母子の命にも関わる「妊娠高血圧症候群」の原因と3つの予防法

母子の命にも関わる「妊娠高血圧症候群」の原因と3つの予防法

妊娠中は、様々な体のトラブルに注意しなければいけません。場合によっては母子の命にかかわることもあります。そんな妊娠中のトラブルで怖いものの一つが「妊娠高血圧症候群」です。妊娠中の方なら、この言葉は知っている方がほとんどのはずです。ですが、一体どういうものなのかご存知ですか?

今回は妊娠高血圧症候群についてご紹介いたします。原因や症状、予防法も併せてご紹介いたします。トラブルのない妊娠生活を送る為にも、是非これは知っておいてください。

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妊娠高血圧症候群とは?

妊娠20週から高血圧になり、産後12週頃に元に戻るのを妊娠高血圧症候群とよんでいます。高血圧、尿たんぱく、血管障害、臓器障害などが症状として現れます。

この症候群には、早発型と遅発型があります。早発型は文字通り妊娠20週頃から32週未満で現れるものをさします。遅発型の場合と比較すると重症化しやすいので注意が必要です。

全ての妊婦さんに現れるものではありませんが、おおよそ1割程度の妊婦さんにみられます。重症化すると、母子ともに非常に危険な状態となります。

母体

症状が悪化した場合は、肝機能や腎機能障害、痙攣などを起こすこともあります。また脳出血などの可能性もあります。

胎児

胎児への影響は非常に大きくなってしまいます。具体的にあげると、

・低出生体重児
・子宮内胎児死亡
・胎児発育不全

などがあげられます。

このように、母子にとって非常に注意すべきものなのです。医師の指導を守り、症状が悪化しないようにしなければいけません。

母子の命にも関わる「妊娠高血圧症候群」の原因と3つの予防法

妊娠高血圧症候群の原因と症状

原因

残念なことなのですが、まだハッキリとした原因はわかっていません。これだけ注意が必要なのに原因がわからないとなると、ますます不安になってしまいますよね。原因は解明されていませんが、今の時点で判明している事もあります。

妊娠高血圧症候群になる人には、いくつかの特徴があります。

・高齢出産
・若齢主産
・初産
・太っている(肥満気味)
・痩せすぎている
・疲労が蓄積している
・睡眠不足である
・双子などの多胎妊娠
・持病(腎臓病・糖尿病・高血圧)がある
・妊娠高血圧症候群になったことがある

これらの特徴に当てはまる方は注意しなければいけません。妊娠した時に、病院によっては問診時にこれらの確認があります。あてはまる妊婦さんには、事前に指導や注意などをしてくれます。

症状

母体に見られる症状は、頭痛やめまい、尿たんぱくがおりるなどがあります。また、浮腫みの症状もみられますが、これは妊婦さんの多くに起こる症状ですので、むくみという部分だけでは妊娠高血圧症候群と診断することは極めて難しくなります。

先にも少し書かせていただきましたが、ママの体には

・脳出血
・肺水腫
・子癇発作
・常位胎盤早期剥離
・肝機能障害
・腎機能障害

などの症状がみられる可能性があります。

一方、お腹の赤ちゃんに見られる症状としては、

・低出生体重児
・胎児機能不全
・胎児発育不全
・低酸素脳症

などの可能性があります。

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妊娠高血圧症候群の予防法

妊娠高血圧症候群が怖いものであるということは、ここまでで十分にわかっていただけたはずです。でも、怖がるばかりではいけません。まだまだ明確な原因はわかっていないだけに、予防法も確立しているわけではありません。

ですが、先にもなりやすい人の特徴を紹介したとおり、太り過ぎていたり、痩せすぎていたり、高血圧であったりすると発症する確率が上がってしまいます。そうならないように、まずは食生活から変えていく必要があります。

妊娠中は摂取カロリーにも注意しながら、バランスの良い食生活を心掛けましょう。予防する為には、塩分の取り過ぎにも注意してください。疲れやストレスは溜め込まずに、都度解消するようにしましょう。また、適度に運動する習慣をつけておくことも大切です。

妊娠前から健康的な生活を送っていれば、それほど怖がるものではありません。ただ、持病をお持ちの方は、妊娠が判明したらすぐに産婦人科で診察を受け、医師の指示に従うようにしてください。

母子の命にも関わる「妊娠高血圧症候群」の原因と3つの予防法

治療法について

妊娠高血圧症候群の治療法としては、軽い場合は、体重管理と塩分摂取量の指導になります。妊娠中はどうしても食欲が増し、体重も急激に増えてしまいます。そういったこともこの病気の原因となりますので、妊娠中の食生活管理は重要です。

症状が重度になってしまった場合は、血圧を下げる為のお薬が処方されたりします。また、母子の状態によっては、時期をみて早めにお産をし、産後に母子共に治療をしていくということもあります。

原因がハッキリしていないだけに、確実に予防することは非常に難しく、症状が出てから改善するのも、妊娠中のデリケートな時期などはかなり精神的に辛いことになります。

妊娠が分かった時からでも遅くはありませんので、まずは食生活をしっかりと見直しましょう。食べ過ぎも、食べなさすぎもよくありません。産後の授乳期も、お子様の発育を大きく左右することになるので、栄養がありバランスの良い食生活を心掛けてください。

また、不足しがちな栄養素は、妊婦さん向けのサプリメントなどで補うようにしてくださいね。

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