眠れないほどの痒みが襲う!「毛虫皮膚炎」の症状と治療法

眠れないほどの痒みが襲う!「毛虫皮膚炎」の症状と治療法

 

「毛虫皮膚炎」を知っていますか。「毛虫皮膚炎」は毛虫の活動が活発な季節にみられる皮膚トラブルです。ちょっと緑の多い場所に出かけた後、強烈な痒みに襲われ、眠れないほどの痒みに皮膚科に駆け込む人も多くいらっしゃいます。

今日は「毛虫皮膚炎」についてご紹介します。「毛虫皮膚炎」は誰にでも起こりうる皮膚トラブルですので、対処方法を知っていると安心ですよ。

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毛虫皮膚炎の原因と症状

毛虫皮膚炎とは、毛虫の毒針毛(どくしんもう)や毒棘(どくきょく)が何かのきっかけで皮膚に付着することによって発生する皮膚トラブルです。

症状としては毒針毛に触れた時のチクチクした痛み、しばらくすると始まる強い痒みと赤いプツプツが現れるのが特徴です。

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毛虫皮膚炎の治療は?

毛虫皮膚炎になった場合、まず大事なことは毒針毛を取り除くことです。実は毛虫の毒針毛は非常に厄介で、毛虫に接触しなくても、風で飛んできた毛虫の毒針毛に触れるだけで毛虫皮膚炎を発生させてしまうのです。

毛虫皮膚炎が疑われる場合には、まず患部にガムテープを貼って毒針毛を取り除きましょう。その後よく泡立てた石鹸で患部を洗い、痒みが酷い場合には冷やしてあげましょう

ここで、忘れてならないのが衣類の洗濯です。毛虫皮膚炎になったということは患部だけでなく、その時着ていた衣服にも毒針毛が付着している可能性があるからです。毛虫の毒は熱に弱いため、50度以上のお湯で洗濯することをお勧めします。その際、上着だけでなく、下着も含め、その日身につけていた衣類全てを洗濯するようにしてください。また、刺された本人の衣類だけでなく、一緒に出掛けた人全員の衣類を洗濯することを忘れないようにしましょう。一人が刺されたということは、毒針毛が飛んで付着しているかもしれませんからね。

毛虫皮膚炎に有効なお薬ですが、ステロイドの外用薬が有効です。痒みが酷い場合には内服で抗ヒスタミン剤が処方される場合もあります。いずれの場合でも、自己判断で不適切な治療をしていると症状を悪化させ治療を長引かせてしまいますので、毛虫皮膚炎が疑われる場合にはなるべく早く皮膚科で診てもらいましょう。

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毛虫皮膚炎が完治するまでの期間

毛虫皮膚炎が完治するまでにはどのくらいかかるのでしょうか。毛虫皮膚炎は早い人では1週間程度、長い人では2か月完治まで時間がかかります。毒針毛が患部に付着した状態で掻いてしまうと、毒針が皮膚の奥まで入り込んでしまい治療に時間がかかってしまいますので、刺された時の対処法が重要です。

また、毛虫皮膚炎は強い痒みを伴いますので、無意識に掻き毟ってしまうことが多いのですが、掻き毟ると症状が悪化し、治療期間が長くなりますので気を付けましょう。

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毛虫皮膚炎は伝染する?

毛虫皮膚炎の特徴である赤いプツプツが患部に広がっている様子をみると、触れたらうつるのではないか?近くにいたらうつるのではないか?と不安になることもあるかもしれません。特にお子さんが毛虫皮膚炎になった場合、学校に通わせて良いのか判断に迷いますね。

毛虫皮膚炎は毒針毛に触れない限り発症しませんので、患部に触れたりしてもうつることはありません。ただし、毒針毛を取り除く前に患部に触れたり、衣類に付着していた毒針毛が飛んできて触れてしまい発症してしまうことがありますので注意が必要です。

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毛虫に刺されないためにできること

猛烈な痒みを伴う毛虫皮膚炎ですが、毛虫皮膚炎にならないためには、毛虫に刺されないようにするしか方法がありません。しかし、毛虫は木の葉っぱや草花を餌にしているため、街路樹や庭の木、公園など身近な場所に生息しているため、毛虫を避けて生活するというのは難しいものがあります。

100%防ぐことはできませんが、毛虫対策として、最も毛虫皮膚炎の原因となる毛虫、茶毒蛾が活動する5月から6月、8月から9月の期間、特に注意するのが効果的です。樹木や草花が多い場所に出かけるときは、長袖長ズボンで皮膚を防御したり、茶毒蛾は椿や山茶花を好みますので、これらの花には近づかないようにしましょう。

また、庭の木に茶毒蛾が大量に発生して、庭の草むしりや掃除だけでなく、洗濯ものを外に干すだけで毒針毛が風で衣類に付着し困っているという方には、茶毒蛾に特化した殺虫剤が市販されています。この殺虫剤は茶毒蛾の毒針毛を固めて駆除しやすくするものです。ホームセンターなどではなかなか扱っていないのですが、インターネットで販売されていますので探してみてくださいね。

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まとめ

毛虫皮膚炎とは樹木や草花に生息している毛虫の毒針毛(どくしんもう)、毒棘(どくきょく)に触れてしまうと発生します。毛虫皮膚炎はチクチクとした痛みと、プツプツとした赤い発疹、猛烈な痒みが特徴です。

毛虫皮膚炎にならないためには、毛虫皮膚炎の原因となる毛虫、茶毒蛾が活動する5月から6月、8月から9月の期間に毛虫が生息する場所に行く場合に注意し、茶毒蛾が好む草花には近寄らない、長袖長ズボンを着用することで予防することが出来ます。

万が一、毛虫に刺されてしまった場合には、まずガムテープで患部の毒針毛を取り除き、よく洗浄すること、そして速やかに皮膚科を受診することが大切です。

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