洋服を着る時や脱ぐ時、ドアに触れた時など静電気が起こり不快な思いをしている方はいませんか?静電気が冬に多いのはなぜでしょうか?こちらの内容を参考にして、冬の静電気の悩みから解放されましょう。
目次
原因や発生する仕組み
「バチッ」とした瞬間に軽い痛みを伴う静電気は厄介なものです。セーターを着たりマフラーをつける時などに静電気が起きますが、何故静電気が起こるのか知っていますか?
私たちの体の中にも微弱ですが、電流が流れています。プラスとマイナスの電気の移動の関係で、帯電した状態に静電気が発生します。
マイナスの電気が失われ、プラスの電気のみ残ってしまうと帯電した状態になりますが、電気が溜め込まれた状態でドアなど電気を通しやすい部分に触ると静電気が起こります。
静電気が起こる原因
静電気が起こるにはある条件が関係していることがあります。どのような時に静電気が起こりやすいのでしょうか?
1.環境
静電気は乾いた状態を好みます。冬場は乾燥していて電気が外に逃げづらく、体に溜まりやすい状態です。気温が25℃以下、湿度が20%以下の環境で静電気が起こりやすくなります。
反対に夏は湿気が多く水分が空気中に逃げやすいので静電気が起こりにくいのです。電気は水を通す性質があるので湿気の多い夏場は電気が空中に逃げるのですね。
2.洋服の素材
どのような素材の洋服を着ているかによって静電気の起こり具合も異なってきます。ナイロンやウール素材などは静電気が起こりやすく、綿や麻など天然素材の洋服は静電気が発生しづらいです。
3.重ね着
摩擦によって起こりやすので、セーターやシャツ、コートなど重ね着して、脱ぐときなどに洋服同士がこすれ合ったときに発生します。
除去・予防する方法
瞬間に痛みが走る静電気を何とかして除去したいですよね。体に留まっている電気を外に出したり、他の物に触ることで防ぐことができます。どのような方法があるのか予防する方法を紹介します。
1.壁やコンクリートに触る
体の中に溜まった電気を外に出すには電気を通しやすいコンクリートや木製の物体に触れるようにします。地面でも構いません。但し、ガラスやプラスチック、ゴムなどでは電気は逃げません。
ドアを開ける前にコンクリートなどの壁に触れば静電気が起こることはありません。
2.鍵など金属に触る
ドアに触る前に鍵などの金属製品を握ることで電気が空中に出ていきます。
3.手を保湿する
乾燥していると静電気が起きやすいので、ハンドクリームをつけて手に潤いを与えることで静電気を防ぐことができます。
4.加湿する
空気の乾燥は静電気を起こしやすくします。加湿器などを置いて部屋に適度な湿気をあたえましょう。湿度は、50%〜60%に設定しましょう。
5.柔軟剤の使用
洋服の素材によっては静電気が起こりやすいですが、柔軟剤を使用することで摩擦が起こるのを防ぎ、静電気が発生しずらくなります。
6.体質改善
食事に注意することで静電気を防ぐことができます。体をアルカリ性にすれば起きにくいと言われているので、アルカリ食品である野菜や海藻類、豆類などを積極的に摂るようにしましょう。
便利グッズ
冬になると店頭に多くの静電気予防グッズが売られていますよね。さまざまなグッズが販売されていますが、ここでは効果のある便利なグッズを紹介しますので是非、使って下さい。
静電気防止スプレー
静電気を防ぐ目的で作られているので効果が得られやすいグッズです。スカートを履いた時やセーターを着る時などにスプレーすると良いでしょう。
キーホルダー
キーホルダーなのでバックにつけたり、鍵につけるなど持ち運びに便利なグッズです。
静電気除去シート
自宅のドアなどの横にシートを貼って、ドアを開ける前に触ると静電気を防ぐことができます。
ハンドクリーム
手が乾燥しないようにハンドクリームを塗って手を保湿すると電気が逃げてくれます。手を湿らせると良いですね。
まとめ
冬の静電気に悩まされている方はここで紹介した方法で対策して下さいね。静電気が起こりにくいようにできるだけ湿度を与えるようにしてください。また便利グッズを使用してバチっとする痛みから解放されると良いですね。