近くにはエンジェルロードを見渡せる「約束の丘展望台」もあり、そちらもお勧めです。
道の駅 小豆島オリーブ公園
小豆島オリーブ公園は、その名の通り、オリーブの木々に囲まれた異国情緒あふれる場所です。ギリシャ風車や瀬戸内海を一望できる絶好のロケーションから大人気撮影スポットです。
また、小豆島オリーブ公園には宿泊施設やカフェ、小豆島のお土産などが揃っていますので、小豆島の魅力を十分に楽しむことが出来ます。オリーブを使ったハーブリースづくりなどの体験もできますので、グループ旅行にもお勧めですよ。
マルキン醤油記念館
小豆島の名産品の一つが醤油ですが、その醤油メーカーである盛田株式会社の工場に隣接した醤油の作り方や歴史が学べる場所です。
もちろんお土産に醤油を買って帰ることも出来ますし、ここで販売されている醤油ソフトクリームが絶品でハマる人が続出しています。
湯船の水と千枚田
小豆島のほぼ中央に位置する千枚田。大小異なる棚田が織りなす景色はまさに絶景です。田植え前に田んぼに水が張った状態の棚田は空を映し出し鏡のような美しさが魅力的ですし、田植え後、青々と茂った棚田の姿もまた圧巻です。特に春から夏にかけてがお勧めのスポットです。
Nのためにロケ地巡り
ドラマの「Nのために」が人気過ぎて、Nロスという言葉まで生まれました。そんな「Nのために」の熱烈なファンの方はロケ地巡りをしてみるもの良いですよ。
小豆島町池田浜条、小豆島町池田城石桜公園、土庄町赤穂屋など「Nのために」ファンにはたまらない場所がいっぱいです。
二十四の瞳映画村
二十四の瞳映画村は、小豆島町の瀬戸内海を見渡せる海岸沿いにあります。「二十四の瞳」は幾度も映画やドラマ化されていますが、田中裕子主演の映画の時に使われたセットになります。
大正~昭和にかけての村の景色が再現されていたり、作家である壺井栄が生前愛用していた調度品や生原稿などを見ることも出来ます。
寒霞渓
寒霞渓は日本三大渓谷美のひとつといわれる景勝地です。ロープウェイに5分ほど乗車すると山頂の展望台に行くことができます。
秋の紅葉が素晴らしいので、秋に訪れる人が多いようですが、春の桜や夏の新緑など四季を通して美しい景色を楽しむことができます。また、映画「八日目の蝉」のロケ地としても有名です。
岬の分教場
岬の分教場は明治35年に建てられ、昭和46年まで実際に分校として使用されていた建物です。高峰秀子主演の映画「二十四の瞳」のメイン舞台として当時を懐かしむ人に人気です。古びた机やオルガンに昔の雰囲気を感じ、時が止まったような空間を楽しむことができます。
樹齢千年のオリーヴ大樹
土庄町にある小高い丘に立つ樹齢千年のオリーヴ大樹、どーんとそびえ立つ千年オリーブ大樹の姿は圧巻で、パワーがもらえそうな気がします。
子ども連れではあまり楽しめないかもしれませんが、大樹のパワーを感じたい人には是非お勧めのスポットです。
小豆島八十八ヶ所めぐり
四国霊場の約10分の1の手軽さながら、その霊験はあらたかとして人気のある「島四国」小豆島八十八ヶ所めぐり。車でめぐるなら2~4泊で、徒歩で巡るなら7~8泊で巡ることが出来ます。
小豆島で楽しめるグルメやお土産
小豆島といえば、何と言っても醤油、オリーブ、そうめんです。これらの特産品は島のあらゆるところで楽しめますので、是非一度は召し上がってみてください。醤油ソフトクリーム、もろみソフトクリーム、オリーブソフトクリーム等、小豆島でしか味わえないようなソフトクリームも沢山あります。
また、小豆島のお土産にはオリーブオイルがお勧めです。国産のオリーブオイルの香りは、輸入物のオリーブオイルとは違いまた格別ですよ。女性には、小豆島産オリーブオイルから作られた化粧品も人気です。
グルメの間では、かんすいを使わず、オリーブオイルで作った小豆島オリーブラーメンも密かなブームになっているので是非試してみてくださいね。
まとめ
小豆島は古き良き時代を感じたり、雄大な自然が感じられる魅力的な島です。その温暖な気候と穏やかな地域性から近年移住者が増えているのも頷けます。
次の休みには、ゆったりとした時間が流れる小豆島で癒されてみませんか。