夏の家計を圧迫する「エアコン」の電気代が節約できる10の工夫

夏の家計を圧迫する「エアコン」の電気代が節約できる10の工夫

日本の夏は、年々暑くなっているような気がしませんか?毎年猛暑といわれているような記憶があります。そんな暑い日本の夏に欠かせないのが「エアコン」です。ですが、このエアコン、かなり省エネになったとはいえ、夏場の電気代はエアコンによってぐっと引き上げられてしまいます。

夏の電気代の実態と、みなさんがよかれと思ってやってしまっているNGな節約法をご紹介いたします。また、エアコンを使っても、電気代が節約できる工夫もあわせてご紹介いたします。これを知れば、きっと次の夏の電気代は怖くなくなるので、是非参考になさってください。

夏の電気代の半分がエアコン!

みなさんのご家庭の夏場の電気代、高いですよね。寒い季節がやっと終わって暖房器具も片づけるとポカポカ陽気の春がきます。そこでグッと電気代が安くなります。でもホットしたのもつかの間、すでに梅雨時期からエアコンが必要になる事もあるので、電気代がグッとまた上がってしまいます。

7〜9月にかけての電気代を比較してみると、右肩上がりで上昇しているはずです。やはり、9月いっぱいまでは残暑も厳しいので、どうしてもそうなりますよね。また、夏場はお子様がいるご家庭では、学校や幼稚園がお休みになるので、ほぼ24時間付けっぱなしという所も少なくないのではないでしょうか。

夏の電気代の約半分はエアコンです。節約したくても、暑さを我慢して倒れたり、命をおとしてはもともこもありません。今まで夏場の電気料金を抑えるべく、様々な方法をお試しになってきたのではないでしょうか?でも、自分が思うように電気代が下がらないというご家庭も多いと思います。

今まで行っていた節約方法、どこかに間違いがないか一度確認してみましょう。

夏の家計を圧迫する「エアコン」の電気代が節約できる10の工夫

実はNGな節約法

みなさんが、エアコンの電気代の節約にと考えてとった行動が、実はNGだっということがありますのでご紹介いたします。

ドライ運転

冷房運転よりも、ドライ運転の方が湿度もとってくれるし、電気代も安いと思っていませんか?それは大きな間違いです。

普通の冷房運転をすると、室温が下がると同時に、湿度も下がります。ですが、ドライ運転では、温度はそのままの状態で、湿度を下げるという運転をします。エアコンの設定温度を保つ為に、冷やした物を温めなおして部屋に送る事があります。

ドライ運転中に、急に送風口からちょっと生ぬるい風が出ていることがありませんか?それがこの状態です。ただ単に冷やすという冷房運転とは違って、ドライ運転はかなり複雑な運転の仕方になっているのです。

その為、冷房運転よりも、ドライ運転の方が電気代は高くなってしまうのです。

こまめに電源OFF

ちょっと出かけるから消す。というこまめに電源をOFFすることが、電気代の節約になるといわれていますが、エアコンに関してこれはNGだったのです。エアコンは、設定された温度に保つようになっています。暑い夏にいったん電源をOFFにしてしまうと、どんどん部屋の温度は上がっていきます。

外から帰宅したら、外よりも室内の方が涼しく感じられるかもしれませんが、エアコンに設定している室温よりも高くなってしまいます。そこでまた電源を入れることで、設定温度まで下げるよう運転することになります。温度を下げに行く時に電気代はかかので、こまめな電源OFFではかえって電気代が高くなってしまうのです。

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電気代が節約できる工夫

1.エアコンはつけっぱなしで

ここ最近よくいわれるようになったのが、エアコンの節電対策には、つけっぱなしがいいという目からウロコな節約方法です。つけっぱなしがいいからといって、夏場一度も消さなくてもいいというわけではありません。

こまめにON、OFFするとかえって電気代がかかってしまいます。少しの外出程度なら、つけっぱなしのほうが節約になります。

2.フィルターはこまめに洗う

エアコンのフィルターはすぐにホコリでいっぱいになります。これが、電気代がかかる元になってしまいます。最低でも1週間に1回は掃除機でホコリを吸って、水洗いをして天日干しするようにしてください。

3.風量は自動運転

最新式のエアコンは、風量を上手に調節してくれるので、設定温度になるまでは強風、温度が目標に達したら微風へと、室温に合わせて自動運転してくれます。設定温度に下げる時に一番電気代がかかるので、風量は自動運転にするのが節約になります。

4.設定温度は28度

28度と聞くと「暑い」と思う方もいるかもしれませんが、実際は、これくらいがちょうど体にも適温なのです。設定温度が1度違うだけで、約10%の節約が実現できます。

5.室外機の掃除

室外機はいがいに掃除されないままのご家庭が多いのですが、これも電気代を上げてしまう原因となります。シーズンごとに、業者に依頼してきれいにしてもらうことをおすすめします。

6.室外機にはすだれを

室外機は直射日光が当たっている所が多いようです。室外機が熱くなってしまうと、それだけ電気代がかかるのです。どうしても位置がかえられないのなら、すだれなどを利用して日陰を作ってあげたり、時折水を欠けて、本体を冷やしてあげてください。

7.扇風機

エアコンの冷たい空気は、下に滞留しがちです。お部屋全体を効率よく冷やすなら、扇風機を床にめがけて風が当たるようにすることで、冷たい空気が部屋全体にまんべんなく広がってくれます。

8.外から帰ったら換気

暑い夏、外から帰った時、部屋が蒸し風呂状態のご家庭もあるでしょう。そんな時は、まずは窓を開けて、換気扇を回してお部屋全体の温い空気を外に追い出してしまいましょう。ある程度部屋の温度を下げてからエアコンをつけることで、ムダに温度を下げる為に電気を使って頑張らせなくて済みます。

9.窓にはすだれ

お部屋の窓に直射日光が当たると、それが部屋の温度を上げてしまいます。特に西日が強く差し込むご家庭は注意が必要です。少しでも直射日光を避けて、部屋の温度が上がるのを防ぐために、すだれや、ゴーヤカーテンなどをすることをおすすめします。

10.エアコンの風は上向きで

冷たい風はどうしても下に滞留する性質があるので、エアコンの風は上向きにしておきましょう。

夏の家計を圧迫する「エアコン」の電気代が節約できる10の工夫

買い替えも検討を

今お使いのエアコン、10年経過しているなら買い替えた方が電気代はかなり安くなります。とはいいえ、エアコン自体が高い買い物なので、なかなか簡単に「そうします」とはできないかもしれません。

ですが、古いエアコンで頑張って節約をしても、おそらく最新機種の省エネ機能にはかなわないでしょう。次の夏が無理でも、どこかで買い替えを検討されてみてはいかがでしょうか。

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