種子島という島の名前は、聞いたことがある人は多いと思います。実はこの種子島、日常の喧騒から逃れたい、癒されたい方にぴったりの観光スポットが溢れているのです。
今回は是非見て欲しい種子島のおすすめスポットをピックアップしました！
種子島とは？
鹿児島の離島である「種子島」は日本史の教科書にも登場し、鉄砲の伝来や異国から文化が伝わるのに際してたびたび登場した島であり、日本の文化発展に大きく関わった場所です。そして人工衛星の打ち上げなどが行われる種子島宇宙センターがあり、テレビニュースでも取り上げられることのある島でもあります。
面積は人が住んでいる日本の島の中で3番目の大きさで奄美大島、屋久島と並び自然を感じられる観光スポットとして知られています。夏でも風があり過ごしやすいのが特徴で、周囲の海を活かしたシーカヤックやサーフィンなどマリンスポーツを楽しむにはもってこいの島です。
「鉄砲」と「宇宙」にちなんだ観光スポット
種子島の中で「鉄砲」が伝来した場所だと言われているのが「門倉岬」です。種子島の最南端にある岬で、外せない定番スポットと言っても良いでしょう。岬には様々な記念碑があり、御崎神社という神社も観光スポットとして人気が高いです。御崎神社はいつ行っても参拝することが可能で、南蛮船の形をした展望台もあるので、種子島の風景を一目で見渡すことも出来ます。
宇宙にちなんだ観光スポットと言えば、「種子島宇宙センター」です。人工衛星の発射でニュースでも取り上げられることのあるこの場所には、ロケット打ち上げのために仕事を休んで見に来る人も出るくらいです。
ちなみにロケット打ち上げのシーズンは７月下旬から９月末、１月初めから２月末と決まっており、詳細な打ち上げ予定日についてはJAXAホームページで公表されます。ただしロケット打ち上げにはトラブルと遅延は付き物のため、発射時刻の大幅なずれや移動手段の問題等様々な問題をクリアする必要があります。
ロケット打ち上げに情熱をかける方ではなくともセンターの中には宇宙に関する資料、人工衛星やロケットなどのレプリカが展示されていたりして、宇宙に興味がある方もない方も楽しめるようになっています。
そのほか、宇宙センターの周辺には宇宙ヶ丘公園など宇宙にちなんだ場所もあるので、いろいろと回ってみるのも面白いかもしれません。
自然が楽しめる観光スポット
海と広大な自然に囲まれた種子島は自然を満喫できる場所でいっぱいです。鹿児島の気候ならではのマングローブの群生林や都会では見られない美しい海など自然が生み出す素晴らしい景色をぜひその目に納めてみてはいかがでしょうか？
千座の岩屋
「千座」とは「千人が座ることができる」という意味で「ちくら」と読みます。この千座の岩屋は波が崖壁を長い年月かけて侵食し、自然の力で作られた洞窟です。種子島にあるただ一つの海食洞にもなっています。
自然のパワーで作られた洞窟内の幻想的な雰囲気・美しさは、干潮時にしか洞窟の中に入れないことも手伝って、パワースポットとして人気が高い場所でもあります。
種子島観光の際には是非、立ち寄って身も心もリフレッシュしてみてください。
雄龍・雌龍の岩
国道58号線に沿って位置する海に見える夫婦岩です。２つ隆起した部分がある方が雄龍岩で、隆起がない方が雌龍岩と呼ばれています。その由来は災害で起きた崖崩れによって共に命を亡くした夫婦の生まれ変わりだと考えられているからだと言います。
生まれ変わっても尚寄り添う夫婦の姿はとてもロマンチック。恋人や大切な人と一緒に見るもよし、大切な人を思い浮かべながら見るもよし、恋愛成就に一役かってくれること間違いなしでしょう。
馬立の岩屋
千座の岩屋よりに押され気味ですが、外から観た自然の雄大さや迫力は千座の岩屋に決して劣りません。残念ながら洞窟内の壁面がもろくなっており、石の落下などが認められることから安全のために入洞厳禁になっています。
ただ千座の岩屋よりも観光客が少なく、静かに自然を感じたい方にはおすすめです。
宝満の池
種子島で一番大きな淡水湖である宝満の池は宝満神社の聖域とされ、人の手が入らない自然の場所です。自然の雄大さ・荘厳さを感じさせる雰囲気からか様々な伝説が言い伝えられています。
それらの伝説はお祭りの起源になっていたり、馬立の岩屋と宝満の池がつながっているという伝説、水路作りの時に岩から血が噴き出し、龍が飛び出したという伝説など現代でもしっかり伝えられているのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか？種子島は歴史・自然・最先端技術と様々な魅力に溢れている場所だとご理解いただけたのではないでしょうか？自然のままの種子島に癒されるもよし、ロケットの最先端技術に触れてみるもよし、大人も子供も楽しめる場所です。
以上が種子島のおすすめ観光スポットのご紹介でした。是非訪れてみてはいかがでしょうか。
