「お通夜の流れ」の中で、参列者が気を付けたい6つのマナー

「お通夜の流れ」の中で、参列者が気を付けたい6つのマナー

 

冠婚葬祭のイベントは何かとマナーや常識を問われる場所です。うっかりマナー違反をして恥をかくのは出来れば避けたいものですよね。中でも葬儀に関するマナーは葬儀の形式や宗派によって常識が変わってくる厄介なものでもあります。葬儀やお通夜は人が亡くなったという悲しい出来事の延長にあるからこそ、マナーは絶対に守りたいところです。

今回はお通夜のマナーについてご紹介します。

 

そもそも「お通夜」とは?

「通夜」と言われるものは亡くなった方とお別れをするために過ごす最後の夜のことを言います。元来、故人と親しい間柄や身内の人たちの間で行うものですが、現代では故人と知人程度の親密度であれば通夜のみに参加し葬儀には参列しない、予定が合わない場合は通夜だけ参列するといったことも増えてきています。

どこかの会社に所属して働くことが一般的になってきた現代では訃報が入ってすぐに日中のスケジュール調整をするのが難しいという実情があり、通夜だけに参列するという風潮が広まったのも無理はないかもしれません。

前の人の「真似」はこれで卒業!3パターンある「お焼香」のやり方

 

お通夜の流れは?

お通夜の基本的な流れは「受付」→「読経」→「焼香」です。

参列者がするべきことは焼香で終わりです。大体2時間程度で通夜は終了しますが、予定がある場合などはお焼香が終わったら通夜が終了する前に帰るということもNGではありません。

もちろん通夜終了まで参列してもよく通夜終了後に通夜ぶるまいという軽い食事が振舞われる場合もあります。※ないこともあります。

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通夜で参列者が行うこと

受付では

参列者がやるべきこと一つ目は会場に到着したら速やかに受付を行います。受付では短くお悔やみの言葉を述べてください。そのあと、香典を渡し芳名帳に記入をしたら、会場に用意されている席へ座り、通夜開始まで待ちます。

着席時・読経の最中

お坊様が会場に入場して読経している間は、参列者は特に何もする必要がありません。静かにし故人との思い出を振り返るなど故人を見送るための心の準備をしましょう。

焼香

参列者が行うこととして一番大切なのが焼香です。宗派や会場によって焼香の作法が異なりますが、基本的な方を押さえておけば神経質に考える必要はありません。お焼香の前に会場側でお焼香の仕方についてアナウンスがある場合もあります。

大切なのは「故人を悼む気持ちである」というのはよく言われる言葉です。

前の人の「真似」はこれで卒業!3パターンある「お焼香」のやり方

 

参列者が気を付けたいマナー

通夜に参列するとき押さえておくべきポイントをご紹介します。

服装

まずは通夜には何を着ていけばよいのか気になりますよね。通夜は仕事帰りに立ち寄る人も多いため、略式で問題ないと言われていますが通夜だけの参列者が増えたため喪服(黒いスーツやブラックフォーマル)で参列する人も多くなっています。

アクセサリー

通夜参列の際、アクセサリー控えめのものを選び光沢のあるものは避けます。また、パールのネックレスについては、「不幸が重なる」ことを連想させる2連のものは避け、1連のものを身につけて下さい

小物類・カバン

靴・ストッキングも黒くシンプルな装飾のないものを選びます。またマフラーは毛皮のものを避け、カバンは革製品を避けるようにします。

香典

香典につつむお金は、新札を避けるのがマナーです。新札しか用意できなかった場合は二つにおるなどしてわざと折り目をつける風習もあります。香典袋にお札を入れてふくさに包んだ状態で持参します。香典につつむ金額については故人との関係や自身の年代によって変わります。

通夜ぶるまい

通夜ぶるまいは断らないのがマナーで、お腹がいっぱいだった場合でも飲み物だけ口にするなど少しだけでも頂くようにしましょう。

お悔やみの言葉

受付の時にいうお悔やみの言葉ですが難しく考えず「この度はご愁傷様です。」という一言を覚えておけばひとまず安心です。

故人と親しい間柄だった場合にはこの格式張った言い方ではなんとも言いづらいと感じる方もいるでしょう。

そういう場合は「○○さんには大変お世話になっていました。この度は本当に残念です。」など簡単な言葉で気持ちを伝えるのもOKです。

焼香と同様大切なのは故人を悼む気持ちですから形に囚われすぎないことも頭に入れておきましょう。

今回はお通夜に参列する時のマナーについてご紹介しました。もしもの時の参考になれば幸いです。

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