風邪のような症状がずっと続く「黄砂アレルギー」の5つの予防法

風邪のような症状がずっと続く「黄砂アレルギー」の5つの予防法

皆さんは「黄砂アレルギー」というものを聞いたことはありますか?風邪のような症状がずっと続いていて、風邪だと思っていたものが実は違っていた!なんてびっくりですよね。その一つが「黄砂アレルギー」です。「黄砂」とは一時期、環境問題として挙げられていましたが、まさか「アレルギー」があるとは驚きですよね。本日は、「黄砂アレルギー」についてお教えしたいと思います。

黄砂とは?

「黄砂」とは中国の乾燥地域や砂漠、黄土高原からの土壌や鉱物粒子が風によって日本まで浮遊してくる物質のことをいいます。

日本には、だいたい3月から5月に浮遊して入ってきます。日本では春の季節ですね。そのころは、同じくアレルギー症状をもたらす「花粉」も流行する時期です。従って、目のかゆみや鼻水、くしゃみがとまらないといった症状が現れた時、花粉に間違われることもしばしばあります。または、花粉と共に「黄砂アレルギー」が発症している場合もありますので、要注意です。

そして、晴れている日に空気中が少し黄色く感じたり、車の窓に黄色い砂のようなものが付着していれば、それは黄砂です。

風によって日本に浮遊された黄砂は、農作物やわたしたちの生活環境に影響を与えるだけでなく、黄砂の粒子により雲が発生したり、降水に異常をもたらす原因とされています。また、黄砂は大気中に浮遊するだけではなく海にも影響しており、海洋生物にも異常をもたらしています。

そして、黄砂は以前までは「自然現象」とされていましたが、最近では黄砂の出現の頻度が多くなり、被害数が多くなっていることから、「自然現象」ではなく、過度な放牧、農地を頻繁に換えたりすることによる、土地の劣化が原因とされてきています。

そのため、人が及ぼした「環境問題」という扱いになっています。

風邪のような症状がずっと続く「黄砂アレルギー」の5つの予防法

黄砂アレルギーの症状

黄砂アレルギーの症状は、他のアレルギーの症状と似ているうえに、風邪の症状にも似ているため、とても紛らわしいです。主に、目や鼻、皮膚、気管支、肺に症状が現れます。目のかゆみ、目の充血の悪化やくしゃみ、鼻水がとまらない、また、気管支に入ることで咳が止まらなくなり、風邪や喘息のような症状がでてきます。それから、花粉症にも症状が似ているため、間違われることがあります。

たまに発熱することもあることから、風邪を疑うケースが一番多いでしょう。
皮膚には湿疹やかゆみ、アトピーの悪化が挙げられます。

しかし、花粉と違うところが1点あります。それは、粒子が花粉よりも数倍細かいことです。したがって、花粉はマスクで予防できますが、粒子の小さい黄砂はマスクでは予防できないところが要注意ですね。

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黄砂アレルギーの症状の予防法

粒子が花粉よりも数倍細かいといわれている「黄砂」ですが、予防法はあるのでしょうか?花粉だと、マスクをしたりめがねをしたりといったことで予防できますが、かなり細かい粒子である黄砂は、どのようにして予防するのでしょうか。目のかゆみやとまらない鼻水、くしゃみは本当につらいですよね。以下の方法で花粉や風邪より厄介な「黄砂」を予防していきましょう。

1.目の細かいマスクを使用

黄砂と同じくとても粒子が細かい「PM2.5」も今では私たちの生活環境に被害を及ぼしています。そのため、PM2.5専用の目の細かいマスクが最近では市販されています。そういったものを活用するようにしましょう。ポイントは、「普通のマスクではあまり意味がない」ということです。

2.外出した後は要注意

黄砂が出現する季節といわれている3月から5月は特にですが、外出した後は玄関先で服をよくはたき、黄砂を落としてから中に入るようにしましょう。また、手洗いうがいをすぐにしてから、なるべく服の着替えを行いましょう。

さらに、時間に余裕があればシャワーを浴びて、身体を綺麗に洗いながすことも効果がありますよ。

3.手っ取り早いのは外出を控えること

3月~5月は外出をなるべく控えることが大事です。この季節になると気象庁が黄砂情報を報道します。したがって、気象庁の予報をみて、黄砂がひどいときは外出を控えるようにしましょう。

また、黄砂がひどいと予報された日には外出を控えるだけでなく、部屋の喚起時間を短めにしましょう。そして、喚起時間にも注意しましょう。

黄砂は気温が上がり始めたころに浮遊し始めるので、喚起をする際は早朝の5分~10分ですませてくだだい。

さらに、黄砂がひどい日には洗濯ものや布団を干すことも控えましょう。部屋干しすることをおすすめします。半渇きの臭いが気になって部屋干しに抵抗がある方もいらっしゃるとは思いますが、そういった臭いは洗剤を変えることで抑えることができます。

4.空気清浄機を使用する

部屋の喚起ができないのも嫌ですよね。また、部屋の中に黄砂が入った場合もアレルギーの発症につながります。そんなときは、高機能フィルターの空気清浄機を使って、部屋の中の空気をクリーンにさせましょう。

5.緑茶の効果を活用

緑茶に含まれている「カテキン」とい栄養素には、アレルギー反応を鎮静する作用があります。目のかゆみや充血、鼻水やくしゃみ、皮膚のかゆみなどアレルギーの症状が発症した場合は、食後に緑茶を飲むことも効果的です。

黄砂が出現する時期はだいたい3月から5月ですが、早めの対策をとる必要は十分にあります。2月ごろから黄砂対策を意識していきましょう。

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