気がついたらイライラしている、ふと鏡を見ると眉間にシワが寄っているなど、ストレスを溜め込んでいませんか?現代社会はストレスが溜まりやすい環境で、適度に発散しないと次々とストレスが降りかかってきます。ストレスを溜めすぎると、うつ病や自分に自信がなくなるなど生活が楽しくなくなってしまいます。
今回はイライラを抑える、ストレス発散方法を紹介します。
目次
ストレスとは
「ストレスが溜まった状態」は分かるけれど、「ストレス」は何かと聞かれると少し考えてしまいませんか。ストレスには多様な種類があります。
・気温や痛みなどからくる物理的なストレス
・化学物質や薬品などからくる化学的なストレス
・長時間の残業などからくる肉体的ストレス
・いじめや人間関係などからくる精神的ストレス
ストレスは大きく分けて4つの分類に分けられます。それぞれ原因が異なり、人によって程度も変わるため、一概にどのストレスが原因かは言えませんが、溜まると心身の調子が悪くなってしまうのは共通です。
そもそもストレスの原因って?
物理的ストレス
体が物理的に感じるストレス源です。気温・大きな音や声・湿度など、その場にいることで体の調子が悪くなる事象です。寒い時期にだけうつの症状があらわれる「冬季うつ病」は、気温や日照時間が関係する物理的ストレスが原因と言われています。
化学的ストレス
化学物質やアレルギーなどが原因になるストレスです。カフェインの摂り過ぎ、食品添加物の摂り過ぎ・薬の副作用などが挙げられます。仕事上人体に影響のある化学物質を扱う人や、体が薬品に敏感な人が感じやすいです。
肉体的ストレス
長時間労働や長時間の通勤、ケガなど肉体がダメージを受けることで感じるストレスです。あまりに疲れが溜まっていると疲れているのに眠れないなどの症状が出ます。肉体的ストレスは自身で疲れ具合が認識できるため、対処がしやすいストレスです。
精神的ストレス
心理的な原因で起こるもので、深刻化しやすいストレスです。学校や職場の人間関係・進路・いじめ・DV・セクハラ・失業など、社会で問題視されているストレスの多くが精神的ストレスです。精神的ストレスは社会の中で発生するため、自分の力だけでは解決できず、深く悩んでしまうことがあります。
超簡単なストレス発散方法
誰でも簡単にできるストレス発散法を紹介します。
1.呼吸を整える
ストレスを感じたその場でできる発散法が呼吸法です。腹式呼吸で鼻からお腹に向かって大きく息を吸い込み、口から限界まで吐き出します。ゆっくり深呼吸をするだけでも落ち着きますよ。
2.大声で叫ぶ
大声で叫ぶのもストレス発散の定番です。広い場所がない場合はカラオケボックスで思い切り歌いましょう。
3.ひたすら寝る
何が原因か分からないけれどいつも疲れている、という人はひたすら寝ましょう。眠気がなくなるまでぐっすりと長時間眠ったら、起きた時に心身がすっきりします。風邪を引いたらまず横になりますよね。それと同じで、ストレスによって心身が疲れているのですから十分に休みましょう。
4.趣味に打ち込む
大好きなことをやっている間は心が満たされます。
5.散歩
デスクワークばかりで外に出る機会がない人は、散歩が良いです。外の空気を思い切り吸ってリフレッシュしましょう。
6.マッサージ
ストレスが溜まると体がこわばりやすいです。マッサージでほぐしてあげましょう。
7.アロマテラビー
お気に入りのアロマオイルをハンカチに数滴垂らして持ち歩きましょう。疲れた時に嗅ぐと癒されます。
8.瞑想
嫌なことばかり考えてしまうなら、心を無にする瞑想を行いましょう。良い香りのアロマを炊きながら瞑想すると効果的です。
9.パン作り
生地を「こねて叩く」動作が非常にすっきりします。イライラしていたら、パン生地を伸ばして思い切りテーブルにたたきつけましょう。手間がかかってはストレスになりかねないので、パン生地自体は冷蔵や冷凍のものを買ってくると簡単です。焼きたてパンを食べるのも癒されますよ。
10.掃除
部屋の掃除を徹底的にしてみましょう。イライラする勢いのままに、隅々まで綺麗にできます。我に帰った頃には部屋がピカピカになって一石二鳥です。
11.温かい飲み物を飲む
不安や心配事がある時には、温かい飲み物を飲みましょう。ほっと一息つけます。
12.入浴
少し時間があるのなら、お風呂に入るのもストレス発散になります。汗や汚れと一緒にイライラも洗い流してしまいましょう。
13.感動するDVDを借りる
「泣く」ことはストレス発散に効果的です。感動的な映画を借りてきて思い切り泣くとすっきりします。
14.好きなものを食べる
食べることが好きな人にはぴったりです。普段は買わない高級なケーキを食べに行く、友人とご飯を食べに行くなど、好きな人と好きなものを食べましょう。
15.体を動かす
イライラしてどうしようもない時には、とにかく体を動かします。体操でもスポーツでも何でも構いません。気が済むまで動き回りましょう。
このストレス発散方法はNG!
ストレス発散は心身に良い影響を及ぼしますが、何でもやりすぎはNGです。
・やけ食い
・高額な買い物
・人やものを傷つける行為
・やけ酒
など、未来の自分や周りの人を傷つける行為はやめましょう。
良いストレスもある!
ストレスは悪いものだと考えがちですが、心身に良い影響を与えるストレスも存在します。例えば、スポーツの試合中に感じる張り詰めた緊張感・大切なプレゼンで熱弁を振るう場面での胸の高ぶりなどです。
良いストレスは高いパフォーマンスを発揮するのに役立ちます。辛いストレスから解放されて、良いストレスを活用できるようになりたいものですね。