日本と似てるけど微妙に違う!韓国料理の食べ方のマナー4つ

日本と似てるけど微妙に違う!韓国料理の食べ方のマナー4つ

韓国は、日本から近い国なので、文化的にも共通することが沢山あります。日帰り弾丸ツアーもできるほど身近な国なので、韓国文化をもっと知りたいと興味をもっている方も少なくないでしょう。

韓国ドラマから火が付いた韓流ブームが落ち着き、韓国では一時期のように日本人観光客であふれることはなくなってきましたが、そんな今だからこそ、韓国を深く知りたい人には良いチャンスだと言われています。

韓国旅行や韓国文化に興味のある方は、まずは「食」から韓国を探ってみましょう。日本と共通すること多いからこそ、間違えやすい韓国の食事マナーについてご紹介します。

韓国料理のメニューはどんな感じ?

日本では、韓国料理の定番はキムチと焼肉と思っている人が多いのですが、韓国料理は焼肉が代表的なメニューではありません。

日本と同様に、稲作が盛んな国なので、白いご飯とおかずという、日本の家庭料理と同じようなメニューも沢山あります。地方によって特色のあるメニューも豊富です。

韓国の宮廷料理を再現するメニューを出しているレストランもありますので、歴史的にも興味深い食文化のある国です。代表的なメニューを見ておきましょう。

スープ類

スープの種類はとても多く、具材をスープに入れた煮込み料理も、スープとして扱われるものもあります。日本の女性にも大人気のサムゲタン(寒鶏湯)は、鶏の中に薬膳の食材やモチ米を入れて煮込むもので、美味しいのはもちろんですが、身体を内側から温めて、女性の体調を整える効果も注目されていますね。

他にも、コムタン、カルビタン、テグタンなどがあります。基本的には、1人ずつの器で食べるのがスープのメニューになります。

鍋類

チゲという言葉で呼ばれることが多いのが、韓国の鍋料理です。韓国語で「チゲ」は「鍋」のことを現しているので、「チゲ鍋」というのは間違いです。

すっかり日本でも定番の鍋料理にもなったキムチチゲは、白菜キムチを入れた代表的な韓国の家庭の味です。豆腐を使ったスンドゥブチゲや、チョングッチャンチゲなど種類は豊富にあります。

麺類

日本のうどんによく似ているククスという麺や、そば粉を材料とした冷麺などがあります。冷麺は、日本と同じように焼肉を提供するお店のメニューになっていることが多いのですが、専門店もあります。

韓国の冷麺をルーツとしたものが、盛岡冷麺として、日本でも郷土料理になっています。

ごはん類

韓国料理の代表的なご飯メニューは、ビビンバや海苔巻きです。チュクというお粥は、朝食に食べることが多く、粒のない状態にしています。

スープにご飯を入れたクッパも、ご飯メニューの種類になります。

日本と似てるけど微妙に違う!韓国料理の食べ方のマナー4つ

食器類の扱い方

韓国では、お箸とスプーンを使い分けます。日本の食事では、お味噌汁やお吸い物などの汁物でも、お椀を直接口に運びますから、スプーンがセットになることはありませんが、韓国料理では、食器類を持ち上げないのが基本です。

お箸とスプーンは縦方向にセットされるので、食事中も同じようにします。箸を使って食べている時は、スプーンは置きましょう。同じく、スプーンを使っている時は、箸は置きます。金属製の箸とスプーンを使うことも多いので、食器に当てて音を出さないように注意しましょう。

箸の持ち方、スプーンの持ち方は、日本で言われるマナーと同じです。正しく箸が使えないと、金属製の平べったい箸は扱いにくいので、食べ物を落としたりしないように注意しましょう。

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韓国料理の食べ方のマナー

韓国料理のマナーとして、知っておきたい基本的なポイントです。

食べる順番

スープを最初に口に運び、それから食べるようにします。いきなり他の料理から手を付けないのが韓国料理のマナーです。温かいスープは右側に置くようにします。

韓国では、温かいものを冷ましてしまうのは良くないので、できるだけ温かいものは先に食べるようにします。乾いたものや、冷たい食べ物は左側に置くようにして、ご飯はスープの左側に置きます。

きれいな食べ方

韓国の食事マナーとして、食べ物をかき回すことや、真ん中から食べることは行儀が良くないので、注意しましょう。ご飯やおかずは、端から食べるようにします。

スプーンでご飯を食べることはマナー違反ではないのですが、スプーンにご飯がくっつきやすいので、ご飯をすくったら、スープに少し浸して食べるようにすると、スムーズに食べられます。

韓国での食事のワンポイント

韓国の家庭で食事をご馳走になる機会があるなら、知っておきたいこととして、少しだけ食べ物を残すようにします。日本では、これは礼儀として反しているように感じますが、このマナーは世界中には韓国以外にも存在しているんですよ。

これは、食べ切れないくらいのもてなしを受けたことをカタチとして伝えるマナーです。「もうお腹いっぱいで、食べ切れませんでした。」ということになるわけです。

日本では、残すのは失礼なことだと教えられていますので、無理にでもキレイに平らげたリするのは、「十分なおもてなしではなかった」という意味になってしまうのです。お店で食べる時には、それは考える必要はありませんよ。

日本と似てるけど微妙に違う!韓国料理の食べ方のマナー4つ

韓国の方との食事では

韓国では、年上の方に対する礼儀がとても重んじられています。それは食事の時も同様です。もしも韓国の方と食事する機会があり、それが年上の場合は、その方が手を付けるまでは、食事をはじめないことと、食べるペースを合せることもマナーの一つなので、そのような機会があれば、参考にして下さいね。

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