島根県にある隠岐の島は自然の絶景と歴史を感じられる史跡がある場所として注目を集めています。今回は隠岐の島にある観光スポットや隠岐の島へのアクセス方法をご紹介いたします。
隠岐の島への旅行を考えている方は参考にしてくださいね。
目次
隠岐の島とは?
隠岐の島(おきのしま)は島根県にある群島です。島根半島からおよそ50㎞北に位置しており、歴史的には後鳥羽上皇と後醍醐天皇が島流しされた場所としても知られています。
隠岐の島を構成するのは島後、西ノ島、中ノ島、知夫里島という人が住む島4つとその他おおよそ180の無人島。総人口は約23,000人、総面積は約350平方㎞で東京ドーム約30個分に相当します。
現在、隠岐の島は自然が織りなす絶景や歴史を感じられる史跡などの観光スポットが多いと注目を集めています。
非日常な絶景を見たり、心が落ち着く史跡を訪れたりすると疲れた心も癒されるでしょう。
隠岐の島の観光見どころスポット
約180にも及ぶ島々で構成されている隠岐の島を訪れたらどこに行けばよいのか迷いませんか。
ここでは、隠岐の島で人気の観光スポットを10か所ご紹介いたします。隠岐の島旅行を検討している方は参考にしてみてくださいね。
ローソク島
島後の北西約20㎞の場所にあるローソク島はその名が示す通り、ローソクのような形をしています。
ローソク島を訪れる場合は遊覧船に乗るのがおすすめですが、特に夕方は夕焼けに浮かぶ島の絶景を見られると評判です。
遊覧船は事前予約が必要なので、予定が決まったら確認しておきましょう。
壇鏡の滝
壇鏡の滝は島後にある日本の滝百選の一つです。雄滝とその100m離れた場所に雌滝があり、イメージが異なる2つの滝を眺められます。
雄滝では裏側に回っておよそ40mの高さから水が落ちてくる様子を眺められ、自然の迫力を体感できるでしょう。
玉若酢命神社
島後にある玉若酢命神社は本殿などが重要文化財に指定されている由緒ある神社です。
隠岐三大神社の一つで毎年6月5日には御霊会風流というお祭りも開催されているので、この時期に隠岐の島を訪れた人は見学すると良いでしょう。
神社にある樹齢2,000年を超える八百杉も見逃せません。
白島展望台
白島展望台は島後北部の白島海岸にある展望台です。隠岐の島を構成する数多くの島のほかに白い岩肌や真っ青な海の絶景を楽しめる場所として人気を集めています。
展望台へ続く道では冬に咲くアジサイや様々な地域の植物が混在する様子などをゆっくりと見学するのもおすすめです。
浄土ヶ浦海岸
浄土ヶ浦海岸は島後の東部の約1㎞続く海岸です。歴史を感じられる古松や迫力ある岩礁群、青い海が見どころです。
海岸の周辺ではスキューバダイビングやキャンプも楽しめるので、アクティブな旅行を楽しみたい方でも満足できるでしょう。
かぶら杉
島後のかぶら杉は樹齢がおよそ600年。高さはおよそ38mで根本付近で6本に分かれているのが特徴です。県道316号線にあるので、ドライブの途中で訪れてみても良いでしょう。
見落としてしまうこともあるので、地図などでよく確認してくださいね。
岩倉の乳房杉
島後の大満寺山にある岩倉の乳房杉は樹齢およそ800年です。地上約10mの場所で15本に分かれており、そこから20以上の根が下がっています。
垂れ下がった根が乳房に似ていることから乳房杉と名付けられ、地元の人からは神木として扱われています。
隠岐モーモードーム
隠岐モーモードームは承久の乱で隠岐の島に島流しされた後鳥羽天皇の慰霊の為に始まった牛突きを見学できる場所です。
体重が1,000kg以上になることもある雄牛同士の牛突きは迫力があり、隠岐の島の歴史も感じられます。旅行前に開催日程を確認しておくと安心ですよ。
隠岐国分寺
隠岐国分寺は奈良時代に聖武天皇によって建てられた寺院の跡です。隠岐の島で初めて建立された寺院であり、国の史跡に指定されています。
鎌倉時代には隠岐に島流しされた後醍醐天皇が行在所として使用したと考えられており、後醍醐天皇行在所跡としても知られています。
赤ハゲ山
島前の知夫里島にある赤ハゲ山は標高325m。隠岐だけでなく、島根半島などの景色を眺められる場所として人気です。
春になると放牧されている牛の様子や一面に広がる大根の花も見ることができ、都会では見られない風景にいやされます。
隠岐の島へのアクセス方法
飛行機で隠岐の島へ
隠岐の島最大の島後には隠岐空港があり、大阪の伊丹空港や島根の出雲縁結び空港から飛行機でアクセスできます。
所要時間は伊丹空港から隠岐空港が約1時間、縁結び空港から隠岐空港が約30分。東京から隠岐に行くには伊丹空港か出雲縁結び空港での乗り換えが必要です。
船で隠岐の島へ
海を眺めながら隠岐の島に向かいたい人は船でアクセスするのがおすすめです。本土からは高速船とフェリーが出ています。
本土から島後に行く場合、高速船は約1時間、フェリーでは約2時間30分です。本土から島前の来居港へもフェリーが運航されており、所要時間は約2時間です。
隠岐の島内の移動
西ノ島、中ノ島、知夫里島で構成される島前と島後を移動する際も高速船とフェリーを利用します。高速船で約30分、フェリーの場合は約70分です。
島内の交通手段としては路線バス、観光タクシー、レンタカーが利用できます。
隠岐の島旅行を楽しもう
隠岐の島は自然の美しさや日本の歴史を感じられる場所です。自然の迫力に驚いたり、史跡で厳かな雰囲気を感じたりすると日ごろの疲れや悩みも忘れられ、リフレッシュできるでしょう。
日本海に浮かぶ隠岐の島は海の幸なども楽しめるので、観光とともに食事を楽しむのもおすすめです。